「他人の物を隠すとどんな犯罪が成立するのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、犯人が後で自分や第三者のものにするために一時的に他人の物を隠した場合には窃盗罪が成立します。他方で、嫌がらせ目的で他人の物を隠した場合には器物損壊罪が成立します。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、 窃盗罪...
窃盗・強盗
窃盗・強盗の記事一覧
昏睡強盗(こんすいごうとう)とは、人を昏睡させて人の財物を奪った場合に成立する罪で、刑法第239条に規定されています。 第二百三十九条 人を昏酔させてその財物を盗取した者は、強盗として論ずる。 刑法 | e-Gov法令検索 人を昏睡させ、人の反抗を抑圧して財物を奪う行為は、刑法236条に規定される強盗罪に匹敵するほどの...
強盗致傷とは強盗の機会に被害者などに怪我を負わせてしまった場合に問われる罪です(刑法第240条前段)。たとえば、コンビニ強盗やタクシー強盗の際に怪我を負わせたようなケースで成立します。罰則は無期又は6年以上の懲役となっており原則として執行猶予は付きません。また、初犯でも重い刑期が科される可能性の高い犯罪です。 この記事...
不動産侵奪罪(ふどうさんしんだつざい)とは、他人の不動産を侵奪した場合に成立する犯罪です。刑法第235条の2に規定されています。罰則は10年以下の懲役です。不動産侵奪罪は刑法第36章「窃盗及び強盗の罪」に置かれており、不動産の窃盗罪とも言われています。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、 不動産侵奪罪とはどのような...
事後強盗(じごごうとう)とは、窃盗の既遂の犯人が盗んだ物を取り返されることを防ぐため、あるいは窃盗の既遂または未遂の犯人が、逮捕を免れまたは証拠を隠滅するために、被害者や目撃者に対して暴行または脅迫を加えた場合に成立する犯罪です(刑法第238条)。 この記事では、強盗事件に強い弁護士が、 事後強盗罪の構成要件(成立要件...
ひったくりとは、手荷物を持っている歩行者や籠に荷物を入れている自転車に近づき、その背後から、あるいはすれ違いざまに瞬間的に物を奪い取る犯罪手口の一つです。 警察に事件が発覚すると、主に窃盗罪または強盗罪で検挙・逮捕されます。窃盗の場合は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金、強盗の場合は5年以上の有期懲役が科せられます...
①被害者に占有があるか否かの判断基準を示した判例 事案の概要 この事案は、被害者がバスを待つ間に写真機を身辺約30センチの箇所に置き、行列の移動につれて改札口の方に進んだが、改札口の手前約3.66メートルの所に来たとき、写真機を置忘れたことに気づき直ちに引返したところ、既に被告人によってその場から持去られていたという事...
強盗罪とは、暴行または脅迫を用いて他人の財物を強取したり、財産上不法の利益を得る、または、他人に得させることで成立する犯罪です。刑法236条に規定されています。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、以下の点を中心にわかりやすく解説していきます。 強盗罪の構成要件(成立要件) 強盗罪の刑罰 強盗罪に関連した犯罪 釈放・...
万引きは窃盗の手口の一つで、発覚すると窃盗罪という犯罪に問われます。 そして、万引きが私たちに身近な犯罪であることから、窃盗罪も比較的身近な犯罪といってよいのではないでしょうか? もっとも、窃盗罪がどんな犯罪なのか詳細までご存知の方は少ないと思います。 そこで、本記事では、窃盗罪の構成要件、罰則について解説した上で、窃...
「使用窃盗ってどういう意味?」 「どこからが窃盗罪でどこまでが使用窃盗なのか…境界線は?」 この記事ではこのような疑問を、刑事事件に強い弁護士が解消していきます。 使用窃盗とは? 使用窃盗とは、他人の物を自分のするつもりはなく、一時的に使用するつもりで、あるいは使用した後に返還するつもりで勝手に他人の物を使用することで...
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