他の法律事務所との違い
民事的な争いごとは、ある人に何かをしてほしい、あるいは何かをやめてほしいという依頼者の希望を、弁護士が代理して法律の力で実現を目指すものです。
男女トラブルも特別な専門知識が必須というわけではなく、弁護士であれば誰でも取り扱い自体は可能です。そのため、多くの法律事務所が「男女トラブル対応」を謳っています。
しかし、どの弁護士に依頼しても同じ結果になるわけではありません。男女トラブルには、恋愛感情や愛情、情、そして憎しみといった、複雑な人間感情が色濃く反映される特徴があるからです。
確かに、最終的には金銭トラブルへと発展するケースも多いですが、そこに至るまでの背景には、単なる損得勘定では説明できない感情の絡み合いが存在します。この感情面を軽視すると、かえって解決が遠のくリスクさえあるのです。
不倫や離婚に伴う慰謝料請求、交際中に貸し付けたお金の返還、親権争い、ストーカー被害やDV・モラハラに関する刑事告訴など、弁護士であれば法的な手続きは対応できます。
しかし、男女間にあった特別な関係性や感情の機微を理解せず、ただ粛々と手続きを進めるだけでは、争いが長期化したり、より深刻な対立に発展するリスクがあるのです。
当法律事務所では、依頼者のご希望を尊重するだけでなく、「依頼者にも落ち度がなかったか」という点まで含め、事細かに聞き取りを行っています。これは、依頼者を責めるためではありません。相手方の心情を推察し、より遺恨を残さない解決に導くために必要なプロセスだと考えています。
実際に、他事務所と比べて聞き取りの時間は長くなりがちですし、中にはご負担に感じる方もいらっしゃいます。
それでも、わずかな情報の違いが最終的に結果を左右することもあるため、解決までどうかご協力いただければと思います。
当事務所の特徴を一言でいえば、どんな案件も丁寧に、決して妥協せず対応することです。当たり前に思われるかもしれませんが、それを本当に実行できる法律事務所は、決して多くありません。