ネット上に、パパ活女子が大人をした時の動画が大量に出回っているのをご存じでしょうか。
詳しくは後述しますが、女性からしたらパパ活での性行為動画の流出は最も避けたいことではないでしょうか。
そこでこの記事では、パパ活トラブルに強い弁護士が、
- パパ活で盗撮されることのリスク
- パパ活での盗撮の手口
- パパ活で盗撮されないための防止策
- パパ活で盗撮された時の対処法
について詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読むことで、パパ活中に盗撮されるリスクを大幅に減少させることができますし、もし盗撮された場合の適切な対処法も知ることができます。
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パパ活で盗撮されることのリスク
パパ活で盗撮される最大のリスクは、その盗撮動画をネットに流出させられることです。
例えば「パパ活 流出動画」といったキーワードでネット検索すると、パパ活女子の性行為の盗撮動画が大量にアップロードされています。また、パパ活での盗撮動画販売サイトや、SNSなどの専用コミュニテーなどでもかなりの数の盗撮動画や画像が確認できます。
こういった素人の性行為の動画は人気が高く、動画買取業者に高値で買い取ってもらえますし、個人で撮影した動画を売買できるサイトもあります。パパからすれば、お手当てを払ってセックスをしても、盗撮動画を売ることでそのお手当てをペイできるため、あの手この手でパパ活女子との性行為を盗撮しようとするパパが少なくないのです。
実際、当事務所にも、
といった、流出動画を削除して欲しいといった相談も数多く寄せられています。
また、別の相談事例としては、
といったものもあります。さらに悪質なケースでは、身体のほかに金銭まで要求されることもあります。
このように、パパ活で盗撮されることは多大なリスクを伴いますので、以下で説明する、パパ活での盗撮の手口や被害に遭わないための対策をしっかりと確認しておきましょう。
パパ活での盗撮の手口
パパ活で盗撮被害に遭わないためには、盗撮の手口を把握しておく必要がありますので以下で解説していきます。
スマホや小型カメラで盗撮
パパ活の盗撮の手口で最も多いのは、スマホによる盗撮です。シャッター音や起動音がしない無音カメラアプリもあり、スマホをいじるふりをしてカメラを差し向けたり、枕の下にスマホを隠しておき、性行為時にこっそり盗撮する手口もあります。
また、一見カメラには見えない小型カメラ(スパイカメラ・カモフラージュカメラ)を用いた盗撮も少なくありません。腕時計型やペットボトル型の形状のカメラもあり、ベッドの枕元の棚に置かれていても不自然ではない小型カメラで盗撮していることもあります。また、メガネ型カメラもありますので、性行為時に着用したまま盗撮に及ぶケースもあります。
さらに、カバンに小さな穴をあけて、その穴からピンホール型カメラで盗撮する手口もあります。
自宅や車、ホテルに予め撮影機器を設置
パパ活女子と時間を過ごす空間に予めカメラ・撮影機器を設置して盗撮する手口もあります。
自宅や乗用車は相手がいつでもカメラを忍ばせることができる空間です。そのためすぐに自動車を使用したデートに誘ってきたり、しつこく自宅に来るように誘導したりする場合にも盗撮を警戒しておきましょう。
ビジネスホテル・ラブホテルなど彼の私的な空間でない場所についても、既に受付が済ませているなど一度出入りの痕跡がある場合には事前にカメラ・撮影機器が設置されている可能性もあります。
部屋に入った際に既に荷物が置かれていたり既にチェックインしていたり、直前までホテルの部屋で仕事をしていた・仮眠を取っていたなどと言っている場合には警戒が必要でしょう。
盗撮する可能性のあるパパの特徴
挙動不審な行動をとる
盗撮する可能性があるパパは、挙動不審な行動をとるという特徴があります。
盗撮をしようとしている男性は、盗撮行為が発覚しないかどうかを常に気にしています。そのため、集中力が隠し事の方に削がれ、女性との会話や行為に意識を集中することができません。会話の内容を全く聞いていなかったり、意味もなくスマホを触っていたりする場合には、盗撮のリスクがあります。
そのような不審な挙動に気づいた場合には、「どうかしましたか?」「何かお困りのことがありますか?」とストレートに聞いて反応を見るのもひとつの手です。男性が焦って、とりとめのない回答をする場合や、急に饒舌になってあれこれ言い訳をし始める場合には要注意です。
このようにソワソワ・キョロキョロする等の挙動不審な行動をとる場合には、盗撮しようとしているおそれがあります。
自分の持ち物の話題を嫌がる
自分の持ち物の話題を極端に避けようとするパパにも注意が必要です。
パパ活で盗撮をしようとする場合には、さまざまな形状のカモフラージュカメラや盗撮カメラを使用している可能性があります。ボールペンや腕時計・置時計、自動車のキーレス、モバイルバッテリー、ペットボトルの形をした盗撮カメラも存在しています。
そのため、それらの盗撮グッズについては予め知識を持っておくことも大切ですが、怪しいと思うものについては手に取ってみたり、「この〇〇の形は珍しいですね」と相手に話題を振ってみたりするのが効果的です。
もし、本当に盗撮カメラを仕掛けていた場合、男性側はバレたかどうかハラハラしているはずです。やたらと焦って持ち物の話題を他の話題に変えようとしたり、話をはぐらかしたりする場合には、盗撮のリスクが高まります。
やたらと指示や指定が多い
男性の中には、若い女性を盗撮をする目的であえてパパ活をしている人もいます。
ろくに女性とは会話もできず、過ごしている時間も楽しそうに見えないという場合、盗撮をするだけの目的で女性と会っている可能性があります。
そして、そのようなパパの場合には、食事の場所や服装についてはやたらと指定が多いという特徴があります。盗撮のスポットや盗撮のシチュエーションが崩れないようにするために、細部にわたって指定してきている可能性があります。
待ち合わせ場所や利用する店、服装や姿勢、体位や向く方向などさまざまな指示をしてくる場合には、盗撮されている可能性が高まります。
パパ活で盗撮されないための防止策
盗撮被害の経験談を話して警戒心をアピール
怪しいパパに対する事前の対処法として自分が盗撮被害に警戒心を持っていることを伝えることが有効です。
その際には自分の友達から聞いたように体験談として話すこともできます。例えば、「以前仲のいい友人がパパ活中に盗撮被害に遭って警察沙汰になり家族も巻き込む大事件になった」というエピソードを話せば、これから盗撮しようと企んでいるパパも心理的にやりにくくなります。
盗撮は社会的にも法的にもアウトな行為であることを再認識させることで実際に盗撮行為にでることを思いとどまらせることができるかもしれません。
行為の前にスマホをバッグ等にしまってもらう
性行為をする前にスマホが近くに置かれているのは危険です。そのため行為の前にスマホをバッグや引き出しにしまってもらうように頼むこともできます。行為の最中に通知音が入ることが不愉快という人は多いですので、上記のような頼みも不自然なものではありません。かえって相手方のパパの方が拒否したり異常に驚いたりする場合には注意が必要です。
またスマホをしまってもらうように相手方に頼むことができない場合でもスマホの位置が分かっていればその前に衣類や荷物、タオルなどの障害物を置いたり上から覆ってしまったりすることで盗撮されるのを回避することはできます。
カモフラージュカメラの種類を知っておく
盗撮被害に遭わないための転ばぬ先の杖として、こちら側もカモフラージュカメラや盗撮カメラ(隠しカメラ)などの盗撮グッズについて知識を持っておきましょう。
市販されているカモフラージュカメラとして以下のようなものがあります。
- ボールペン型カメラ
- 腕時計型カメラ・置時計型カメラ
- 自動車のキーレス型カメラ
- 火災報知器型カメラ
- 電球型カメラ
- モバイルバッテリー型カメラ
- メガネ型カメラ
- ペットボトル型カメラ
実際に、カモフラージュカメラの実物を画像で確認しておきたい方は、Googleで「カモフラージュカメラ」と画像検索してみましょう。
どれも日常生活の中にあって不自然ではないものですので意識していなければカメラであると気づかないでしょう。大事なのは上記のような家具や家電がカメラである可能性があるということを認識しておくことです。そのうえで、見たことない製品や不自然だと感じたものは手に取ってみて相手方の反応を見てみるのもひとつの手でしょう。
パパが予約したホテルや自宅には行かない
事前に監視カメラが仕掛けられている場所に行かなければ盗撮される心配もありません。したがって上述したようなパパの私的空間である自宅やパパによって予め予約されているホテルには行かないようにしてください。
予めカメラを隠すという念入りな準備行為をしているわけですので、仮に自宅やホテルに行くことを拒否すると、相手の態度がおかしかったり怒り出したりする可能性があります。そのような場合には絶対に行かないようにしましょう。
部屋を暗くする
カメラはその大きさに応じて性能が変わる可能性が高いです。隠しカメラの場合その多くは小型カメラですので、照明が暗い部屋では正常に撮影することができない場合があります。
そこで対策としては部屋の明るさをできるだけ暗くするという方法があります。
行為の際に「部屋の明かりを暗くしてほしい」と女性側が要望することは自然なことですので何度頼んでも頑なに拒否するような相手はどこかに盗撮カメラを設置している可能性があります。
パパで盗撮された時の対処法
それではパパ活中に盗撮に気づいたときどのような行動にでるべきなのでしょうか。ここで対処を誤ると後々無用なトラブルに発展するリスクもありますので注意が必要です。
証拠やパパの個人情報は無理に確保せずに警察を呼ぶ
パパの目を盗んで、盗撮の証拠、パパの名刺や運転免許証などの個人情報を確保しようとするのはリスクが高いでしょう。もし見つかれば、それらを奪い返すために暴力を振るわれる恐れもあるからです。
盗撮の場合、多くは各都道府県の「迷惑防止条例」や「軽犯罪法」に違反する犯罪行為です。したがって警察に通報すれば速やかに駆けつけてくれます。その際には盗撮され犯人が今一緒にいる旨を適切に伝えて速やかに現場に駆けつけてもらうように要請しましょう。警察を呼ぶことができれば立件のために捜査し証拠を収集するのは警察の仕事です。
パパがシャワーを浴びている際やあなたが1人になれるタイミングなどでこっそりと通報することができれば相手方から無用な抵抗を受けずに済みます。
弁護士に慰謝料請求してもらい示談で済ます
盗撮は犯罪行為でありあなたの人格権を侵害する不法行為に該当しますので、パパに対して不法行為に基づく慰謝料(損害賠償)を請求することができます。そして、被害届を取り下げてもらいたいパパは、早期に解決するために示談金(慰謝料)を支払って終わらせようと考えることが多いでしょう。
そのような場合には弁護士に依頼することがおすすめです。
あなた1人でパパと示談交渉しては舐められる可能性もありますし、盗撮相手と金銭の交渉でしばらくの間やり取りしなければならないのは精神的にかなりストレスが大きいでしょう。弁護士に事件の解決を依頼すれば、パパとの交渉はすべて弁護士に代理人として任せることができます。
また、弁護士が代理人につけばあなたの本気度が伝わりますしパパも適当に対処することができません。そして最悪、裁判手続に発展するのではという懸念も出てきますのでそれなりの金額で早期に和解できる可能性もあります。
なお、盗撮の示談金の相場は、一般的には30万円~50万円ほどですが、盗撮した動画や画像をネットに流出させられたケースでは、数百万円~の慰謝料(示談金)を請求できることもあります。また、弁護士に依頼することで、ネットに流出した盗撮動画の削除請求や犯人特定も可能です。
当事務所では、パパ活で盗撮された場合の慰謝料請求、ネットに画像等を流出されられた場合の削除請求や犯人特定を得意としております。親身誠実に弁護士が依頼者を全力でサポートしますので、お困りの方は当事務所の弁護士までご相談ください。お力になれると思います。
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