ある人が死亡した場合、その人について相続が開始します。この場合、死亡した人のことを「被相続人」といいます。つまり、被相続人とは、遺産相続が行われるときに財産を残して死亡した人のことです。 法律上、被相続人の配偶者にはかならず相続する権利が認められ、相続人が引き継ぐ相続財産の中には被相続人が生前持っていたすべての財産が含...
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遺言書(いごんしょ・ゆいごんしょ)とは、ある人が死亡する前に、自分の死後に親族の間で相続トラブルが発生しないように残したり、自分の財産をどのように分配するのかを指定するために作る書面のことを言います。 実務では遺言書に関して、つぎのような質問をよく受けることがあります。 「遺言書(遺言状)は自分で書けるんですか?」 「...
「遺産相続の場面で、相続人やその配偶者が財産の使い込みをしていた場合、横領罪になるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、相続人やその配偶者が財産の使い込みをすると横領罪や窃盗罪が成立することがあります。ただし、使い込みをした者が被相続人の「配偶者」「直系血族」「同居の親族」である場...
お世話になった近所の人にお礼代わりに預貯金を残したい、特別可愛がっていた姪や甥に自宅を残したいなど、相続人以外にも財産を残したいケースは多いものです。そんな時に使えるのが「遺贈」という制度。遺贈された方は拒否することができるのでしょうか?今回は、遺贈とその拒否方法(放棄)について解説します。 遺贈とは 遺贈とは、財産を...
被相続人が亡くなって相続が開始される時点で、被相続人の子が亡くなっていたり、相続欠格や廃除によって相続権を失っている場合、その子の子(孫)が代わりに相続します。これを代襲相続(だいしゅうそうぞく)といいます。 ここで、被相続人が多額の借金を抱えており、プラスの財産よりマイナス財産が多いケースで、被相続人の子が存命中に相...
預貯金の仮払い制度とは、一定額を上限として、遺産分割が成立する前でも各法定相続人が被相続人の預貯金を銀行から出金できる制度です(民法第902条の2)。民法改正により新設され、2019年7月1日に施行されています。ひとつの金融機関から引き出せる預金の上限額は150万円までとなっています。 この記事では、相続に強い弁護士が...
親に多額の借金があるようなので、親が生きているうちに相続放棄しておきたい… 親と不仲なので相続問題に関わらないよう、親の生前に相続放棄できないものか… 特定の相続人に自分の遺産を相続させたくない…生前に相続放棄させることはできないだろうか… このようなことでお悩みではないでしょうか。 結論から言いますと、生前に相続放棄...
限定承認(げんていしょうにん)とは、相続財産(遺産)の中に借金などマイナスの財産が含まれている場合において、プラスの財産の範囲内で借金などを清算し、余った財産があればそれを引き継ぐという相続方法です。 相続財産の中に借金などの債務が含まれている場合、うっかり相続してしまうと大変なことになりかねません。 そのような遺産を...
遺留分が侵害された場合に、財産を受け取った人に対して遺留分相当額を請求できる期限(時効)は何年だろう… このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言いますと、遺留分侵害額請求権の時効は、遺留分を主張できる権利者が、相続が開始したこと、および遺留分を侵害する贈与または遺贈があったことを知ってから1年です。 ただ...
死後認知(しごにんち)とは、父親の死後に非嫡出子(法律上の婚姻関係にない男女間に生まれた子ども。たとえば、愛人や内縁の妻が産んだ子。)やその法定代理人などが認知の訴えを提起し、非嫡出子と父親との間に親子関係を発生させるための手続きです(民法第787条)。 この記事では、相続に強い弁護士が 死後認知とは 死後認知の手続き...
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