重婚的内縁関係とは?保護の条件や婚姻費用、財産分与、慰謝料について

お付き合いをしている相手と内縁関係にある場合、その相手に配偶者がいることも考えられます

その場合、まず法的に保護されるのは相手の配偶者となるのが基本ですが、あなたはどうなるのでしょうか?

本記事では、上記のような状況下で、あなたが保護を受けることができる条件や気になるお金の問題(婚姻費用、財産分与、慰謝料)について解説していきたいと思います。

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重婚的内縁とは

重婚的内縁とは、あなたと内縁関係にある相手に法律上の婚姻関係を結んでいる配偶者がいる状況下での内縁のことをいいます。

この場合、あなたに法律上の婚姻関係を結んでいる配偶者がいる場合でも重婚的内縁であることに変わりありません。

重婚的内縁で保護を受けるための条件

相手と重婚的内縁にある場合は、「法律上の保護」を受けることができないのが基本です。

日本では、法律上の婚姻関係を結んでいる配偶者を持つ人が第三者と婚姻関係を結ぶ「重婚」が禁止されていますから、婚姻関係に至らない「内縁」も保護されず、相手と内縁関係にあるあなたも法律上保護されないというわけです。

もっとも、内縁関係の実体は婚姻関係とほぼ変わらないわけですから、あなたと内縁関係にある相手の法律上の婚姻関係が破綻・形骸化している場合にまで、あなたが保護されないとするのは、実体にそぐわず不合理と言わざるをえません。

そのため、以下でご紹介していく一定の条件を満たす場合には、相手と重婚的内縁関係にあるあなたも保護されると考えられています。

相手と内縁関係にあること

まず、そもそも相手と内縁関係にあったと認められることが必要です。

内縁関係とは、役所に婚姻届を提出していないものの、

  • ①婚姻意思をもって
  • ②相手と夫婦のように共同生活を送っていること

をいいます。

≫事実婚(内縁)とは?法律婚との違いについて一覧表つきで解説

②については、1週間や1か月程度で認められるわけではなく、少なくとも3年程度が目安とされています。

①については、あなたの「相手と婚姻するつもりである」という主観ではなく、住民票の続柄の記載(妻(未届))、賃貸借契約書の同居人の記載などの証拠から客観的に明らかにしていく必要があります。

≫内縁を証明する必要性と証明に役立つ証拠について解説

相手が事実上の離婚状態にあること

次に、前述のように、相手の法律上の婚姻関係が破綻・形骸化していること、つまり、相手が事実上の離婚状態にあることが必要です。

相手が事実の離婚状態にあるかどうかは、

  • ③別居の経緯
  • ④別居の期間
  • ⑤婚姻関係を維持または修復するための努力の有無
  • ⑥別居後における経済的依存の状態
  • ⑦別居後における婚姻当事者間の音信及び訪問の状態
  • ⑧重婚的内縁関係の固定性

などを総合的に考慮して判断されます。

重婚的内縁と婚姻費用、財産分与、慰謝料

このように、相手と重婚的内縁関係にある場合でも、一定の条件を満たせば「法律上の保護」を受けることができるわけですが、「法律上の保護」といっても抽象的でイメージがわかないことと思います。

そこで、以下ではこの「法律上の保護」の中でも、多くの方の関心が高いであろう婚姻費用、財産分与、慰謝料というお金の問題について解説していきたいと思います。

あの、婚姻費用と財産分与は相手との内縁関係を解消する場合に、慰謝料については関係を継続する場合、解消する場合の双方で問題となるものです。

しっかり確認しておきましょう。

婚姻費用

婚姻費用とは相手と内縁関係を継続し、生活する上で生じる費用(たとえば、医療費など)のことです。

法律上の婚姻関係にある夫婦はお互いに扶助する義務があり、収入等に応じて婚姻期間中に生じる費用を分担しなければならず、婚姻関係に準じる内縁関係においても同様のことがいえます。

したがって、相手に婚姻費用の未払い分がある場合は、内縁関係を解消した後でも未払い分の支払いを請求することができます。

もっとも、相手に支払いを求めることができるのは内縁関係が継続している間に発生した費用で、解消後に発生した費用は含まれません。

婚姻費用は以下で解説する財産分与において清算されることもあります。

財産分与

財産分与とは、相手との内縁関係中に築いたプラス・マイナスの財産を男女で分け合うことです。

財産分与は、本来、法律上の婚姻関係がある夫婦が離婚する場合に認められるものですが、婚姻関係に準じる内縁関係にある男女にも認められます。

内縁関係に中に築いた財産であれば、基本的に、名義がいずれにあるのか、いずれが財産の形成に貢献したか、ということは関係ありません。

たとえば、あなたが専業主婦で、相手が会社員の場合でも、相手の給与・賞与がメインに振り込まれた相手名義の預貯金も財産分与の対象とすることができます。

≫相手と内縁を解消した場合でも財産分与できる?死別の場合は?

慰謝料

慰謝料は、内縁関係にある相手が不貞行為を行ったことによって受ける精神的苦痛に対する賠償です。

慰謝料(請求)は、婚姻関係に準じる内縁関係にある男女にも認められます。

もっとも、相手の不貞行為時に、内縁関係が破綻していた場合などは慰謝料請求できない場合もあります。

慰謝料の額は、不貞行為の内容、違法性、内縁期間の長さ、相手の収入などを考慮して決めます。

≫内縁関係で慰謝料請求が認められるケースや条件、慰謝料相場

まとめ

内縁関係にある相手と重婚的内縁関係にある場合でも、一定の条件を満たせば、婚姻関係と同等の保護を受けることができます。

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