強盗強制性交等罪とは、強盗の罪の既遂もしくは未遂の罪を犯した者が強制性交等の罪(ただし、監護者性交等罪は除く)の既遂もしくは未遂を犯したとき、又は強制性交等の罪の既遂もしくは未遂を犯した者が強盗の罪の既遂もしくは未遂を犯した場合に問われる罪です。刑法第241条第1項に規定されています。平成29年の刑法改正前は「強盗強姦...
窃盗・強盗
窃盗・強盗の記事一覧
常習累犯窃盗(じょうしゅうるいはんせっとう)とは、常習的に窃盗・窃盗未遂を繰り返した人に適用される可能性のある罪で、盗犯等の防止及び処分に関する法律(盗犯防止法)の第3条に規定されています。判例(最高裁昭和44年6月5日)によると、「窃盗~を行う習癖を有する者を、その習癖のない者より重く処罰するため、通常の窃盗その他の...
「恐喝と強盗って何が違うの?」 このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言いますと、恐喝と強盗の違いは暴行・脅迫の程度です。恐喝と暴行はともに暴行または脅迫によって人から財物を奪う罪ですが、恐喝の暴行・脅迫の程度は、相手方の反抗を抑圧するに至らない程度のもので足りるのに対して、強盗の暴行・脅迫の程度は、相手...
強盗も暴行も、被害者の意思に反して財物を奪い取る点については共通していますが、財物を奪い取るにあたり暴行または脅迫を手段とするのか否かで違いがあります。 強盗とは暴行または脅迫を手段として他人の財物を奪い取る財産犯の一種です。罰則は「5年以上の有期懲役」で、刑事裁判で有罪判決を言い渡されると執行猶予が付く可能性は低いで...
居直り強盗とは 居直り強盗の意味 居直り強盗とは、当初盗み(窃盗)目的で人の物を盗もうとしたところ、その場面を目撃した人に強盗罪の暴行・脅迫を加えて物を奪い取る強盗の一種で、刑法236条の強盗罪で処罰されます。 居直り強盗と事後強盗との違い 一方、事後強盗とは、当初盗み目的で物を盗んだ(窃盗の既遂)、あるいは盗もうとし...
強盗致死罪とは、強盗の機会に強盗犯人が人を死亡させた場合に問われる罪で、罰則は死刑または無期懲役です(刑法第240条後段)。 他方で、強盗犯人が強盗時点で人を殺す意図をもって人を死亡させた場合には強盗殺人罪が成立します。刑法第240条は強盗殺人罪も含むため、罰則は強盗致死罪と同じ死刑または無期懲役です。 この記事では、...
①死傷結果は財物奪取の際なく強盗の機会に発生すればよいとした判例 事案の概要 AとBは強盗をしようと考え、共謀のうえ、それぞれ日本刀を持ち、被害者V1の自宅に押し入り、日本刀を突きつけて脅迫しました。 財物を被害者から奪い取る前に被害者の三男V2が目を覚まして「泥棒」と連呼して自宅から飛び出したので、Bは抜身の日本刀を...
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