パパ活での美人局の手口と特徴は?被害に遭った場合の対処法を弁護士が解説
  • パパ活での美人局ではどのような手口が使われるの?
  • パパ活での美人局の特徴や見分け方は?
  • 被害に遭わないための対策や、被害に遭った場合の対処法を知りたい…

この記事では、パパ活トラブルに強い弁護士が、これらの疑問や悩みを解消していきます。

パパ活には興味があるけど美人局に遭遇したら困る…、被害に遭った時にどう対処するのがベストなのか分からない…といった男性は最後まで読んでみて下さい。

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パパ活での美人局の手口

美人局(つつもたせ)」とは、女性がおとりとなってターゲットとなる男性と一定の関係を持ち、その後女性と示し合わせた第三者が現れ、暴行・脅迫などによって男性から金品を巻き上げる行為を指します。

犯罪行為となる可能性も高い「美人局」ですが、パパ活においてもさまざまな美人局の手口がありますので以下で詳しく解説していきましょう。

待ち合わせ場所に男性が同席する手口

まず女性が指定してきた待ち合わせ場所に出向くと男性が同席していて脅されるというパターンが美人局の典型的な手口です。

具体的には、女性側は「飲みに行きたい」「遊びに行きたい」「ホテルに行きたい」などと言って男性を誘い出します。

しかし、指定された場所には女性が知らない男性と一緒にいて、交際相手や配偶者を語って難癖をつけてくるという手口です。他にも複数の男性が待ち伏せしていたり、実際に連絡を取っていたはずのパパ活女子は架空の存在で、脅して金銭を奪い取るために男性をだましていたというケースもあり得ます。

ホテルや自宅に男性が現れる手口

ラブホテルや女性の自宅で一緒に過ごしていると、女性の交際相手や配偶者を語る男性が怒鳴りこんでくるというのも典型的な「美人局」の手口です。

実際に美人局をしている男女がパートナーである可能性もありますが、多くは夫婦でも恋人同士でもないケースです。しかし、だまされた男性としては青天の霹靂ですので、パニックに陥るケースがほとんどでしょう。「浮気の責任をとれ」「訴えてやる」とすごまれるとお金を支払って穏便にことを収めようと考える人は多いはずです。

ぼったくりバーに誘導して高額な料金を請求する手口

女性側から待ち合わせ店舗を指定されて出向いて飲み食いをした結果、ぼったくりバーだったという事例もあります。

女性側が実際は店舗と裏で繋がっており、パパ活サイトやパパ活アプリの他、マッチングアプリや出会い系サイトで「食事を一緒にしませんか?」などの誘い文句でおすすめの店舗として当該ぼったくり店を指定してくるという流れです。ぼったくり店では普通に飲み食いしただけで数万〜数十万円と法外な料金を請求される可能性があります。

こちら側が「そんな高額な料金になるのはおかしい」「払えない」と支払いを拒否すると奥から怖いお兄さんが出てきて支払いを強要されるというのがよくある手口です。持ち合わせがなくてもATMや消費者金融を利用して現金を用意するように要求されることもあります。

パパ活の証拠を押さえられ口止め料を要求する手口

また女性とラブホテルに出入りしているところや性行為をしているところを画像や動画で撮影されて、「家族や会社にばらされたくなかったら現金を払え」と恐喝されるケースもあります。

ターゲットとなる男性に配偶者がいる場合には不倫・浮気が問題となり家庭崩壊のリスクがあります。また勤務先などにパパ活をしていることを公表されては世間体が悪く今後同一の環境では働けなくなってしまうと危惧する方は多いでしょう。

上記のような手口は、被害者のこのような心理を利用して被害者から現金を巻き上げる手口です。男性側も女性関係を公表されるのでなければお金を払ってしまうと思ってしまいます。

既婚者を利用して不倫を追及する手口

男性が現れるケースの中で「不倫」の慰謝料として現金を巻き上げようとする場合、性行為などに及ぶ以前に「自分は夫がいる(既婚者である)」ということを男性に打ち明けておくというものがあります。

そうしておいて性行為のあと、女性の配偶者を語る男性から(ときには法的に論理武装をして)不貞行為に基づく慰謝料を請求されてしまうという手口です。

未成年を利用した未成年淫行を追及する手口

未成年に対する「パパ活」は未成年保護を目的とする各種法律によって犯罪となる可能性があります。満18歳に満たない「児童」に「淫行させる行為」は児童福祉法により犯罪となります。また児童に対して対価を支払って性交等を行う「児童買春」については児童ポルノ禁止法によって犯罪となります。また児童に対する「みだらな性行為」や「性交類似行為」については各都道府県が制定している青少年保護育成条例でも犯罪となる可能性があります。

美人局では、上記のような未成年に関する各種規制を利用して男性に現金の支払いを要求します。

具体的には未成年とパパ活を行い、性交などを行ったあとに男性が現れ「この子未成年だから警察に突き出すぞ」と脅します。それが嫌なら口止め料として現金を支払えと強要してくるのがこの手口です。

パパ活での美人局の特徴

プロフィール写真がモデルや芸能人並に美しすぎる

パパ活で美人局被害に遭遇するケースのほとんどは、パパ活アプリのほか、マッチングアプリや出会い系サイトなどインターネットを利用した出会いです。

美人局を企んでいる側からすれば被害者となる男性を引っ掛けられればいいため、印象に残るアイコンやプロフィールにしている可能性が高いです。したがって美人局アカウントは経歴や年齢について詐称しているケースが多く、プロフィール画像も派手なものにしている可能性があります。

そのため写真がモデルや芸能人並に美しい場合には注意してください。実際に美人な女性を利用した美人局の可能性もありますが、第三者の画像や加工されすぎて原形を留めていない場合もあります。なぜなら美人局の犯人は一度ターゲットの男性を呼び出せれば良いと考えているためその後のことを考慮する必要がないからです。

プロフィール上で性的アピールが積極的すぎる

パパ活アプリなどのプロフィール上で、過度に性行為に積極的な言動や容姿など性的アピールが過剰な場合には美人局を疑いましょう

なぜなら誰でも利用できるインターネットではどのような男性が接触してくるか分からずパパ活女子も安全のために慎重になっているはずだからです。そのため誰でも閲覧できるようなプロフィール上で過剰な性的アピールをすることは危険が大きすぎるはずなのです。そうであるにもかかわらず過度に性的アピールをするのは「パパ活女子が相手男性の選考をする必要がない」「どんな相手でも関心を持ってくれればいい」という動機の元で公開している可能性があるのです。

そのため「セフレ募集中」の文言や「胸の大きさ」など性的な身体的特徴を前面に出しているアカウントは美人局の可能性があります。

待ち合わせ場所に密室を指定してくる

待ち合わせ場所にホテルや自宅など密室を指定してくる場合も注意してください。本来であれば女性の方が男性より体力がないことが多いですから、暴行や強制わいせつなどのリスクを警戒してしかるべきです。

それにもかかわらず密室空間を選択するのは男性側を囲い込み、逃げられないように接触しようと企てている美人局の可能性があります。

デート中でもスマホを頻繁に操作する

パパ活の際に女性側がスマホを頻繁に操作している場合には美人局の可能性があります。なぜなら女性が美人局グループの一員の場合、裏で共謀している男性とオンタイムで連絡を取り合っている可能性があるからです。

パパ活は女性側が男性側に一種のサービスを提供する行為ですので他人とずっと連絡をとっているのは不自然かつ失礼です。

そのため女性側がスマホを頻繁に操作している場合には美人局のグループと連絡をとっている可能性があります。

パパ活で美人局被害に遭わないための対策

ホテルや自宅では会わない

美人局は被害者を孤立させて複数で接触してこようと狙っています。そのため密室空間となるホテルや相手方の自宅では会わないように徹底するだけでも被害を予防できる可能性が高いです。待ち合わせ場所はあなたの方から指定しましょう。相手方が指定する場所に固執するような不自然な場合には美人局だと考えておきましょう。

既婚者や未成年者とは関係を持たない

まず、人妻や主婦であることが判明した場合には避けることが一番です。なぜなら仮に美人局でなかったとしても不倫が発覚した場合には相手方配偶者から損害賠償請求されるリスクがあるからです。

また未成年者とパパ活で性的な関係を結ぶことは、多くの場合で犯罪となる可能性が高いです。パパ活アプリや出会い系サイトの運営者にはユーザーの利用登録時に児童でないことの確認が法律(出会い系サイト規制法)で義務付けられていますが、成人から借りた身分証で登録することも容易にできてしまいます。

18歳未満とは知らなかった場合でも児童買春・淫行条例違反になる?にも書いていますが、警察に対して「未成年とは知りませんでした」の言い訳が通用しないケースが多いため、少しでも未成年の疑いがある場合にはその場で女の子の身分証等から年齢確認をすべきです。そして、未成年者と判明した際には絶対に性行為をしないようにしておきましょう。

個人情報がわかるもの余分な現金は持ち歩かない

身分証など個人情報が分かるものは持参しないようにしておきましょう。そうすれば美人局に遭った場合にもその場から逃げさえすれば、相手方から今後接触してくることができきません。

また美人局被害の際に脅し取られないように余分な現金も持ち歩かないようにしておきましょう。

被害に遭ってしまった時の対処法

逃げる・大声で周囲に助けを求める

ホテルを出てから女性の仲間の男に声を掛けられた場合など街中で被害に遭った場合は、その場の状況を見て全力で逃げましょう。あるいは、周囲に人がいるようであれば大声で助けを求めても良いでしょう。

ただし、ホテルの部屋などの密室内で逃げる素振りを見せたり警察に通報しようとすると、暴行を加えられる恐れもあります。少しでも身の危険を感じたらその場は相手に従った方が良いでしょう。その上で、今すぐATMでお金をおろすよう指示された場合には、ATMまで同行してくる相手の様子を伺いながら、チャンスがあれば逃げ出す・大声で周囲に助けを求めるようにしましょう。

もっとも、免許証や会社の名刺等を見られ、個人情報が相手の手に渡ってしまっている場合には、逃げ出すだけでは根本的な問題解決とはなりません。後日自宅に訪問されたり勤務先に連絡してくるケースもあります。また、携帯番号からも個人情報を調べることができますので、携帯番号を知られている場合も同様の問題が生じる可能性があります。

個人情報を知られていると、1度お金を払っても、その後も脅迫まがいの言動で繰り返し金銭要求をされるケースもあります。個人情報が知られている、或いは調べられる恐れがある場合には、以下でお伝えする、警察への被害申告または弁護士への解決依頼を選択するようにしましょう。

警察に被害申告をする

美人局は恐喝罪、脅迫罪、強要罪など刑法的な犯罪行為となる可能性が高く、警察に被害届または告訴状を提出することで警察が立件してくれることが期待できます。

被害届を出す際のポイントとしては、「事件として犯人を逮捕してください」とハッキリと警察に伝えることです。曖昧な態度をとっていると被害届が受理されず解決に至りません。

加害者が逮捕されれば、度重なる脅迫や金の無心に怯えて暮らす必要はなくなりますので、美人局の現場から解放された時点で警察署に出向くことをお勧めします

ただし、警察に動いてもらう場合、長時間の取り調べを受けたり、事情聴取のために頻繁に連絡を受けることもあります。同居されているご家族がいる場合には異変に気付かれないようにする必要があるでしょう。また、刑事裁判では、平日の日中に証人として出廷を求められる可能性もあります。この点も考慮した上で、事件にすべきかどうか検討する必要があるでしょう。

捜査や裁判を行うためには、被害者の方に、検察庁で事情聴取に応じていただいたり、裁判で証人として証言していただくなどの協力を得ることが必要となります。被害者の方の協力によって、事件の真相が明らかとなり、加害者に対し、犯した罪の重さにふさわしい刑罰を科すことが可能となるのです。

弁護士に解決を依頼する

警察沙汰にして事態が大きくなることを避けたい・家族や勤務先には絶対にバレたくないという方は弁護士に解決を依頼しましょう

弁護士があなたの代理人に就任すること自体相手にとっては抑止力になります。相手方としては虚偽や犯罪まがいなことをしていれば逆に弁護士から刑事告訴されたり民事訴訟を起こされる可能性があるため手を引くケースがほとんどです。また、弁護士が交渉することで個人情報を悪用しないことや二度と接触してこないことを相手に約束させることも可能です。

なお、性行為をしたパパ活女子が未成年であった場合にはご自身も逮捕されるリスクがあります。このような場合も警察ではなく弁護士に相談すべき事案でしょう。

弊所では、家族や勤務先に知られることなくパパ活での美人局を解決することを得意としており実績があります。親身誠実に、弁護士が全力で依頼者を守りますのでまずはお気軽にご相談ください。相談する勇気が解決へ繋がります。

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