改正後におけるストーカー規制法について |女性弁護士による女性専用法律相談窓口

若井綜合法律事務所 法律相談 女性専用窓口

平日・土日祝 9:00〜22:00 03-5860-9420

  • 初回相談 無料 0円
  • メールでの お問い合わせ
  • LINEでの お問い合わせ

改正後におけるストーカー規制法について

ストーカー行為は犯罪です。
ストーカーについては年々厳罰化・処罰範囲の見直しが進み、今では改正ストーカー法の成立によってオンライン上で行われるストーカー行為についても規制できるようになりました。
現在ストーカーの被害に苦しみ、悩んでいる方は警察や弁護士などに一度相談してみることをおすすめします。
 

目次

改正ストーカー規制法とは

ストーカー規制法はストーカー行為を規制し、特に悪質なものには刑罰を科す法律です。
しかし従来のストーカー規制法はメールを使った「つきまとい」行為を規制対象になっておらず、その結果逗子ストーカー殺人のような悲惨な事件も起きています。
その後2回改正され、現在ではメールはもちろん、いわゆるネットストーカー(SNSなどを使ったネット上でのストーカー行為)も、規制対象になりました。
 

改正ストーカー規制法で規制される「ストーカー行為」

ストーカー規制3条では、「つきまとい等をして、その相手方に身体の安全、住居等の平穏もしくは名誉が害され、または行動の自由が著しく害される不安を覚えさせてはならない」と規定されています。
また、つきまとい等を反復して行った場合にはストーカー法の規制対象となり、場合によっては刑罰の対象になります。
そして、こうした「つきまとい等」にあてはまる行為には次のようなものが挙げられます。
 

つきまとい、待ち伏せ

リアルの世界でのつきまとい、待ち伏せは、文字通り「つきまとい等」に含まれます。
 

監視

監視も規制の対象になります。
実際の監視だけでなく、監視をしている旨を告げる行為も含まれます。
盗聴行為はそれだけでは罪に問えませんが、ストーカー行為とあわせて行われた場合はストーカー行為として規制の対象になる可能性があります。
 

面会や交際の要求

執拗に交際を要求したり、いやがる被害者に面会を求めたりする行為も規制の対象です。
 

侮辱的な言動やネット上などでの誹謗中傷

リアルの世界で罵声をあびせたり、ネット上の掲示板やSNSで誹謗中傷を行ったりする行為も規制対象になります。
 

動物の死体などを送付する行為

動物の死体や汚物などを送りつける行為も規制の対象になります。
 

卑わいな画像や映像を送りつける行為

性的な画像や映像をDMやメールで送りつける行為なども、ストーカー規制法で規制されます。
 

無言電話など

無言電話をかける、大量にメールやDMを送りつけるといった行為が該当します。
 

監視・盗聴されていると感じた場合は?

監視、盗聴されていると感じて友人や家族に話したところ、「気のせいじゃないか」「考えすぎでは?」と信じてもらえなかったという人もいるでしょう。
そのような場合は一度、興信所に頼んで調査してもらうのもよいかもしれません。
盗聴器などの証拠が見つかれば、警察などにも対応してもらいやすくなります。
気になることがあったら、まずは証拠を押さえましょう。
 

よくあるストーカーの被害事例

ここでは、よくあるストーカーの被害事例について紹介します。
 

SNSのアカウントに大量のDMが送りつけられて困っている

いわゆるネットストーカーといわれるタイプの事案では、SNSのアカウントに大量のDMを送りつける、ブログのコメント欄などに執拗に書き込みをする、個人情報を特定してネット上で拡散するといった迷惑行為が問題になっています。
SNSのアカウントなどについては、たとえ匿名の加害者であったとしても発信者情報開示請求で身元の特定が可能です。
弁護士に相談し、対策を練ってもらいましょう。
 

しつこく復縁を迫られて困っている

別れた後に元交際相手がストーカー化してしまう場合もあります。
このタイプのストーカーは交際の継続を求めてつきまとったり、面会に応じないと脅迫をしてきたりします。
ストーカーの行為がエスカレートした結果、過去には殺人事件や傷害事件に発展したケースもありました。
被害を防ぐためにも、早めに弁護士や警察に相談しましょう。
 

ストーカー被害に対して弁護士ができること

ストーカーの存在は被害者となった方にとっては恐怖以外の何者でもありません。
繰り返されるつきまとい行為により、「普通の生活が送れない」「職場に迷惑がかかりそう」と、すでに生活に大きな影響が出ていらっしゃる方、さらに不眠やうつ症状といった精神面の不調を抱えるようになった方もいると思います。
ストーカー規制法の改正により、リアルの待ち伏せや監視などはもちろんのこと、ネット上のストーカー行為も規制、あるいは処罰の対象にできるようになりました。
ストーカー行為は立派な犯罪行為です。
警察への付き添いや告訴・告発、民事上の慰謝料請求など弁護士にできるサポートの形もありますので、まずは一人で悩まず、お話だけでも聞かせていただければと思います。

その他のコラム

一般社団法人セーファーインターネット協会入会のお知らせ

「元カレに送った性的な画像・映像がインターネット上に出回ってしまった」 このようなリベンジポルノ被害に遭ってしまったら、まずは問題の画像や映像を削除することを優先的に考えましょう。 セーファーインターネット協会のセーフラインに通報するなど、今からでも被害の拡大をくい止められる方法があります。 もしもリベンジポルノ被害に遭ってしまったら リベンジポルノの被害については、本人が自分で問題の画像

セカンドレイプに気をつけよう(相談した相手が拡散等)の事例等

性暴力にあった被害者に対して無神経な言動で追い打ちをかけるセカンドレイプは、決して許される行為ではありません。 信じて被害を打ち明けた人が加害者になるケースもあり、被害者としては二重、三重に心を傷つけられることもあります。   セカンドレイプとは セカンドレイプ(性的二次被害)とは、レイプなどの性暴力被害を明らかにした被害者に対して、周囲の人が被害を思い出させるような言動をしたり

リベンジポルノ防止法についての解説

リベンジポルノは犯罪です。 加害者には民法上の不法行為責任でなく、刑事責任をも問うことができます。 ここでは、リベンジポルノを規制するリベンジポルノ防止法の内容、さらによくある被害事例について解説します。 もしも被害に遭ってしまったら、被害の拡大を防ぐためにも早めに警察や弁護士に相談しましょう。   リベンジポルノとは 相手への嫌がらせのために、相手の性的な画像や動画をインタ

職場でのセクハラ、嫌がらせ、ストーカー

1日のうち、多くの時間を過ごす職場。 気持ちよく仕事をするためにも、職場の環境は大事です。 しかし、残念ながら職場環境に恵まれる方ばかりとは限りません。 なかには職場で辛い思いをしている方もいます。   「セクハラにあっていてつらい」 「職場の同僚がストーカーになってしまった」   もし自分、あるいは同僚や部下がこのような被害にあってしまったら、早めに信

出会い系やナンパで会った人と飲んで泥酔ラブホ。実は睡眠薬盛られてた

「仕事帰りに寄った飲み屋でナンパされ、気づいたらラブホテルにいた……」 「アプリで知り合った相手と飲んでいるうちに眠くなり、記憶が飛んだ。目覚めたのは自宅だったけど、下着をはいていなかった。眠っている間に何をされたのかわからず、怖い」 もしこのようなことがあったのなら、それはレイプドラッグの被害にあっているせいかもしれません。 恐怖やショック、不安な気持ちを抱えて日常生活に戻るのはつらいこと