交際中の彼氏が時折見せる言動が気になる…結婚後にモラハラ夫になるのではないだろうか…
交際中の彼に対してこのような不安を感じている女性もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、男女問題に強い弁護士が、結婚後にモラハラ夫になる可能性の高い男性の特徴を解説していきます。
離婚は結婚の何倍もの労力がかかると言われていますし、とくにモラハラ夫との離婚は一筋縄ではいきません。そのため、結婚してから後悔しないよう、記事を最後まで読んで、アナタの彼氏がモラハラ夫になる特徴を備えているのかどうかしっかりと見極めましょう。
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モラハラ夫になる可能性が高い彼氏の特徴
結婚後にモラハラ夫になる可能性が高い彼氏の特徴は次の通りです。
- ①乱暴な発言・暴言が目立つ
- ②命令形式での指示が多い
- ③なにごとも自分中心で考えている
- ④他人の意見への不平・不満が多い
- ⑤外見・他人の評価を異常に気にすることが多い
- ⑥相手に対して見下した態度をとることが多い
- ⑦自分語り・自慢話が目立つ
- ⑧自分の周囲の人間を順位付けしている
- ⑨平気で嘘をつくことが多い
- ⑩怒ると怒鳴ったり、物に当たることがある
- ⑪幼少期に十分な愛情を受けられなかった
- ⑫嫉妬心が強く、他人行動を拘束したがる
- ⑬自分の関心の無いことは無視して無関心な態度が多い
- ⑭プライドが高い
①乱暴な発言・暴言が目立つ
モラハラ夫になる可能性が高い男性は、日常的に乱暴な発言・暴言を吐いている傾向があります。
モラハラ夫予備軍の男性は、最初は丁寧な物腰で接していたとしても、日常のふとした瞬間に、キツい物言いが飛び出すことがあります。そのような兆候は、生活の中に隠れている取るに足らないようなトラブル・不都合の際に目にすることになります。
例えば、前を走っている自動車のスピードが遅かったり、コンビニの店員・飲食店の会計が遅かったり、大声で話す酔っぱらった集団とすれ違ったりした際に彼がどのような反応を示すか注意深く観察してみましょう。
「うるせえな」「遅えな」「もたもたしやがって」「鬱陶しいな」、そのような乱暴な発言が目立つ場合には、将来モラハラ夫へと変貌する可能性があります。なぜなら、乱暴な言動が最終的には妻となるあなたに向けられる可能性が高いからです。
②命令形式での指示が多い
あなたに対して命令口調で指示してくることが多い場合には、将来モラハラ夫になる可能性があります。
交際している男性に「~しろよ」「~しなよ」と命令されると、俺様タイプで男らしいと惹かれてしまう女性も多いことは事実です。
しかし、なにごとも相手に命令して行動をコントロールしたいと思っているタイプの男性は、将来モラハラ夫になってしまう可能性が高いのです。
なぜなら日常的に相手に命令して行動を変えさせようと思っている男性は、相手の気持ちや意見に対して敬意を払うという態度が欠如している傾向が強いからです。
あなたの立場や考え方を尊重して、「こうした方が良いと思うよ」「こっちの方がいいんじゃないかな」というアドバイスや意見という段階を経ることなく、いきなり「こうしろ・ああしろ」と命令してくる相手には注意しておく必要があります。
このような男性は自分の思い通りに相手の行動を支配・コントロールしなければ落ち着かない・気に入らないと考えている可能性が高く、このタイプは将来モラハラ夫になる可能性が高いと言えるでしょう。
③なにごとも自分中心で考えている
将来モラハラを行うようになる男性は、世界が自分中心に回っています。
自己中心的なものの考え方とは、自己と他者の境界性が曖昧な状態の人に多いです。
つまり自分が考えるように他人も考え、自分が感じるように相手も感じるはずだと信じている人です。したがって、他人独自の感性や考え方があるということを認めることができません。
そのうえで、自分のように考え・感じない人は、「間違っている」「おかしい」と評価するようにさえなるのです。
このようなモラハラ夫の兆候がある男性は、すべてが自分の主観で成り立ってるため、相手の立場や視点に立って物事を考えるということができないのです。
④他人の意見への不平・不満が多い
上記のように、モラハラ夫になる男性は、自分の考え方や感じ方を他人も共有していると錯覚しているため、それに反する他人の行動や発言は「間違いである」と評価・断定してしまう傾向が強いです。
当然、自分とは異なる考え方や発言をする人が世の中にはたくさんいます。しかしモラハラ夫予備軍の男性は、そのような人たちを口汚く罵ったり、公然と批判することが多くなります。
「あいつには常識がない」「ちょっと考えればおかしいことが分かる」など、一般常識や社会など大きなくくりを根拠にして他人の行動を批判する人物には注意しておきましょう。実際には具体的な根拠・理由はなく、自分が気に入らない発言・行動をモラルやコモンセンスに反すると断じて糾弾している可能性が高いのです。
⑤外見・他人の評価を異常に気にすることが多い
外見や他人の評価を異常に気にすることが多いというのも、モラハラ夫には多い特徴です。
モラハラを行う男性は、断定口調・高圧的態度をとることが多いため、自分に自信があり頼りがいのある男性と映ることがあります。しかし実際には、自己肯定感が低いことの裏返しとして他人に対して高圧的な態度などをとっている可能性があります。
自分に自信がない人ほど「他者の意見」や「世間の評価」というものの影響を強く受けてしまいます。モラハラ夫が「世間一般」とか「社会常識」などの言葉を多用しがちなのも、自分自身に対する自信の無さの現れであると考えることができます。
このように、モラハラ夫は他人から「良い人」「立派な人」であると思われたいという動機に駆られて行動することが多いのです。
外面が良いので交際期間中はモラハラを行うような人には思わなかったというケースも多いです。そのため他人の評価をどのくらい気にしているかということを注意深くチェックしてみることが重要です。
⑥相手に対して見下した態度をとることが多い
モラハラを行うことになる男性は、相手を見下したような態度で批判したり誹謗中傷することが多いです。
モラハラ夫予備軍の男性は、あらゆる点で相手より自分が優位に立つことを重要視しています。それは、職業や会社内での立場・収入の多さなど社会的なステータスのみならず、心理的なプレッシャーをかけることで優位に立ったように感じることも多いです。
そのためパートナーに対しても、見下した態度を示してダメ出しをするという行為が目立つようになってきます。
したがって、「そんなことも知らないの」「常識があれば分かる」など相手の罪悪感を抱かせて行動変容を促そうとしてくる相手の場合には注意が必要です。
⑦自分語り・自慢話が目立つ
日頃からあなたに対して自分語り・自慢話ばかりしているという彼氏にも注意が必要です。
なぜなら、いかに自分のすごいか・評価されるべき人物なのかを延々と語る相手は、自己肯定が低く精神的に不安定な可能性が高いからです。
逆に自己肯定感が高い男性は、他者がどのように自分のことを評価してようともゆるぎない自信がありますので、周囲に対して自分の評価を高めるようなPR活動を行う必要がありません。
そのため相手の話や相談を聞いていたはずが、結局自分の話や過去の逸話を語って終わるような相手は、常に周囲から高評価・承認が貰えないと不安になってしまうタイプの人物である可能性が高いです。
⑧自分の周囲の人間を順位付けしている
将来モラハラを行うようになる男性は、自分の周囲の人間に順位をつけてランキングを作成している人物である傾向が強いです。
なぜなら、モラハラ夫は人間関係というものを、お互いに対等な横の繋がりではなく、優劣のある縦の関係であると捉える傾向が強いため、できるだけ相手より順位が上に立とうと躍起になるからです。
そのため彼氏が、周囲の人間に対して「あいつは負け組」「カースト上位」「あんなやつら」などランク付けしている発言が多い場合には、要注意です。
⑨平気で嘘をつくことが多い
モラハラ夫は自己肯定感が低く、ミスや失敗を恐れている人が多いです。
そのため実際の結果や実像を、ちょっと盛ったり嘘によってより良く見せようとします。
完璧主義がゆえに実際の自分の状態と望む自分の状態に、埋められない差が出てきてしまいます。そのようなギャップを埋めるために、モラハラ夫は日常的に嘘やでまかせを言うことに抵抗感がない人が多いのです。
そのため日頃から些細なことで小さな嘘をつくことに抵抗がない相手には、注意しておく必要があります。
⑩怒ると怒鳴ったり、物に当たることがある
怒った際に怒鳴ったり、物に当たってあなたを威圧するような態度をとる相手も、将来モラハラ行為を行うようになる可能性があります。
自分の思い通りにならない場合に、大きな声や大きな音など外的な要因によって、あなたに心理的なプレッシャーを与え、自分の望むような結果になるように持っていこうとしているからです。
このような人物は、相手を粘り強く説得して納得させたり、対話によって解決するよりも、相手を威嚇・威圧して行動を変える方がコスパが良いと考えている可能性が高いです。
そのため将来的にも自分が気に入らないことが起こった場合には、モラハラ行為によってあなたの行動をコントロールしてこようとする可能性があるのです。
⑪幼少期に十分な愛情を受けられなかった
幼少期に虐待を受けていたり、両親から十分な愛情を受けられなかったりした場合には、将来的にモラハラ行為をするようになる可能性があります。
なぜなら、幼少期に自分がされていたことと同じようにパートナーに接してしまったり、パートナーに依存しているがゆえに自分の価値観を強く強要したりするようになる傾向があるからです。
また幼少期に十分な愛情を受けられなかった人物は、精神的に不安定になりやすい傾向があるため、ふとしたことで激昂や失望を示す可能性もあります。
⑫嫉妬心が強く、他人行動を拘束したがる
嫉妬心が強く、相手の行動を拘束・監視したがる人物も将来モラハラ行為を行うようになる可能性があります。
そのような人物は、相手を信頼することができず常に裏切られる恐怖を感じていることから、相手の行動をすべて把握して相手の行動範囲を制限するようになるのです。
⑬自分の関心の無いことは無視して無関心な態度が多い
モラハラ夫は自分の地位や立場に関係の無い事項については、まったく興味を示さず無関心な態度をとることが多いです。
そのためパートナーが困っている相談や悩み事などについては表層的な対応だけして特にコミットを見せないことが多いのです。
逆に自分の関心事や悩み事について、相手の反応が悪いと不満を抱きがちです。
⑭プライドが高い
モラハラ夫は、ミスを認められない完璧主義である傾向が強いため、プライドも高い可能性が高いです。
自分が苦手なことや得意でないことを素直に認めることができず失敗の原因を自分以外の第三者に転嫁することも多いです。
また素直に謝罪できないというのもモラハラ夫に良くみられる特徴です。
モラハラ夫予備軍の彼氏との結婚は避けるべき
将来モラハラ夫になる傾向がある人物であっても、交際期間中には優しい面・思いやりがある面を見せる場面も多いでしょう。
しかし、上記のような傾向が複数見られる場合には将来的にはモラハラ夫に変貌を遂げる可能性も高いです。
そして上記のような傾向はいずれも無意識で現れる傾向が強く、さらには事後的には改善が望めない可能性も高い性質のものです。
そのためこの記事で解説したようなモラハラ夫になる彼氏の兆候を見逃して結婚してしまった場合には、将来相手の嫌がらせや態度に苦労させられるかもしれません。結婚で幸せになるためにも、今回解説した複数のサインについては折に触れてチェックしておくことが重要でしょう。そのうえで、彼とは幸せな未来を描くことが出来ないと感じた場合には早めに別れを告げましょう。
もっとも、既に婚約している場合には婚約破棄で慰謝料請求される可能性もありますし、モラハラ夫予備軍の彼氏は常に自分が正しいと考えているため、なぜ別れを告げられたのか理解できずに別れに応じてくれないケースも多々あります。
もし、モラハラ夫予備軍の彼氏と交際解消で揉めた場合には弊所の弁護士までご相談ください。男女トラブルの解決実績が豊富な弁護士がアナタの力になります。
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