風俗で働いていることを、家族、恋人、友人、昼職の職場などに知られることを「身バレ」といいます。
世間では性風俗店で働く女性に対する偏見が根強く残っているため、風俗業に従事していることを『絶対に知られたくない』と考える女性は多いでしょう。とはいえ、
- 「どうすれば風俗の身バレを防ぐことができるのだろう…」
- 「そもそも、どうして風俗で身バレすることがあるのだろう…」
とお考えの方も少なくないのではないでしょうか。
また、当事務所には、風俗業で働いていることがネット上で暴露されたり、身バレを利用して脅迫を受けるなどの被害に巻き込まれた風俗嬢の方々からの相談が多く寄せられています。
そこでこの記事では、風俗トラブルに強い弁護士が、
- 風俗で身バレしてしまう原因
- 風俗嬢が身バレを防ぐための対策
- 風俗嬢が身バレ対策のある店を選ぶポイント
- 風俗嬢が身バレトラブルに遭った場合の対処法
について詳しく解説していきます。
なお、ネット上で風俗の身バレ被害に遭った方や、身バレをネタに脅迫を受けた方で、犯人特定や損害賠償請求、不当要求の阻止を希望される方は、全国無料相談の弁護士までご相談ください。
誰でも気軽に弁護士に相談できます |
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風俗で身バレする原因
風俗嬢として働く場合、身バレを防ぐためにはさまざまな対策を講じる必要があります。身バレの原因としては、風俗店側の情報公開と管理の不備による拡散まで、さまざまな要素が関係しています。以下では、風俗で身バレする代表的な原因をいくつか紹介します。
1. 無意識の行動による身バレ
風俗嬢が自分では気づかずに行った行動が原因で身バレすることがあります。無意識に取った行動がきっかけで、周囲に風俗嬢であることがバレてしまうケースが多いです。
- 派手な生活や高額な消費
風俗で働くことで収入が増えると、生活に余裕が出てきます。ブランド物の購入や頻繁な旅行など、普段とは違う派手な行動が周囲に不信感を抱かせ、風俗で働いていることがバレる原因になりやすいです。 - 風俗のテクニックをプライベートで披露する
仕事で身につけたテクニックを、プライベートで知らずに使ってしまうこともあります。例えば、彼氏やパートナーとの関係で、仕事で学んだ技術を試すと、違和感を感じた相手が風俗嬢だと気づくきっかけになります。
こうした無意識の行動は、注意していないと風俗で働いていることがバレてしまう原因となります。
2. 風俗のお客に素性がバレる
お客との接点を持つことで、素性がバレてしまうこともあります。風俗嬢として働く際は、お客に素性を知られないようにすることが重要ですが、いくつかのシチュエーションではお客にあなたの情報が伝わってしまうこともあります。
- 街で偶然お客と遭遇
普段行く場所や住んでいる地域で、風俗を利用したお客と偶然出会うことがあります。顔を知られていないと思っていても、同じ街で会ったことがきっかけでバレてしまうことがあるので、注意が必要です。 - 会話でプライベートな情報を漏らす
お客との会話中、うっかり自分が通っている学校や住んでいる場所を話してしまうことがあります。風俗で働いていることを隠している場合、こうした言葉が原因で素性がバレる可能性が高いです。 - ストーカー行為が原因でバレる
一部のお客は風俗嬢に強い執着を持ち、ストーカー的な行動を取ることがあります。たとえば、プレゼントの中にGPS発信機を仕込まれたり、居場所を特定されることによって、自宅の場所や本名が知られてしまうリスクがあります。
なお、ストーカー客による身バレが不安な方は、風俗嬢向けストーカー対策5選と被害時の対処法も合わせて読んでみてください。
3.ネットで本人特定・情報拡散される
近年、インターネットを介して風俗嬢の情報が特定や晒されるケースが増えています。信頼している人から意図せず情報を漏らされることや、嫌がらせ目的で情報を拡散されることもあります。
- SNSでの不注意な投稿
SNSに風俗嬢としてのアカウントでプライベートな日常の写真を投稿することで住所が特定されてしまうことがあります。例えば、自宅マンションの室内画像やベランダ越しに見える景色の画像から住んでいるマンションが割り出されることもあります。 - 掲示板での晒し
ストーカー客や、人気嬢に嫉妬した同業者などが風俗嬢の個人情報を調べ、爆サイや5ちゃんねるなどの匿名掲示板に、氏名・住所・電話番号などを晒すことで身バレしてしまうこともあります。 - 信頼していた人からの情報漏洩
友人や知人に風俗で働いていることを話してしまうと、その情報がネットで広まることがあります。信頼していた相手でも、関係が悪化したり、誤解が生じた際にその情報が漏れ、インターネット上で拡散されることがあるため、慎重に扱うべきです。
4. 風俗店側の情報公開と管理の不備
風俗店側の情報公開と管理の不備が原因で、身バレのリスクが高まることがあります。
- キャストプロフィールの詳細な記載
お店のWebサイトや求人広告に掲載されるプロフィールには、個人的な情報(出身地や前職、趣味、目立つ経歴)が詳細に記載されることがあります。このような情報があまりにも具体的だと、身バレのリスクが高くなります。特に、特定の地域や経歴に結びつく情報が含まれている場合、周囲の人々が簡単に特定できてしまうことがあります。 - SNSでのシェア
近年、多くの風俗店が集客のためにSNSを積極的に活用しています。店側は、風俗嬢の画像や動画をSNSに投稿する際、顔がわからないようにモザイク処理を施すなど、配慮をしています。しかし、顔を隠すだけでは、ほくろやタトゥー、その他の身体的特徴によって、見る人が見れば誰であるかがわかってしまうことがあります。このように、店側が画像や動画の加工を慎重に行わないと、身バレするリスクが高くなります。
風俗嬢の身バレ対策30選
ここでは、絶対に身バレしたくない風俗嬢の方が今すぐ実践すべき身バレ対策を、
- 1.プライベートにおける身バレ対策
- 2.風俗の仕事における身バレ対策
- 3.ネット関係における身バレ対策
に分けて、計30個紹介していきます。
今すぐ簡単に実践できる身バレ対策を多数紹介していますので、参考にしてください。
1.プライベートでおける身バレ対策
まずは、日常生活における風俗嬢の身バレ対策について解説します。
日常生活における身バレ対策をしておくことで、プライベートな友人・知人に性風俗店で働いていることを知られることを避けることができます。
具体的に、私生活内でできる身バレ対策としては、次のようなものがあります。
- ①風俗嬢をしていることを絶対に友人・知人に話さない
- ②性風俗業界における業界用語を使わない
- ③派手なお金の使い方をしない
- ④風俗嬢の道具を持ち運ばない
- ⑤プライベートで仕事上のスキルを披露しない
- ⑥お店で使用している下着や服を身に着けない
- ⑦風俗嬢の給与口座としてプライベート口座を使わない
- ⑧バレそうになった場合の返事を用意しておく
- ⑨ダミーのアリバイや設定を用意しておく
①風俗嬢をしていることを絶対に友人・知人に話さない
性風俗店で働いていることがバレないようにするためには、ご自身が風俗嬢をしていることを私生活上の友人や知人に話さないことが大切です。
仲の良い友人を信頼して話したとしても、相手がお酒に酔って他人に全部話してしまったり、関係性が悪化した際に腹いせに秘密をばらされたりする可能性があります。
また、性風俗店で働いているということを話した結果、偏見や嫌悪感を持たれて徐々に関係が破綻するというケースもあるため、風俗で働いていることは誰にも言わないようにしましょう。
②性風俗業界における業界用語を使わない
性風俗業界の世界でしか使われていない業界用語はたくさんあります。
ご自身はお店でお客やスタッフの間で日常的に使用している用語であっても、夜職に関わったことがない人にとっては、全然知らない業界用語であるということは少なくありません。風俗嬢として仕事中に使っている言葉や用語について、プライベートな会話や空間でうっかり使用してしまうと身バレにつながるおそれがあるため注意が必要でしょう。
性風俗業界における業界用語としては、次のようなものがあります。
- アウトコール:キャストがお客へのサービスが終了して部屋を出る際に行う連絡のこと
- 後追い:風俗を利用するお客のうち、お店のホームページやポータルサイト、ネット掲示板、SNSなど他人の口コミや感想を見てから利用する人のこと
- インコール:アウトコールの逆で、サービスを開始する際にキャストがお店に連絡を入れること
- 蟻(あり):「本番=性行為あり」の意味
- 裏オプ:裏オプションの略。お店が提供しているメインのサービスやオプションとは別に、裏でこっそりキャストがお客様に提供しているサービスのこと
- 裏引き:キャストが、お店を通さずにお客様と会って金銭をもらい、性的な行為を行うこと
この他にも、風俗嬢が使用する道具や性具の詳細を、プライベートな会話で出すと、夜職の経験があることを相手に感づかれるおそれがあります。
③派手なお金の使い方をしない
派手なお金の使い方をしていると身バレにつながるおそれがあります。昼職とは別に風俗店で勤務している疑いをかけられてしまう行動に、以下のようなものがあります。
- 高級レストランや外食ばかりしていることをSNSなどに投稿する
- 頻繁に旅行に行っている様子をSNSなどに投稿する
- 常にブランド物の服や持ち物を身に着けている
- 美容やコスメに高額なお金をかけている など
風俗嬢になると、昼職とは比べ物にならないほど高い収入が得られる可能性があります。そのため、お金が手に入ると、外食や旅行、ブランド物にお金を使いたくなる気持ちは分かります。
しかし、そのような場合でも、これ見よがしに身に着けていたり、SNSにアップすると、身バレにつながるおそれがあるため控えましょう。
④風俗嬢の道具を持ち運ばない
お店から仕事の依頼があったらすぐに行けるように、風俗嬢の道具を持ち歩いている人がいます。しかし、風俗嬢の道具を持っているところを他人に見られてしまうと、身バレするリスクがあります。
身バレするおそれがある風俗嬢の道具として、次のようなものがあります。
- 風俗嬢としての名刺
- ローション
- さまざまなサイズのコンドーム
- 風俗嬢の衣装や性感グッズ
一般的な女性は上記のような道具を持ち歩いていることはありませんので、カバンの中からこれらの道具が見えていたり、勝手にカバンの中身を覗かれたりすると、風俗嬢をしていることがバレてしまいます。
風俗嬢としての道具を持ち運ばざるを得ない場合には、コインロッカーに預けたり、カバンを二重構造にしたりするなどの対策をすることが大切です。
⑤プライベートで仕事上のスキルを披露しない
プライベートでパートナーや交際相手に風俗嬢の技術・スキルを披露することも、身バレにつながるおそれがあるため避けるべきです。
風俗嬢として身に着けたスキルや、普段は言わないようなセリフを多用してしまうと、相手男性も「どこで覚えたのか?」と疑問に思うはずです。
また、プライベートな知り合いとの会話の中で、性に関する深い知識や技術について披露してしまうと「風俗嬢としての経験があるな」と疑われるおそれがあります。
そのため、プライベートで風俗嬢として身に着けたスキルや知識を他人に披露することは避けるべきでしょう。
⑥お店で使用している下着や服を身に着けない
お店で着用している下着や服をプライベートでも使用することは控えましょう。
風俗嬢は、下着姿のプロフィール写真や写メ日記などをインターネット上に掲載することがあります。そのため、風俗嬢として着用している服装とプライベートで着用している服装が同一の場合には、パートナーや交際相手に、風俗嬢をしていることがバレてしまうリスクがあります。とりわけかわいいパジャマや奇抜な衣装などは目立つため身バレにつながります。
そのため、プライベートと仕事で着用する衣類は分けるようにしましょう。また、仕事用の下着を自宅で保管する場合も、区別してバレないように工夫する必要があるでしょう。
⑦風俗嬢の給与口座としてプライベート口座を使わない
風俗嬢の給与振込口座とプライベート口座は分けるようにしてください。
同居している親や、交際中のパートナーに紙の通帳や、預金アプリの振込先名義を見られて身バレする可能性があります。
風俗嬢としての給料が銀行振込である場合のほか、手渡しの場合であっても、銀行口座はわけて管理しておくのが安心です。高額な入金があることから風俗で働いていることを感づかれてしまうこともあるからです。
⑧バレそうになった場合の返事を用意しておく
身バレしそうになった場合に備えて、あらかじめ返事を用意しておくことも重要です。
身バレしそうになって、とっさに相手に反論ができない場合、風俗嬢の疑いが確信に変わってしまうかもしれません。疑われた際には、焦ることなく受け答えができるように、日ごろからアリバイを用意しておくことが大切です。質問に対する回答については、次のように想定してくことができます。
- 風俗嬢のプロフィール写真を見つけられたとき:「自撮りの無断使用」などと主張する
- 金遣いの荒さを指摘されたとき:「ブランド物のレンタル」など低コストを主張する
- 歓楽街で見かけたと言われたとき:バイトや別の場所に行っていたなど嘘のアリバイを主張する など
⑨ダミーのアリバイや設定を用意しておく
身バレしそうになった場合、事前にダミーのアリバイや設定を用意しておくことは非常に重要です。プライベートな人間関係で風俗で働いていることを秘密にするためには、その間、あなたが何をしているのかを綿密に設定しておく必要があります。
例えば、家族や彼氏に「何の仕事をしているの?」と聞かれた場合に備えて、比較的自由な服装で出勤でき、職場に家族や彼氏が訪れる可能性の少ない職業設定をしておくと良いでしょう。具体的には、コールセンターのオペレーターやIT関連の仕事などは、服装や髪型が自由であることが多く、家族や彼氏が職場に訪れる心配も少ないため、アリバイとしては有効です。
一方で、デパートやスーパーなど、従業員以外が職場に自由に出入りできる職業の設定は避けた方が良いでしょう。派手な服装や髪型をしていると不自然に思われる可能性がありますし、自由に出入りできる場所であれば、実際にその職場を訪れるリスクもあります。
さらに、「帰りが遅かったけど、何していたの?」と聞かれた場合に備えて、架空の友人を作っておくアリバイ対策も有効です。例えば、携帯電話を2回線契約し、それぞれでLINEのアカウントを作成し、一人二役でアリバイを作る方法があります。具体的には、友人との飲み会の約束を交わしているかのようなメッセージのやり取りを残しておき、帰宅が遅れたことを追及された際には、そのLINEのやり取りを家族に見せることができます。
こうしたアリバイ対策を事前に用意しておくことで、「どこで、誰と、何をしていたのか」という細かい点を説明しやすくなり、身バレを回避できる可能性が高まります。
2.風俗の仕事における身バレ対策
続いて、性風俗店で働く際に心掛けるべき身バレ対策について解説していきます。このような身バレ対策をすることで、風俗嬢として働いていることをプライベートな友人・知人に知られてしまうことを回避することができます。
風俗の仕事をするうえで具体的に気を付けるべきことは以下のようなものです。
- ⑩風俗嬢のプロフィールに個人情報は載せない
- ⑪プライベートな生活圏から離れた風俗店で働く
- ⑫プロフィール写真は顔出ししない
- ⑬風俗嬢のパネル写真や投稿写真は個人が特定できないように加工しておく
- ⑭お店との連絡が可能な時間を指定しておく
- ⑮お店とのコンタクトの取り方をあらかじめ決めておく
- ⑯源氏名は本名が推測できないようなものにしておく
- ⑰仕事が入るまで自宅待機にはしない
- ⑱お店の人に送迎してもらう際には、自宅から離れた場所を使う
- ⑲出勤・退勤の際は、顔を隠して移動するようにする
- ⑳身バレしにくいお店で働くようにする
- ㉑風俗嬢としてのキャラ設定を徹底しておく
⑩風俗嬢のプロフィールに個人情報は載せない
身バレを防ぐために、風俗嬢としてのプロフィールや経歴に個人情報は載せないようにしてください。個人を特定できるような情報を載せるほど身バレのリスクは高くなります。具体的には以下のような情報については、載せない・ぼかす・嘘の情報を記載する等の工夫が必要となります。
- 生年月日
- 出身地である都道府県・市区町村
- 身長、体重、スリーサイズ
- 血液型
- 趣味
⑪プライベートな生活圏から離れた風俗店で働く
地元や勤務地の近くなどプライベートな生活圏とは離れたお店で働くようにしてください。
プライベートな生活圏とお店が同じエリアの場合、日中働いている会社の同僚が、夜のお店にお客としてやってきたり、お客とホテルに出入りしているところを地元の友人・知人に目撃されたりするリスクがあります。
⑫プロフィール写真は顔出ししない
プロフィール写真に顔出ししないことも身バレを防ぐためには重要です。
もっとも身バレの危険があるのが、お店のプロフィール写真や宣材写真が素顔の本人と一致することです。身バレを防ぐためには、写真の顔出しはNGにしておくことが重要です。
風俗業界では顔出しをNGとすることも一般的であるため、お店の面接などではっきりと伝えておくことが重要です。
⑬風俗嬢のパネル写真や投稿写真は個人が特定できないように加工しておく
お店には風俗嬢を選ぶためのパネル写真やお店を宣伝する写メ日記などがあります。
しかし、そのような写真については、個人を特定できる特徴的なほくろやあざなどの身体的な特徴を加工しておくことが重要です。
ほくろの位置や歯並びなどから個人が特定されるケースもあるため、不特定多数が目にする写真には加工が必須です。
⑭お店との連絡が可能な時間を指定しておく
お客からの指名や出勤日の確認など、お店側から電話やLINEで連絡が入ることがあります。
風俗嬢としてお店で働くうえで業務連絡は必要になりますが、タイミングが悪いと身バレに直結してしまいます。
- お店のスタッフと電話で話しをしていたところ、同居の家族に内容を聞かれていた
- スマホにお店からのLINE通知が表示され、プライベートな知人に覗き見られた
このような事態を回避するためには、お店との連絡可能時間を指定したり、特定の時間は連絡を禁止したりするといった対処が必要となります。
⑮お店とのコンタクトの取り方をあらかじめ決めておく
お店とのコンタクトの取り方をあらかじめ決めておくことも、身バレ対策には非常に重要です。
たとえ連絡可能な時間帯を指定していたとしても、突発的な連絡が入る可能性はあります。そのような場合には、電話ではなく、メールやLINEなどで連絡をもらい、電話をかけなければならない場合には「折り返し電話する」といったルールを決めておくことが有効です。
また、テキストメッセージで連絡してもらう際には、例えば「〇〇日に予定空いてるんだけど、〇〇時に時間があればご飯でもどう?」といった形で、一見すると友達からのメッセージのように見えるように工夫してもらうとよいでしょう。プライベートな空間でお店から連絡が入っても、身バレしないようにするためには、コンタクト方法に十分な工夫と配慮が必要です。
⑯源氏名は本名が推測できないようなものにしておく
本名のまま風俗嬢として勤務する方は少ないと思います。多くの方がお店では源氏名で働くことになりますが、本名が推測できないようなものを使用するようにしてください。
本名の一部を源氏名に使用したり、本名の表記をローマ字に替えたりすると身バレのリスクが高まります。特に、珍しい名前や地方のように人口が少ない地域の場合は、源氏名を聞いた人が本名を連想しやすく、「もしかしてあの子ではないだろうか…」と思われる可能性があります。
また、風俗嬢として働いている間は、源氏名に徹底的に対応することが重要です。仮に、誰かがあなたの本名を呼んだとしても、反応しないように心掛けましょう。反応してしまうことで、周囲の人に不自然さを感じさせ、身バレの危険が高まります。
⑰仕事が入るまで自宅待機にはしない
派遣型風俗の場合には、仕事が入るまでは、自宅待機となる場合があります。しかし、お店の待機場所で過ごすようにすることも身バレ対策には有効です。
自宅待機の場合、お店に出勤しないため身バレの可能性が低いと思うかもしれませんが、自宅待機の場合には、送迎車が自宅近くまで迎えに来るため、車に乗り込む姿を家族や近所の人に見られるリスクがあります。
お店によっては、指名が入るまで待機できる個室を用意しているところもあるため、仕事の日は個室待機できるように、お店側にお願いしていくことも重要です。
⑱お店の人に送迎してもらう際には、自宅から離れた場所を使う
仕事の前後で送迎してもらえるお店の場合には、自宅から離れた場所を指定するようにしましょう。
前述のとおり、自宅の近くで風俗店の送迎車に乗り降りすることは身バレにつながるため避けるべきでしょう。
自宅から少し離れた、人目に付きにくい場所を指定しておくことが身バレを防げる可能性が高まります。
⑲出勤・退勤の際は、顔を隠して移動するようにする
店舗型風俗店の場合には、出勤・退勤があり、派遣型風俗店の場合には、ホテルやお客の自宅までの移動があるため、不特定多数の人の目に触れるタイミングがあります。
不本意なタイミングで知り合いに目撃されてしまうリスクがあるため、移動するときにはできるだけ素顔を隠しておくようにしましょう。
帽子やマスク、サングラスなどをしておくことで身バレを防止できる可能性が高まります。
⑳身バレしにくいお店で働くようにする
性風俗店によっては、キャストの身バレを防止するために様々な対策をとっているお店もあります。
中には架空の一般企業に勤めているように、給与明細や源泉徴収を発行してくれるお店があります。
また、事前にお客をモニターやマジックミラーで確認できるお店の場合には身バレ対策に役立ちます。派遣型の性風俗店の場合には、生活圏や地元など特定のエリアを避けて派遣してもらえるケースもあります。
このように身バレしにくい仕組みのあるお店で働くことがポイントです。
㉑風俗嬢としてのキャラ設定を徹底しておく
お客に踏み込んだ質問をされても交わせるように、風俗嬢としてのキャラクター設定を徹底的に作り上げることが重要です。
出身地や経歴など、お客から個人的な質問をされても、身バレしないように対策しておくようにしましょう。
年齢や出身地、仕事先、趣味などは細かい設定を用意しておきましょう。
3.ネット関係における身バレ対策
最後にインターネットの取り扱いにおける身バレ対策について解説します。インターネット上に公開する情報によっては身バレリスクが高まることがあるため、適切なネットリテラシーを身に着ける必要があります。
ネット関係における身バレ対策としては、次のようなものあります。
- ㉒仕事用とプライベート用のスマホを分ける
- ㉓スマホは必ずロックをかけるようにする
- ㉔お店とのメールや着信履歴はこまめに削除しておく
- ㉕お店の関係者の連絡先は架空の名前で登録しておく
- ㉖アカウントの連携をオフにしておく
- ㉗SNSアカウントを作成する際には、仕事用の電話番号・メールアドレスを用意する
- ㉘検索エンジンはシークレットモードを使用するようにする
- ㉙写メ日記などの内容は、登録者しか見れないようにしておく
- ㉚SNSでは私生活に関する発言は控える
㉒仕事用とプライベート用のスマホを分ける
身バレを防ぐためには、仕事用とプライベート用のスマホを分けることがベストな対策です。
仕事用のスマホであれば、パートナーに聞かれても、仕事上のセキュリティを言い訳に逃げることができます。お店から電話がかかってきた場合でも、「仕事の電話」だとして、言い逃れしやすいでしょう。
スマホを二台持つことはコストがかかるものの、家族や彼氏に身バレするのは絶対に避けたいという場合には有効な対策です。
㉓スマホは必ずロックをかけるようにする
スマホにロックをかけることは身バレ対策の基本です。暗証番号については、使いまわしたり誕生日など容易に想像できる数字は避けましょう。
指紋認証や顔認証などのように本人しか解除できないようなロック機能を使用することで、身バレを回避できる可能性が高まります。
㉔お店とのメールや着信履歴はこまめに削除しておく
仕事用のスマホを用意していたり、プライベート用のスマホにロックをかけたりしていても、そのスマホのロックを解除して中身を確認されてしまうと、身バレしてしまうおそれがあります。
そこで、お店からの電話やメール、LINEでのやり取りはこまめに削除しておくようにしましょう。
些細な情報がきっかけで身バレしてしまうことがあるため、いつ誰にスマホを見られても大丈夫な状態にしておくことが理想です。メールのゴミ箱にもロックをかけたり、スマホ端末から完全に抹消するように徹底しておけば、身バレは相当程度回避できるでしょう。
㉕お店の関係者の連絡先は架空の名前で登録しておく
プライベートな空間で、スマホに仕事の着信や通知が入ることもあります。そのような場合には、ロック画面の表示を見られても怪しまれないようにしておく工夫が必要です。
スマホにお店のスタッフを登録する際には、勤務先の会社の上司・同僚からの連絡のように見えるような登録をしておきましょう。
- お店→〇〇株式会社、取引先〇〇様 など
- お店のスタッフ→〇〇課、営業〇〇さん、〇〇チーム など
また、メールやLINEの文面がロック画面に表示されても怪しまれないように、「お疲れさまです。今お時間ありますか?」などのように、会社の同僚からの連絡に見える文面にしてもらいましょう。
㉖アカウントの連携をオフにしておく
近年、FacebookやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSや、Googleアカウントに紐づけて利用できるサービスが増えてきました。
ユーザーにとっては、IDやパスワードを新たに作成する手間が省ける点でメリットがありますが、流失したIDやパスワードによって、不正にアクセスされ、本名や住所などの個人情報が流出してしまうリスクがあります。
ひとつのアカウントが流出しても、リアルなユーザーにつながらないように、個別にIDとパスワードを設定してログインしておくことが重要です。
㉗SNSアカウントを作成する際には、仕事用の電話番号・メールアドレスを用意する
仕事のSNSアカウントを作成をする際に、ご自身のプライベートの電話番号やメールアドレスで登録した場合、プライベートであなたの電話番号やメールアドレスを知っているアカウントに「知り合いかも?」と表示されてしまうリスクがあります。
身バレを防止するためにも、営業用・仕事用のSNSアカウントを作成する場合には、新しいメールアドレスや電話番号を取得してから登録するようにしてください。
㉘風俗情報検索時の履歴管理と予測変換対策をする
インターネットで風俗関連の検索をすると、検索したワードや閲覧ページがパソコンやスマホに履歴として残ります。一般的に、女性が風俗関連のサイトに訪問するケースは少ないため、万一家族や彼氏に履歴を見られると、風俗で働いていると疑われる可能性が高いです。
そこで、ネットで風俗関連の情報を検索する際は、GoogleブラウザであるChromeのシークレットモードを使用しましょう。これを使用することで、検索したワードや閲覧したページの履歴がパソコンやスマホなどのデバイスに保存されません。シークレットモードの使い方など詳しく知りたい方は、Google Chromeのシークレットモードとは?使い方や注意点を解説をご覧になってください。
もし、Chromeでシークレットモードの使用を忘れて検索してしまった場合には、Googleの検索履歴を削除する3つの方法【Android/iPhone】を参考に閲覧履歴を削除することを忘れずに行ってください。
もう一点注意すべきことは、スマホのキーワードアプリの予測変換機能をOFFにすることです。スマホのキーワードアプリはデフォルトではONになっていることが多く、例えば、普段から「デリヘル」というキーワードを検索キーワードとして打ち込んでいると、「デ」と入力すると「デリヘル」が予測入力文字として画面に表示される可能性があります。家族や彼氏があなたのスマホを借りて文字入力した際に、予測候補の文字に風俗関連のキーワードが出現すれば、身バレする可能性もあります。そのため、スマホ予測変換や閲覧履歴の削除、非表示の方法をiPhone、Android、ブラウザ別に解説を参考に、スマホの予測変換機能をオフにしておくようにしましょう。
㉙写メ日記などの内容は、登録者しか見れないようにしておく
お店のPRとしてよく行われている写メ日記も身バレにつながる可能性があります。
写メ日記は指名や集客につながりますが、不特定多数が閲覧できるようにしていると身バレのリスクがあります。
写メ日記から身バレを防ぐためには、公開範囲を細かく設定し、会員限定にしたり、キャストをお気に入り登録している人限定に公開するなどの対策をとるようにしてください。
㉚SNSでは私生活に関する発言は控える
風俗嬢として集客やPRのために、ビジネス用SNSアカウントを運用している人は少なくありません。この場合、同業者のキャストやスタッフと繋がったり、情報提供をしたりするのに役立ちます。
しかし、風俗嬢として運用しているSNSアカウントがプライベートの知り合いに見つからないように注意しておく必要があります。
ビジネス用アカウントであっても顔出しは控え、住んでいる地域や私生活の情報など個人の特定に関する発言・投稿は控えましょう。
風俗嬢が身バレ対策のある店を選ぶポイント
上記でもお伝えしましたが、風俗嬢が身バレしないためには、身バレ対策がしっかりとしている風俗店に勤務することが重要です。そのようなお店を選ぶポイントは次の通りです。
- ①アリバイ会社を完備していること
- ②業務連絡は必要最低限であること
- ③派遣型よりも店舗型の店を選ぶこと
- ④派遣型の場合には派遣先NGエリアを指定ができること
- ⑤宣伝写真を加工してくれること
- ⑥お店などへの送り迎えをしてくれること
①アリバイ会社を完備していること
身バレ対策がしっかりしている風俗店の場合には、アリバイ会社を用意していることがあります。
アリバイ会社があると、架空の給与明細や源泉徴収票、在籍証明書、名刺や電話番号などを交付してもらえるため、パートナーや同居の親族に風俗店で働いていることがバレずに済みます。
ただし、このような、架空の書類を金銭や財産上の利益を得るために使用した場合には、犯罪となるリスクがあります。
嘘の給与明細や源泉徴収票を住宅ローンや賃貸マンションの契約の際に悪用すると、詐欺罪に問われるおそれがあります。アリバイ会社はあくまでパートナーや家族に風俗嬢であることがバレないようにするためのもので、社会的な信用を証明するためには使えません。
アリバイ会社の書類については、経済的な利益を得るためではなく、家族を安心させることに限って犯罪にならないと考えておきましょう。
②業務連絡は必要最低限であること
お店から頻繁に連絡が来る場合には、身バレにつながるリスクが高まります。
同居の家族やパートナーと一緒にいるときに、スマホに着信が入ったり、お店の人との通話を盗み聞きされたりすると、風俗嬢をしていることが発覚してしまう可能性があります。毎回、「後でかけ直します」や「今ちょっと都合が悪いので」などの急いで切っていると逆に怪しまれてしまいます。
そこで、お店からの業務連絡は定型かつ必要最低限であるような風俗店を選ぶようにしましょう。
返事が必要な場合には、自分から電話をすることや、連絡が必要な場合にはワン切りで着信履歴を残しておいてもらえるようにお願いしておけば、スムーズに業務連絡のやり取りができるでしょう。
③派遣型よりも店舗型のお店を選ぶこと
店舗型風俗店の方が、派遣型風俗店よりも身バレ対策がしやすいため、できるだけ店舗型のお店を選ぶようにしてください。
なぜなら、店舗型のお店の場合には、来店したお客の顔を実際に対面する前にモニターやマジックミラー越しにチェックすることができるからです。映像や鏡越しでお客の顔が確認できれば、偶発的に対面してしまう事態を回避することができます。
デリヘルなどの派遣型風俗の場合、お客が知り合いである確率が必ずしも高いというわけではありません。しかし、派遣型の場合には実際に対面するまで、お客がどのような人物なのか一切分からない可能性が高く、その点で身バレのリスクが高くなるといえます。
風俗店の選択肢が少なく、やむを得ず地元や自宅近くの風俗店で働くことになりそうという場合には、受付時や接客前にお客を確認できる店舗型風俗店を選ぶようにしよう。
④派遣型の場合には派遣先NGエリアを指定ができること
ホテルやお客の自宅を訪れるデリヘルなど、派遣型の風俗店の場合には、派遣先NGエリアの指定ができるお店を選びましょう。
「〇〇市・区は同級生が多く住んでいる地区だから避けたい」「〇〇駅周辺では昼職をしているため同僚や取引先にバレるとまずい」などという場合には、問題のあるエリアについてあらかじめNG指定できるようにしましょう。
プライベートな生活環境を避けて働ける場合には、身バレのリスクも相当軽減されることになります。
⑤宣材写真を加工してくれること
身バレを回避するためには、ホームページに載せる宣材写真やプロフィール写真、パネル写真などの加工が徹底している風俗店を選ぶようにしましょう。
お店側が行ってくれる写真加工として、次のようなものがあります。
- 手や小物で目や口元を隠せる
- 顔の一部や全体にモザイクをかけてくれる
- 眉毛や目尻の角度を変えてくれる
- 顔の輪郭や体型を変えてくれる
- ホクロやシミなど身体的特徴を消してくれる
- タトゥーや入れ墨、傷などを隠してくれる など
身バレを不安な場合には、実際に写真を掲載・使用する前に、微調整をしてもらうようにお願いしましょう。
あらかじめ「もう少しモザイクを濃くしてほしい」や「もっと〇〇を修正してほしい」などと依頼することで、身バレのリスクを低下させることができます。お店側もキャストがやめてしまっては意味がないため、適切に対応してくれることが一般的でしょう。
⑥お店などへの送り迎えがあること
お店やホテル、お客の自宅など派遣先へ送迎がある風俗店を選ぶようにしましょう。
性風俗店で働いている場合、不特定多数の人の目に触れる機会は、出勤や退勤のタイミングです。仕事の直前・直後は、プライベートとは異なる派手めのメイクやファッションをしていることもあるでしょう。
そのため、親戚や友人、会社の同僚などに目撃されると、「いつもと違う感じでどこへ行くのだろう」と怪しまれてしまう危険性があります。勤務先の風俗店やホテルに出入りしている瞬間を目撃されてしまうと、身バレ確定ということにもなりかねません。
そのため、自宅近くでピックアップしてもらえ、お店やホテルに直接送り届けてくれる場合には、そのような人の目に触れる機会を極限まで減らすことができます。
風俗嬢が身バレトラブルに遭った場合の対処法
当事務所には、風俗嬢の方々から、身バレに関する以下のような相談が多く寄せられています。
- ①ネット上で風俗嬢であることを暴露される身バレ被害
- ②身バレをきっかけに金銭や交際などの不当要求を受ける被害
ここでは、これらの身バレトラブルに対する対処法について解説します。
ネットで身バレ被害にあった場合
インターネット上で誰かに風俗嬢であることをバラされたり、私生活上の事実を書き込まれたような場合には、これ以上そのような情報が拡散されないように、投稿を削除することを検討してください。また、身バレについて書き込んだ犯人を特定して責任をとらせたいという場合には、発信者情報開示請求をする必要があります。
投稿の削除
風俗嬢の身バレに関する投稿を削除するためには、次のような方法があります。
- ウェブサイトの管理者に対して削除依頼をする
- 裁判所に対して削除仮処分命令を申し立てる
ウェブサイトによっては、利用規約・法令違反の報告や投稿の削除申請ができるように専用の問い合わせフォームを用意しているものがあります。
例えば、爆サイやホスラブなど風俗関係の掲示板が集まった情報交換サイトは、専用フォームからの削除請求でも応じてくれる可能性があります。削除請求の際には、問題の投稿を特定してプライバシー権侵害や名誉毀損などの理由を説明しましょう。
もしサイト側が削除依頼に応じてくれない場合には、「被保全権利」と「保全の必要性」を示して、裁判所に削除仮処分の申立てを行うことで、民事保全法の仮処分手続きを利用することができます。裁判所が削除命令を発すれば、ほとんどの場合、サイト側は削除に応じてくれます。
なお、投稿を削除してしまうと犯人を負えなくなる可能性があります。サイト運営者が投稿を削除すると、通信データも消去されてしまうおそれもあるため、犯人を特定して損害賠償請求などを検討している場合には、専門家である弁護士に任せておくことが安心でしょう。
発信者情報開示請求で犯人を特定して損害賠償請求・刑事告訴をする
個人情報を晒した人物に対しては、刑事または民事で責任を追及することができます。
風俗嬢に関する身バレ投稿が名誉毀損罪や侮辱罪に該当する場合、警察に刑事告訴を行うことができます。名誉毀損罪が成立した場合、加害者には「3年以下の懲役または禁錮」または「50万円以下の罰金」が科される可能性があります。
また、名誉毀損や侮辱、プライバシー権侵害、業務妨害はすべて個人の権利を侵害する行為であり、民法上の不法行為に該当します。したがって、被害者は加害者に対して損害賠償を請求することができます。
ただし、刑事告訴や損害賠償請求を行うためには、まず投稿者を特定する必要があります。投稿者を特定する方法として、個人情報が記載された掲示板やWebサイトを通じて、発信者のIPアドレスや契約しているインターネットサービスプロバイダを調べ、発信者情報開示請求を行うことが求められます。
発信者情報開示請求のやり方については、発信者情報開示請求を自分で行う方法を参考にしてください。
もし、自分で発信者情報開示請求を行うのが難しいと感じた場合は、弁護士に依頼することをお勧めします。弁護士に依頼すれば、犯人の特定から損害賠償請求の代理まで一括して対応してもらえます。
身バレ相手から不当要求があった場合
風俗の身バレ情報に関して、本人に対して、家族や学校、本職の職場にバラすなどと脅されたり、金銭や交際、性行為など不当な要求があった場合には、どのように対処すべきなのでしょうか。
警察に被害届を出す
「風俗で勤務していることを周囲にバラす」という発言は、風俗嬢の名誉に対する害悪の告知にあたり、脅迫罪に該当する可能性が高いです。また、脅迫したうえで、金品を要求したり、交際や性行為など義務のない行為を強要する場合には、恐喝罪や強要罪に該当する可能性があります。また、風俗嬢としての活動に支障が生じている場合には、業務妨害罪に該当するおそれもあります。
このような場合、警察に刑事告訴・被害届を提出することができます。
刑事告訴をして刑事事件化することで、警察に捜査してもらい犯人が逮捕される可能性もあります。
穏便に解決したい場合は弁護士に依頼する
上記のような不当要求があった場合でも、風俗をしていることが広まらないように、警察沙汰にはしたくない・できるだけ穏便に事件を解決したい、という方も少なくありません。
そのような場合には弁護士に相談して対応を依頼するようにしてください。
例えば、あなたに好意を抱きネットストーカーと化したお客が相手の場合、「付き合ってくれなければ家族・職場にバラす」「個人情報をネットに晒す」などと脅してくることがあります。
このような場合、弁護士に代理人となってもらい相手方と交渉・話し合いをしてもらうことで穏便に事件を解決できる可能性があります。弁護士にあなたの代理人として相手と対峙してもらい、相手の行為が犯罪に該当することを警告したうえで、万が一情報を拡散した場合には、高額な賠償金請求など法的な対応を取れるように対処してもらうことができます。
弁護士に依頼することで、周囲にバラされたりネット上に拡散されたりすることを防ぐことができます。また、弁護士と犯人の間で話しをまとめることができれば、周囲の人に知られることもなく穏便にトラブルを解決することができます。
まとめ
以上、風俗嬢が身バレするケースとして、風俗業務や私生活、または悪意のある第三者によるものが考えられます。
身バレを防ぐためには、本記事で解説した方法を参考にし、事前に適切な対策を講じることが重要です。さらに、身バレしにくい環境で働くことも、防止策の一つとなります。
SNSやインターネット掲示板で身バレ投稿が行われた場合、削除請求や投稿者特定の上、法的措置を講じることが必要です。特に慰謝料の請求や、穏便に解決を望む場合には、インターネットトラブルや風俗トラブルに精通した弁護士に相談することをお勧めします。
当事務所では、ネット上での身バレを引き起こした人物の特定や損害賠償請求、脅迫行為に対する対応を得意としており、数多くの解決実績があります。特に、家族や友人に知られることなく、内密かつ穏便に解決することを得意としておりますので、風俗業での身バレトラブルを秘密裏に解決したい方は、ぜひ当事務所の弁護士にお気軽にご相談ください。弁護士が全力でサポートいたします。
誰でも気軽に弁護士に相談できます |
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