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【解説】パパ活で女性から脅迫!対処方法を弁護士が解説

パパ活で相手の女性から脅迫されてしまった!

スマホアプリなどを使い、軽い気持ちで「パパ活」をする男性がたくさんおられます。その中には、社会的地位があって高収入な方も少なくありません。
しかし、パパ活で女性と会ったことが原因で、脅迫などのトラブルに巻き込まれるケースが数多く発生しているので注意が必要です。
特に社会的地位のある方がパパ活の相手女性から「世間に公表する」などと脅迫されると、対応に窮してしまいがちです。

そのようなときには、早急に法律の専門家に相談をして脅迫行為を辞めさせる必要があります。

今回は「パパ活」の相手から脅迫されたときの対処方法を、弁護士が解説いたします。

1.パパ活で知り合った相手から脅迫されやすい方の特徴

パパ活とは、アプリなどを介して女性が男性と知り合い、デートや性行為などを行うのと引換にお金を受け取ることです。いわゆる「援助交際」と同じですが、利用者層は中高生ではなく、OLなどであるケースもよくあります。

パパ活で知り合った女性と安易に会うと、男性側が脅迫される事例が多いので注意が必要です。特に狙われやすいのは、社会的地位とお金のある方です。
たとえば上場会社に勤務していて部長などの管理職、役員などとなっている方、公務員の方、医師や歯科医師の方、士業や政治家、経営者など信用のある方がターゲットにされやすい状況です。「脅せば高額なお金を引っ張れる」と思われて、相手からつけいられやすいのです。

2.パパ活で知り合った相手から脅迫されるパターン

2-1.「妻や会社に言うぞ」と脅される

よくあるのは、相手の女性が「パパ活で女性と関係を持ったことを奧さんや会社に言うぞ」などと言って、お金を要求してくるケースです。女性本人ではなく、女性の「彼氏」や「男友達」「知り合い」などの正体不明の人物が登場して脅してくるケースもあります。

2-2.「物を盗った」と言われて脅される

パパ活で女性と会っていると、別れ際や別れた後などに「あなたと会っているときに財布やカードがなくなった、あなたが盗んだのだろう」などと言われるケースがあります。「お金を払わないと被害届を出して警察沙汰にする」などと脅されるパターンです。

2-3.相手の女性の「彼氏」「夫」が出てきて脅される

パパ活で女性と会っていると、女性の「彼氏」や「夫」が現れて「不倫しているのか!」などと修羅場じみた演出をされ、「慰謝料を払え!」と脅されるパターンもあります。「払わないと妻や会社にバラす」などと言って追い詰めてきます。

2-4.不倫関係がもつれて不当要求される

パパ活で知り合った女性と交際していると、別れようとしたときに「別れるなら奧さんに全部話す」「別れたいなら〇〇万円の慰謝料を払ってほしい」などと不当要求されるケースがあります。

パパ活は大きなトラブルにつながる危険をはらんでいるので、安易にすべきではありません。

3.パパ活で脅迫されたときにやってはいけないこと

パパ活で相手の女性や正体不明の男性から脅されたとき、やってはいけない対応は以下のとおりです。

3-1.言われるままに払ってしまう

相手から請求されるままにお金を払ってはいけません。相手の請求は不当請求である可能性も高いからです。また一度払ったら「カモ」にされて次々に追加請求される可能性も高くなります。

3-2.個人情報を提供してしまう

相手から、脅迫と同時にいろいろなことを聞かれるケースがあります。住所や電話番号、勤務先や家族関係などの情報です。断ると「反省していない」などと責められるので、ついつい話してしまいがちですが、いったん個人情報を教えると何に悪用されるかわからないので、絶対に教えてはなりません。

3-3.誰にも相談しないで一人で抱え込む

パパ活で脅迫を受けた場合、「周囲に知られたくない」という思いから一人で抱え込んでしまう方が多数います。しかし脅迫は犯罪です。被害者が一人で抱え込んでいては解決できませんし、むしろ状況がどんどん悪化していきます。
しかるべき機関に相談することで意外なほどすんなり解決できるケースも多いので、すぐに相談をすべきです。

4.パパ活で脅迫されたとき、適切な対処方法とは

パパ活で脅迫されたら、どのように対処するのが適切なのでしょうか?
それは、可能な限り早く弁護士に相談することです。弁護士の中でも不当要求や脅迫、クレーマー対策、男女トラブルなどの対応に積極的な弁護士に相談しましょう。
パパ活で知り合った相手を脅迫してお金を払わせるのは「恐喝罪」という犯罪行為です。これまでの経験上、法律の専門家である弁護士が介入して警告を発したら、相手は意外なほどすんなり退いていき、何事もなかったかのような状況となるパターンが多数です。
「弁護士に相談したら仕返しされるかも知れない、バラされるかもしれない」と心配される方もいますが、パパ活について配偶者に知らせると、女性の方が配偶者から慰謝料請求されるリスクが高くなります。また不必要にパパ活を周囲に触れ回ったら「名誉毀損罪」が成立する可能性もあります。このようなことは相手もよく分かっており、弁護士が出たらあきらめて、二度と連絡してこないケースが多くなっています。

当事務所では、パパ活や援助交際、不当要求、脅迫などのトラブルを多数解決してきました。実績とノウハウを蓄積しておりますので、パパ活の相手から脅迫されてお困りであれば、お早めにご相談下さい。

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