窃盗・強盗事件を起こしたら 事後強盗罪とは?構成要件や既遂・未遂時期について詳しく解説 2023年8月6日 事後強盗(じごごうとう)とは、窃盗の既遂の犯人が盗んだ物を取り返されることを防ぐため、あるいは窃盗の既遂または未遂の犯人が、逮捕を免れまたは証拠を隠滅するために、被害者や目撃者に対して暴行または脅迫を加えた場合に成立する犯罪です(刑法第238条)。 この記事では、強盗事件に強い弁護士が、 事後強盗罪の構成要件(成立要件...
窃盗・強盗事件を起こしたら ひったくりは強盗になる?逮捕された時の刑罰とその後の流れ 2023年5月30日 ひったくりとは、手荷物を持っている歩行者や籠に荷物を入れている自転車に近づき、その背後から、あるいはすれ違いざまに瞬間的に物を奪い取る犯罪手口の一つです。 警察に事件が発覚すると、主に窃盗罪または強盗罪で検挙・逮捕されます。窃盗の場合は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金、強盗の場合は5年以上の有期懲役が科せられます...
窃盗・強盗事件を起こしたら 窃盗罪の有名判例を弁護士が解説 2023年5月27日 ①被害者に占有があるか否かの判断基準を示した判例 事案の概要 この事案は、被害者がバスを待つ間に写真機を身辺約30センチの箇所に置き、行列の移動につれて改札口の方に進んだが、改札口の手前約3.66メートルの所に来たとき、写真機を置忘れたことに気づき直ちに引返したところ、既に被告人によってその場から持去られていたという事...
窃盗・強盗事件を起こしたら 強盗罪とは?構成要件や刑罰は?強盗事件に強い弁護士が徹底解説 2023年5月17日 強盗罪とは、暴行または脅迫を用いて他人の財物を強取したり、財産上不法の利益を得る、または、他人に得させることで成立する犯罪です。刑法236条に規定されています。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、以下の点を中心にわかりやすく解説していきます。 強盗罪の構成要件(成立要件) 強盗罪の刑罰 強盗罪に関連した犯罪 釈放・...
窃盗・強盗事件を起こしたら 窃盗罪とは?構成要件や刑罰は?窃盗の示談・逮捕に強い弁護士が解説 2023年5月17日 万引きは窃盗の手口の一つで、発覚すると窃盗罪という犯罪に問われます。 そして、万引きが私たちに身近な犯罪であることから、窃盗罪も比較的身近な犯罪といってよいのではないでしょうか? もっとも、窃盗罪がどんな犯罪なのか詳細までご存知の方は少ないと思います。 そこで、本記事では、窃盗罪の構成要件、罰則について解説した上で、窃...
窃盗・強盗事件を起こしたら 使用窃盗とは?どこからが窃盗罪でどこまでが使用窃盗? 2023年5月17日 「使用窃盗ってどういう意味?」 「どこからが窃盗罪でどこまでが使用窃盗なのか…境界線は?」 この記事ではこのような疑問を、刑事事件に強い弁護士が解消していきます。 使用窃盗とは? 使用窃盗とは、他人の物を自分のするつもりはなく、一時的に使用するつもりで、あるいは使用した後に返還するつもりで勝手に他人の物を使用することで...
性犯罪事件を起こした 強盗強制性交等罪(旧強盗強姦罪)とは?成立要件や罰則を解説 2023年5月17日 強盗強制性交等罪とは、強盗の罪の既遂もしくは未遂の罪を犯した者が強制性交等の罪(ただし、監護者性交等罪は除く)の既遂もしくは未遂を犯したとき、又は強制性交等の罪の既遂もしくは未遂を犯した者が強盗の罪の既遂もしくは未遂を犯した場合に問われる罪です。刑法第241条第1項に規定されています。平成29年の刑法改正前は「強盗強姦...
窃盗・強盗事件を起こしたら 常習累犯窃盗とは|未遂や執行猶予は含む?成立要件を解説 2023年5月17日 常習累犯窃盗(じょうしゅうるいはんせっとう)とは、常習的に窃盗・窃盗未遂を繰り返した人に適用される可能性のある罪で、盗犯等の防止及び処分に関する法律(盗犯防止法)の第3条に規定されています。判例(最高裁昭和44年6月5日)によると、「窃盗~を行う習癖を有する者を、その習癖のない者より重く処罰するため、通常の窃盗その他の...
窃盗・強盗事件を起こしたら 恐喝と強盗の違いは?わかりやすく解説 2023年5月17日 「恐喝と強盗って何が違うの?」 このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言いますと、恐喝と強盗の違いは暴行・脅迫の程度です。恐喝と暴行はともに暴行または脅迫によって人から財物を奪う罪ですが、恐喝の暴行・脅迫の程度は、相手方の反抗を抑圧するに至らない程度のもので足りるのに対して、強盗の暴行・脅迫の程度は、相手...
窃盗・強盗事件を起こしたら 強盗致傷とは?量刑(刑期)の傾向や執行猶予がつく割合を解説 2023年5月17日 強盗致傷とは強盗の機会に被害者などに怪我を負わせてしまった場合に問われる罪です(刑法第240条前段)。たとえば、コンビニ強盗やタクシー強盗の際に怪我を負わせたようなケースで成立します。罰則は無期又は6年以上の懲役となっており原則として執行猶予は付きません。また、初犯でも重い刑期が科される可能性の高い犯罪です。 この記事...