X(旧Twitter)の乗っ取り犯人の特定と乗っ取り解除の方法を徹底解説

X(旧Twitter)のアカウントが第三者に乗っ取られた場合、「発信者情報開示請求」という法的手続きを利用することで犯人を特定できる可能性があります。乗っ取り行為は不正アクセス禁止法に違反する犯罪であり、刑事告訴や損害賠償請求によって責任を追及することも可能です。

「勝手にツイートされてフォロワーに迷惑がかかっている」「ログインできなくなってしまった」「犯人が誰なのか突き止めたい」とお困りの方もいるのではないでしょうか。乗っ取り被害を放置すると、なりすまし投稿やDMの悪用によって被害がさらに拡大するおそれがあります。

この記事では、SNSトラブルに強い弁護士が、X(旧Twitter)の乗っ取り犯人を特定する具体的な方法から、アカウントの乗っ取り解除・対処法、犯人への法的責任の追及方法まで詳しく解説します。

なお、X(旧Twitter)の乗っ取り被害について早急に対応したいとお考えの方は、この記事をお読みいただいた後、全国どこからでもご利用いただける当事務所の無料相談をご利用ください。

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X(旧Twitter)の乗っ取り犯人を特定する方法

X(旧Twitter)の乗っ取り犯人を特定するためには、「発信者情報開示請求」制度を利用できます。

この「発信者情報開示請求」とは、SNSなどのインターネット上の投稿によって自己の権利を侵害された人が、SNSなどを運営する「コンテンツプロバイダ(CP)」や発信者がSNSなどに侵害情報を記録する通信を媒介した「アクセスプロバイダ(AP)」に対して、発信者情報の開示を請求する手続きです。

犯人を特定するためには、まずX(旧Twitter)の運営会社であるX(旧Twitter)社に投稿者のIPアドレスの開示請求をしていきます。そして判明したIPアドレスから接続プロバイダを特定し、そのプロバイダへ投稿者の契約者情報(氏名・住所など)の開示を請求するという流れで、乗っ取り犯人を特定することができます。

ここで「IPアドレス」とはネットワークにつながっているスマホやパソコンなどの機器に割り振られた単なる番号であるため、IPアドレスの開示を受けたとしてもすぐに犯人を特定することはできません。IPアドレスから接続プロバイダに対して契約している者の個人情報を開示してもらうことで犯人の氏名や住所、電話番号などを特定することができるのです。

発信者情報開示請求の詳しい手続きや費用については「発信者情報開示請求とは?費用や期間などの情報をまとめました」で解説しています。

X(旧Twitter)の乗っ取り犯人への法的責任の追及方法

警察に被害申告をする

X(旧Twitter)のアカウントを乗っ取る行為は、不正アクセス禁止法違反となる犯罪行為です。そのため、被害者が警察に被害届や告訴状を提出することで捜査が開始され、事件として立件してもらえる可能性があります。乗っ取り犯人が証拠隠滅や逃走のおそれがあると捜査機関が判断すれば逮捕もあり得ます。

具体的に不正行為の内容に応じて、以下のような犯罪が成立することになります。

  • 不正アクセスをした場合:不正アクセス罪として「3年以下の拘禁刑」または「100万円以下の罰金」が科されます(不正アクセス禁止法第3条、11条)。
  • パスワードを不正に取得した場合:不正取得罪として「1年以下の拘禁刑」または「50万円以下の罰金」が科されます(同法第4条、12条1号)。
  • 更にパスワードを伝達した場合:不正助長罪として「1年以下の拘禁刑」または「50万円以下の罰金」が科されます(同法第5条、12条2号)。
  • 不正にパスワードを保管した場合:不正保管罪として「1年以下の拘禁刑」または「50万円以下の罰金」が科されます(同法第6条、12条3号)

※2025年6月1日施行の刑法改正により、従来の「懲役」「禁錮」は「拘禁刑」に一本化されました。

損害賠償請求をする

X(旧Twitter)の乗っ取りによって何らかの被害を受けた場合には、不法行為にもとづく損害賠償請求(慰謝料請求)をすることができます(民法第709条参照)。

ただし、損害賠償請求したくても連絡のとりようがない相手に請求はできませんし、仮に連絡がとれたとしても(例えば、知り合いのアカウントから乗っ取り犯人にDMを送ってもらうなど)、身元を知られていない乗っ取り犯人がすんなりと損害賠償請求に応じることはまずないでしょう。また、相手の氏名と住所がわからないと訴訟を提起することもできません。

そのため、損害賠償請求で民事責任を取らせたい場合にはまずはX(旧Twitter)のアカウントを乗っ取った犯人の特定を先行させる必要があります。

また、X(旧Twitter)のアカウントの乗っ取りにより被害を受けたことを証明できるだけの証拠がなくては裁判で勝てませんので、乗っ取られたアカウントを用いて悪事を働いていることがわかる証拠を収集しておきましょう。

開示請求の具体的な手続きの流れについては「発信者情報開示の仮処分・訴訟の流れや要件をわかりやすく解説」をご参照ください。

そもそもX(旧Twitter)の乗っ取りとは?

X(旧Twitter)の乗っ取りとはなにか

X(旧Twitter)とは、世界での利用者が5億人を超えるSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)です。X(旧Twitter)の大きな特徴は、無料ユーザーの場合は全角140文字という短文を誰でも匿名で投稿することができるというものです(有料プラン「X Premium」に加入すれば最大25,000文字の長文投稿も可能)。そのため、日常的な個人のつぶやきから会社の公式プロモーションまでさまざまな投稿を利用登録したユーザーが閲覧したり拡散することができます。

このX(旧Twitter)アカウントはユーザーが登録した電話番号やメールアドレス、パスワードを登録することで利用できます。

しかし、このX(旧Twitter)アカウントを第三者によって勝手にログインされ操作されてしまい、悪用される被害に遭うことがあります。これを「X(旧Twitter)の乗っ取り」と表現します。

放置は危険!X(旧Twitter)で乗っ取られたらどうなる?

実際にX(旧Twitter)アカウントが乗っ取られた場合には、以下の被害を受ける可能性があります。

自分のX(旧Twitter)アカウントにログインできなくなる

まず、X(旧Twitter)アカウントが乗っ取られた場合、自分のアカウントであるにもかかわらず、そのアカウントにログインできなくなる可能性があります。

これは乗っ取り犯人が、本来のアカウントユーザーがログインできないように設定を変更してアカウント情報を変更してしまうことがあるからです。

自分のアカウントにログインできなくなった場合、半永久的にそのアカウントが使用不能になるおそれがあります。後述する方法で再びログインできるようになっても、取り返すまでに相当な時間がかかることも珍しくありません。

X(旧Twitter)アカウントを取り返すのに時間がかかってしまうと、以下で解説するような無断ツイートやフェイク情報などの拡散被害を受けるリスクも高まります。

身に覚えのない内容をツイートされてしまう

乗っ取り被害の代表的なものとして、乗っ取り犯人が勝手な内容でツイートするケースがあります。

客観的には、本来のユーザーがそのアカウントからツイートしているように見えるため、フォロワーや閲覧者はアカウント主による発信・投稿だと受け取ります。

むやみやたらに攻撃的・差別的なツイートを投稿したり、他のユーザーに不適切な情報・影響を与えたりする可能性があります。

そのような身に覚えのない内容をツイートされてしまうと、著名人であれ一般人であれ、インターネット上で信用を失ったり、悪いイメージ・悪評が定着してしまうという被害を受けることが考えられます。乗っ取り犯人による不適切な投稿の削除方法については「X(旧Twitter)削除依頼の方法|応じない場合の対処法も解説」で詳しく紹介しています。

望まないのに別のアカウントをフォロー/ブロックされてしまう

乗っ取り犯人によって、勝手に他のアカウントをフォローされたり、逆にブロックされたりする可能性があります。

乗っ取り犯人が、嫌がらせ目的で正規のユーザーがフォローしているアカウントを次々にブロックしてしまうというケースも考えられます。

また犯人が、悪意のあるアカウント(詐欺アカウント)をフォロー・リツイートするという操作を行うことで、ニセ情報が不特定多数のフォロワーに拡散してしまうというリスクも考えられます。

勝手にDM(ダイレクトメッセージ)が送信されてしまう

乗っ取り犯人によって、勝手に第三者に対してDM(ダイレクトメッセージ)が送られてしまう可能性もあります。

X(旧Twitter)には、ユーザー同士が1対1でメッセージをやり取りすることができるダイレクトメッセージ機能が存在しています。

X(旧Twitter)が乗っ取られてしまうと、その犯人によって無断で特定の第三者宛にダイレクトメッセージが送信されてしまうおそれがあります。

悪意のある犯人によって、攻撃的な内容やトラブルを生じさせる内容、または法的に金銭の支払いその他法的な責任を負うことになる内容を送信され、深刻な被害につながるリスクがあります。

このようなDMによってトラブルに発展した場合、乗っ取りの被害に遭ったユーザーが責任を追及されてしまうケースがあるため厄介なトラブルに巻き込まれる可能性があります。

X(旧Twitter)アカウントが転売されてしまう

さらに、乗っ取り犯人が乗っ取ったX(旧Twitter)アカウントを第三者に転売するケースも報告されています。

アカウントの売買が秘密裡に行われることがあり、特にフォロワーの多いアカウントは影響力が大きいため、高額で取り引きされることがあります。X(旧Twitter)アカウントの売買自体はX(旧Twitter)の利用規約で禁止されているものの、悪質なユーザーによって取り引きされているという事実も現実に存在しています。

フォロワーに間違った情報が拡散される

乗っ取られたアカウントのフォロワーに間違った情報が拡散されるおそれがあります。

仮に乗っ取られたアカウントにたくさんのフォロワーが存在していた場合、虚偽のツイートや詐欺関連のリツイートが拡散されることになってしまいます。

乗っ取り犯人は、詐欺によってお金をだまし取ろうと企んでいる者もいますので、乗っ取りの事実を知らないフォロワーや閲覧者が騙されて詐欺の被害に遭ってしまうという実害が生じる可能性があります。

影響力のあるアカウントを乗っ取り、フォロワーを一定のサービスやサイトに誘導したり誘導先から個人情報や現金を騙し取ったりする手口も報告されています。

このように乗っ取られた本人のみならず、そのアカウントをフォローしていたユーザーも被害を受けてしまうケースがありますので、しっかりと対策しておく必要があります。

なぜX(旧Twitter)の乗っ取りをするの?その目的は?

X(旧Twitter)の乗っ取り犯人はなぜ他人のアカウントを乗っ取るのでしょうか。

上記内容と関連しますが、ここではX(旧Twitter)の乗っ取り犯人の目的について説明します。

乗っ取り犯人の目的として、被害者になりすましてツイートやダイレクトメッセージを発信・拡散して、金銭その他の財産を騙し取れそうなターゲットを拡大しようとしているケースが多いです。X(旧Twitter)のようなSNSを利用した詐欺は、乗っ取った本人の信用や発信力・影響力を利用して二次被害・三次被害と被害が拡大していってしまうという特徴があります。

X(旧Twitter)アカウントの乗っ取りは以下のような流れで連鎖していきます。

  1. 乗っ取り犯人がX(旧Twitter)のあるアカウントを乗っ取る
  2. 犯人が本人になりすまして投稿・リツイート・DMなどを行う
  3. 投稿を見たユーザーがその投稿に記載されているリンクをクリックしてしまう
  4. 誘導された先が、詐欺サイトやフィッシングサイトになっており、さらに別のユーザーの個人情報が抜き取られてしまう

このような流れでX(旧Twitter)の乗っ取りが繰り返され、被害が拡大していく事案が後を絶ちません。

そのほかにも、乗っ取ったアカウントの本人になりすまして、不適切なツイートや発信を行う嫌がらせ目的の場合や、他人を誹謗中傷する書き込みを行い犯罪行為に悪用する目的の場合もあります。

なぜX(旧Twitter)が乗っ取られる?その原因は?

X(旧Twitter)が乗っ取られる原因としては、以下の2つの手口が考えられます。

流出したアカウント情報を悪用した乗っ取り

1つ目の手口としては、X(旧Twitter)に登録しているアカウント情報が流出してしまうことです

X(旧Twitter)を利用する場合、ログインする際にはユーザー名・電話番号・メールアドレスのいずれかのID情報と、パスワード情報を入力する必要があります。

そのため、IDやパスワードに関する情報が流出してしまうと、その情報を悪用されて不正にログインされてしまう危険性があります。

例えば、X(旧Twitter)以外のインターネットサービスでも同じメールアドレスとパスワードを使いまわしていると、その情報が流出してしまうと第三者によってX(旧Twitter)アカウントに無断で侵入されてしまうという可能性が高まるのです。

また、コンピューターウイルスなどの不正プログラムによってパソコンやスマートフォンなどのデバイスからX(旧Twitter)のアカウント情報が流出する場合もあります。

さらに、ニセX(旧Twitter)サイトのログインページに誘導して誤信した本人がアカウント情報を入力してしまい、ログイン情報を抜き取られてしまうというケースもあります。

アプリ連携による乗っ取り

2つ目は、X(旧Twitter)にあるアプリ連携機能を利用したことでX(旧Twitter)が乗っ取られるというケースです。

アプリ連携機能とは、X(旧Twitter)がサードパーティーアプリケーション(外部アプリ)という外部の拡張機能と連携することで、より便利にX(旧Twitter)を利用・活用することができる機能です。アプリ連携をすると、プロフィール情報の確認・変更、フォローリストの確認・追加、投稿などといった本来アカウントの所有者しかできないはずの操作権限を別のアプリやサービスに与えることができるのです。

X(旧Twitter)上でリンク先のサイトを開こうとすると、「連携アプリを認証する」「アカウントを利用することを許可しますか?」といった認証画面が現れます。

悪意のあるアプリの場合には、この連携機能を悪用してアカウントを乗っ取ろうと企んでいるものがあります。

詳細を確認せずに気軽に認証に応じてしまうと、ログイン情報を抜き取られてしまうリスクがありますので、注意して操作することが重要になります。

X(旧Twitter)の乗っ取りを確認する方法

身に覚えのないログイン履歴がないかチェック

X(旧Twitter)の乗っ取りを確認する方法として、身に覚えのないログイン履歴がないかどうかチェックしてください

X(旧Twitter)には、「Xデータ」という機能が実装されており、過去のログイン日時とログインに使用した端末の履歴を確認できます。直近50件ほどの過去のデータを参照できるため、身に覚えのない端末やログイン情報があれば乗っ取り被害の有無を調査することが可能です。

身に覚えのないログイン履歴があった場合には、被害が拡大する前にパスワードを変更するなどしてセキュリティーを強化するようにしましょう。

このXデータについては、パソコンからもスマートフォンからもブラウザ版のX(旧Twitter)から確認することができますが、お使いのツールによって操作内容が異なります。

【WindowsやmacOSを使用している場合】
WindowsやmacOSを使用している場合には、左メニュー「もっと見る」→「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」→「アカウントアクセス履歴」の手順でログイン履歴を確認できます。

【AndroidやiOSアプリを使用している場合】
AndroidやiOSアプリを使用している場合には、画面左上にある縦三本線アイコンをクリック→「設定とプライバシー」→「アカウント」→「X(旧Twitter)データ」の手順で「アカウント履歴」を確認できます。ここの「ログイン履歴」をチェックすれば、直近でアプリが不審な動作をしていないか把握できます。

身に覚えのないツイートやDMがないかチェック

次に、身に覚えのないツイートやダイレクトメッセージを送付していないか否かをチェックしてください。

自分のツイートについては、X(旧Twitter)のブラウザ版や公式アプリの「プロフィール」から確認できます。

自分が投稿したはずのないツイートや、それが連続投稿されているような場合にはアカウントが乗っ取られている可能性が濃厚ですので、適切な対処を取る必要があります。

そのうえで、自分のフォローしているアカウントの数やフォローされているユーザー数も確認しましょう。フォロー数やフォロワー数が極端に増えていたり減っていたりする場合には、第三者によって勝手にX(旧Twitter)が操作されている可能性があるからです。

X(旧Twitter)から乗っ取りの通知が来ていないかチェック

X(旧Twitter)に登録しているメールアドレス宛に「新しい端末からログイン」、「アカウントが乗っ取られている可能性があります」、などを通知するメッセージが届いている場合、不正ログインのおそれがあります。

そのような通知に身に覚えがある場合には問題ありませんが、心当たりがない場合には第三者による不正介入かもしれませんので、対策を講じる必要があるでしょう。

ここで問題となるのは、そのような通知自体が悪意のある第三者からの偽メッセージである可能性があるということです。メッセージやメールにリンクが添付されている場合には警戒しましょう。不用意にURLをクリックすると詐欺サイトやフィッシングサイトに誘導されるリスクもあります。

身に覚えのないアカウント情報の変更通知が来ていないかチェック

アカウント情報に関して何も変更していないにもかかわらず、「アカウント情報が変更されました」という通知が届いている場合も、要注意です。

自分で何かしらの変更をした覚えがないのに変更完了通知が来ているということは、第三者によって不正にログインされた結果、登録している個人情報に変更が加えられたという可能性があるからです。パスワードを変更された場合には、本人が当該アカウントに再度ログインできなくなっている可能性があるため、迅速に対応する必要もあります。このような通知が届いている場合には、すぐに自分のX(旧Twitter)アカウントにログインできるかどうかをチェックしてください。

パスワードが使用できなかったり、ログインできなくなったりしていないかチェック

正規のユーザーであるにもかかわらず、あるとき自分のアカウントにログインできなくなっている、またはパスワードが使用できなくなっている場合、X(旧Twitter)を乗っ取られている可能性が出てきます。

前述のとおり、X(旧Twitter)の乗っ取り犯人は、正当なアカウント主を追い出すために不正ログイン直後に変更してしまっている可能性があるのです。この場合、緊急性が高いため、後述のようにパスワードをリセットするなどの対処法を取る必要が出てくるでしょう。

X(旧Twitter)の乗っ取り解除・対処法

それでは実際にX(旧Twitter)乗っ取りの被害に遭った場合どうやって乗っ取りを解除することができるのでしょうか。ここでは、アカウントを回復するための対処法について解説していきます。

ログインできる場合

パスワードを変更する

X(旧Twitter)アカウントが乗っ取られたと分かった場合、まずはパスワードを変更する手続きを取りましょう。乗っ取り犯人をあなたのアカウントから追い出すことで、その後無断ツイートや投稿などを予防することができます。

以下の手続きによってパスワードを変更できます。

  1. プロフィールアイコンをタップする
  2. 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「アカウント」→「パスワードを変更する」をタップする
  3. 現在のパスワードを入力→新しいパスワードを入力→「パスワードを更新」をタップ

アプリ連携を解除する

X(旧Twitter)のアカウントを乗っ取られてしまった場合には、アプリの連携を解除しましょう。

パスワードを変更したからといって安心しないようにしてください。まだ連携されているアプリからアカウント情報を抜き取られるおそれがあります

フォローを解除したフォロワーやブロックされたフォロワーを確認するためのアプリや、ゲームをバックアップするアプリ、無料Wi-Fiを利用するためのアプリなどを使用した場合、それらのアプリがスパム化してスパムツイートやDMを投稿するというケースも増加しています。

そのため、パスワードを変更した後は、乗っ取り被害の原因となった連携アプリや変更後に連携した怪しいアプリを解除しておきましょう。

以下の手順によってアプリの連携を解除できます。

  1. プロフィールアイコンをタップする
  2. 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」→「連携しているアプリ」をタップする
  3. アカウント連携しているアプリが表示されるため、解除したいアプリを選択して「アプリの許可を取り消す」をタップする

以上の手順でX(旧Twitter)とアプリとの連携が削除されることになります。

アカウントを削除する

乗っ取り被害に遭った場合には、アカウントを削除することもできます。

そもそもX(旧Twitter)の使用頻度も高くなく、アカウント自体を保持するモチベーションが小さい方は、アカウントごと消し去りたいと思うケースもあるでしょう。

そのような場合には、以下の手順でX(旧Twitter)のアカウントごと削除できます。

  1. プロフィールアイコンを選択し、「設定とプライバシー」→「アカウント」をタップ
  2. 「アカウント削除」を選択する

あなたのアカウントが完全に抹消されるため、乗っ取り犯人もそのアカウントを利用できなくなります。

ログインできない場合の対処法

パスワードをリセットする

もし、乗っ取り犯人にパスワードを変更されてしまいログインできなくなったという場合には、パスワードのリセットで対処するようにしましょう。X(旧Twitter)を乗っ取られても登録しているメールアドレスが変更されていない場合には、パスワードをリセットすることでアカウントを回復することができます。

以下の手続きによってパスワードをリセットできます。

  1. リセットページにアクセス:パスワードリセットのための専用ページにアクセスし、メールアドレス、電話番号、ユーザー名のいずれかを入力して「検索」をクリックする
  2. アカウントを確認:パスワードをリセットしたいアカウントを確認して「次に」ボタンをクリックする
  3. 認証コードの入力:入力したメールアドレスなどに届く認証コードを入力して、「認証する」ボタンをクリックする
  4. 新しいパスワードを入力:新しいパスワードを2回入力して「パスワードをリセット」ボタンをクリックする

パスワードをリセットした場合には、連携しているアプリのパスワードも更新する必要があります。更新前のパスワードでログインしようとしても一時的にログイン停止状態となりますのでアプリでもパスワード変更が必須です。

運営会社に報告する

X(旧Twitter)社に乗っ取り被害を通報することができます。

パスワードがリセットできない場合には、X(旧Twitter)に「アカウントの復活」に関する報告をすることができます。

  1. 「アカウントの復活」に関する専用ページにアクセス
  2. 「自分のX(旧Twitter)アカウントを復活させたい」→「私のアカウントがハッキングされた、または乗っ取られた」を選択
  3. 以下、連絡が取れるメールアドレスなどの必要項目を入力し「送信」ボタンをクリック

報告後、その後どのように対処すべきかなどX(旧Twitter)運営側から連絡が来ますのでそれに従ってください。なお、乗っ取りの影響でアカウントが凍結されてしまった場合の対処法については「X(旧Twitter)の凍結解除方法!異議申し立ての例文や解除の期間を解説」もあわせてご確認ください。

X(旧Twitter)で乗っ取られないための対策

推測されにくいパスワードを設定しておく

パスワードを推測されにくい複雑なものにしておくことは、X(旧Twitter)の乗っ取りを予防するのに効果があります。「1234」や誕生日など推測されやすいものや、他のSNSやインターネットサービスで使用しているものの使いまわしは避けましょう。

特にパスワードの使いまわしは多くのユーザーがあてはまっているはずです。どうしてもパスワードを使いまわしたい、複数把握しておくことは煩わしいという方は、次の二要素認証を導入しましょう。

二要素認証を設定しておく

二要素認証を使うと、X(旧Twitter)アカウントのセキュリティを強化できます。

ログインする際にパスワードに加えて、コードを入力したり、セキュリティキーを使ったりします。認証の要素が増えることで、より確実な本人確認ができるようになり、X(旧Twitter)アカウントへの不正ログインを防止できます。

二要素認証の設定では、アカウントに登録されているメールアドレスが確認済みであることも求められます。このメールアドレスを使用して、アカウントのセキュリティを確保するための情報の伝達などが行われます。

この機能をオンにすると、アカウントにログインするためにパスワードに加えて第2のログイン方法(コード、アプリ経由でのログインの確認、または物理的なセキュリティキー)が必要になります。

参考:X(旧Twitter)の2要素認証(2FA)を使用する方法

ツイートから誘導されるアプリ連携には警戒しておく

アプリ連携によってX(旧Twitter)アカウントが乗っ取られないように注意しておく必要があります。そのような悪意のあるアプリの場合には、ユーザーの興味関心がありそうな謳い文句で集客してアプリをインストールするように誘導してきます。

心理テストや性格診断、恋愛診断、優良求人情報などの口実でターゲットにアプリを導入させます。多くの被害が発生しているアプリの場合には、インストールする際に注意しておけば気づいて回避できる可能性もあります。

不審な投稿は無視・怪しげなツイートのURLにアクセスしない

自分がフォローしているユーザーのタイムライン上に不審な連続投稿を見つけた場合、そのユーザーはアカウントを乗っ取られている可能性があります。

そのため、リスクを回避するために投稿をリツイートしたり「いいね」を押したりしないことが得策です。反応することでX(旧Twitter)の乗っ取り犯人から次のターゲットにされるおそれもあります。

また、怪しげなツイート、たとえば、「簡単にお金が儲かる方法」「芸能人の裏情報」「アダルト系・出会い系」のツイート内にあるURLには容易にアクセスしないことも乗っ取りを予防するためには重要なことです。URLをクリックして開いたサイトで個人情報を抜き取られて、あなた自身も乗っ取り被害に遭う可能性があります

X(旧Twitter)の乗っ取り・犯人特定に関するよくある質問

乗っ取り犯を特定できる期間はいつまでですか?

犯人特定の手がかりとなるIPアドレスなどのアクセスログは、接続プロバイダで一般に3〜6か月程度しか保存されません(携帯電話会社は3か月程度、自宅の固定回線は6か月程度のことが多いとされています)。この期間を過ぎるとログが消え、発信者情報開示請求でも警察の捜査でも犯人を突き止めることが技術的に難しくなります。特にX(旧Twitter)でアカウント自体が削除された場合は1か月程度で消えてしまうケースもあるため、乗っ取りに気づいたらできるだけ早く動くことが重要です。開示請求にかかる期間や費用の詳細は「発信者情報開示請求とは?費用や期間などの情報をまとめました」で解説しています。

X(旧Twitter)から犯人の住所は特定できますか?

X(旧Twitter)社が保有しているのはIPアドレスや登録情報(メールアドレス・電話番号など)で、犯人の氏名や住所そのものは通常保有していません。住所を特定するには、X社から開示を受けたIPアドレスをもとに接続プロバイダをたどり、そのプロバイダに契約者情報の開示を求める発信者情報開示請求が必要です。具体的な手続きは本記事の「X(旧Twitter)の乗っ取り犯人を特定する方法」で解説しています。

アカウントが乗っ取られたかどうかは、どうすれば確認できますか?

身に覚えのないログイン履歴・投稿・DM送信、フォローやフォロワーの不自然な増減、「新しい端末からログイン」「アカウント情報が変更されました」といったX社からの通知などが手がかりになります。具体的な確認手順は本記事の「X(旧Twitter)の乗っ取りを確認する方法」で解説しているので、心当たりのある方はチェックしてみてください。

乗っ取り犯を特定してもらうにはどうすればよいですか?

自力で犯人を特定するのは困難です。主な方法は、①発信者情報開示請求(弁護士への依頼が現実的です)と、②警察への被害申告(不正アクセス禁止法違反としての捜査)の2つです。いずれもアクセスログが残っている間に着手する必要があるため、犯人を特定して責任を追及したいとお考えの方は、早めに弁護士へ相談されることをおすすめします。

X(旧Twitter)の乗っ取り被害でお困りの方へ

X(旧Twitter)のアカウントが乗っ取られた場合、発信者情報開示請求によって犯人を特定し、不正アクセス禁止法違反としての刑事告訴や損害賠償請求によって法的責任を追及できる可能性があります。

乗っ取り犯人の特定には、X社やプロバイダへの開示請求など専門的な法的手続きが必要となるため、弁護士に依頼することで手続きを迅速かつ確実に進めることができます。証拠の保全から犯人の特定、損害賠償請求や刑事告訴まで、一貫したサポートを受けられることも大きなメリットです。

乗っ取り被害は時間が経つほど証拠が失われ、犯人の特定が困難になる場合があります。すでに身に覚えのない投稿やDMの送信が行われている方、ログインできなくなっている方は、できるだけ早い段階で専門家に相談されることをおすすめします。

当事務所はインターネットトラブルの解決に注力しており、乗っ取り被害に関するご相談は全国どこからでも無料でお受けしています。おひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

若井亮 弁護士

若井 亮

代表弁護士

弁護士法人若井綜合法律事務所
東京弁護士会所属(登録番号:47827)

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