強盗罪とは、暴行または脅迫を用いて他人の財物を強取したり、財産上不法の利益を得る、または、他人に得させることで成立する犯罪です。刑法236条に規定されています。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、以下の点を中心にわかりやすく解説していきます。 強盗罪の構成要件(成立要件) 強盗罪の刑罰 強盗罪に関連した犯罪 釈放・...
窃盗・強盗
窃盗・強盗の記事一覧
万引きは窃盗の手口の一つで、発覚すると窃盗罪という犯罪に問われます。 そして、万引きが私たちに身近な犯罪であることから、窃盗罪も比較的身近な犯罪といってよいのではないでしょうか? もっとも、窃盗罪がどんな犯罪なのか詳細までご存知の方は少ないと思います。 そこで、本記事では、窃盗罪の構成要件、罰則について解説した上で、窃...
「使用窃盗ってどういう意味?」 「どこからが窃盗罪でどこまでが使用窃盗なのか…境界線は?」 この記事ではこのような疑問を、刑事事件に強い弁護士が解消していきます。 使用窃盗とは? 使用窃盗とは、他人の物を自分のするつもりはなく、一時的に使用するつもりで、あるいは使用した後に返還するつもりで勝手に他人の物を使用することで...
常習累犯窃盗(じょうしゅうるいはんせっとう)とは、常習的に窃盗・窃盗未遂を繰り返した人に適用される可能性のある罪で、盗犯等の防止及び処分に関する法律(盗犯防止法)の第3条に規定されています。判例(最高裁昭和44年6月5日)によると、「窃盗~を行う習癖を有する者を、その習癖のない者より重く処罰するため、通常の窃盗その他の...
「恐喝と強盗って何が違うの?」 このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言いますと、恐喝と強盗の違いは暴行・脅迫の程度です。恐喝と暴行はともに暴行または脅迫によって人から財物を奪う罪ですが、恐喝の暴行・脅迫の程度は、相手方の反抗を抑圧するに至らない程度のもので足りるのに対して、強盗の暴行・脅迫の程度は、相手...
居直り強盗とは 居直り強盗の意味 居直り強盗とは、当初盗み(窃盗)目的で人の物を盗もうとしたところ、その場面を目撃した人に強盗罪の暴行・脅迫を加えて物を奪い取る強盗の一種で、刑法236条の強盗罪で処罰されます。 居直り強盗と事後強盗との違い 一方、事後強盗とは、当初盗み目的で物を盗んだ(窃盗の既遂)、あるいは盗もうとし...
強盗致死罪とは、強盗の機会に強盗犯人が人を死亡させた場合に問われる罪で、罰則は死刑または無期懲役です(刑法第240条後段)。 他方で、強盗犯人が強盗時点で人を殺す意図をもって人を死亡させた場合には強盗殺人罪が成立します。刑法第240条は強盗殺人罪も含むため、罰則は強盗致死罪と同じ死刑または無期懲役です。 この記事では、...
①死傷結果は財物奪取の際なく強盗の機会に発生すればよいとした判例 事案の概要 AとBは強盗をしようと考え、共謀のうえ、それぞれ日本刀を持ち、被害者V1の自宅に押し入り、日本刀を突きつけて脅迫しました。 財物を被害者から奪い取る前に被害者の三男V2が目を覚まして「泥棒」と連呼して自宅から飛び出したので、Bは抜身の日本刀を...
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