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リベンジポルノ相談件数最多!SNSのみの友人・知人にも裸写真を送信、転送してしまう若者たち

リベンジポルノの相談件数は、年々増加しています。
恋人や友人に軽い気持ちで送った裸や下着姿の写真、あるいは性的な行為をうつした動画を悪用され、苦しんでいる女性が増えているのです。
 

目次

リベンジポルノの相談件数が増加中

リベンジポルノとは相手への嫌がらせなどの目的で、相手の性的な
写真や映像を拡散する行為です。
一度SNSやネット上にアップされた画像や動画は拡散し、アダルトサイトや掲示板などに転載されるおそれもあります。
被害者としては自分の性的な画像や映像が世間の目に触れることで精神的に大きなダメージを受け、また画像や映像が見られているかもしれないという恐怖から日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
気軽に自撮りのできるスマホ、あるいは友人・知人とネット上で気軽につながれるSNSが普及したこともあって、リベンジポルノの被害にあう人は年々増加しています。
被害者のほとんどは女性で、特に10代・20代の若い世代で多くの被害がでています。
 

リベンジポルノ問題の背景にあるもの

リベンジポルノで使われる写真や映像の多くは、被害者自身が自撮りで撮影したもの、もしくは被害者が承諾したうえで撮影されたものです。
自分の姿が写った性的な写真や映像を軽い気持ちで恋人や友達に共有してしまった結果、後になってトラブルになるケースが増えています。
 

恋人が加害者に

リベンジポルノの加害者は、被害者自身の知り合いである場合が多いといわれています。
特に多いのが、交際相手(元を含む)が加害者になるケースです。
恋愛中のカップルが互いの性的な画像や動画を共有し、楽しむというのはしばしば行われているところかもしれません。
また高校生の間でも、こうした行為は気軽に行われているようです。
しかし、こうして送られた性的な画像や動画が交際相手の手元に残っていることは、女性側にとってはリスク以外の何者でもありません。
円満な関係が続いている間はよいのですが、その後関係が悪化したときに復讐の材料として使われる可能性があるからです。
 

知人・友人が加害者になるケースも

知人・友人に軽いノリで送った性的な自撮り画像が流出し、リベンジポルノ被害に発展するケースもあります。
飲み会に行った際その場のノリで撮った写真がSNS上で知り合いに共有されてしまった、友達に送った彼氏との写真が拡散されたなどの事例があります。
リアルの知人・友人だけでなく、ネット上でしかつきあいのない知人・友人に送ってしまうケースも意外と多いようです。
こうした行動の背景には、今の若者には「友人に嫌われたくない」という気持ちが強く、友達に頼まれると断れない傾向があるからだといわれています。
 

リベンジポルノが脅迫の材料として使われる事件も多い

リベンジポルノ被害は実際に拡散した画像・映像の存在に被害者や被害者の家族・知人が気づいて発覚するケースが珍しくありません。
その一方で、性的な写真や映像が脅迫の材料に使われるケースも多く存在しています。
実際「言うことを聞かないと裸の写真をネット上に拡散する」などと脅され、相談に来る方は多いです。
こうした脅迫については、脅した側には刑法上の犯罪が成立する可能性があります。
もし相手に脅されてしまったら、早めに弁護士や警察に相談しましょう。
 

もしリベンジポルノの被害にあってしまったら

もしリベンジポルノの被害にあってしまったら、まずは画像や映像のこれ以上の拡散を防ぐことが大切です。
また加害者に損害賠償を請求したり、警察に被害を訴えたりすることも検討しましょう。
 

拡散を未然に防ぐ

まだインターネット上に画像や映像が出回る前の段階であれば、画像・映像の流出を防ぐことが最優先になります。
すぐに弁護士に相談し、適切な対処法を考えてもらいましょう。
脅されているような場合、弁護士は相手に警告をしたり、交渉をしたりして画像・映像の流出を阻止します。
 

画像や映像の削除を依頼する

すでに拡散が始まっている場合は、一般社団法人セーファーネット協会などに連絡して問題の画像や映像の削除を依頼しましょう。
 

損害賠償を請求する

リベンジポルノを拡散する行為や、性的な画像や映像を使って脅迫する行為等は、民法上の不法行為に該当する可能性があります。
不法行為に該当する場合には、被害を受けた側には加害者に損害賠償をする権利が発生します。
 

警察に相談する

リベンジポルノ、さらに性的な画像や映像を使って脅迫する行為には、刑事責任を問える可能性があります。
被害者に刑事責任を追及するためにも、速やかに警察に被害にあったことを報告しましょう。
 

リベンジポルノ関連の事件に巻き込まれたら

リベンジポルノを防ぐためには、誰かに頼まれても性的な写真や映像を送らないことがまず重要です。
しかし、頼まれて断りきれなかった、あるいは恋人同士で気持ちが盛り上がって「つい」というようなケースもあると思います。
もしリベンジポルノ関連の事件に巻き込まれそうになってしまったら、早い段階で一度弁護士のアドバイスを受けてみるのもよいかもしれません。
弁護士は法的な観点から様々な助言を行い、また必要なサポートを行います。
リベンジポルノは、被害にあった女性にとってはその後の人生に影響をも与えかねない悪質な犯罪行為です。
1人で悩まず、まずはお話だけでも聞かせていただければと思います。

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