「交通事故で物損事故を起こしてしまった…過失でも器物損壊に問われるのだろうか…」 「いたずらで他人の車に傷をつけてしまった…器物損壊で逮捕されるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、器物損壊罪は故意犯ですので、過失のケース、すなわち前方不注意や運転操作ミスで物損事故を起こしたような場...
器物損壊
器物損壊の記事一覧
「他人の物を隠すとどんな犯罪が成立するのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、犯人が後で自分や第三者のものにするために一時的に他人の物を隠した場合には窃盗罪が成立します。他方で、嫌がらせ目的で他人の物を隠した場合には器物損壊罪が成立します。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、 窃盗罪...
「うちの子供が器物損壊事件を起こしてしまいました…子供でも刑事責任(刑罰を受けること)や賠償責任を負うのでしょうか?」 当事務所では、小学生や中学生、高校生などのお子様が器物損壊事件を起こし、刑罰を受けたり高額な賠償責任を負うことに不安を感じている親御さんからこのような相談が多く寄せられています。 結論から言いますと、...
器物損壊とは、他人の物を損壊または傷害することです。そして、故意に(わざと)これを行えば器物損壊罪が成立します。器物損壊罪は刑法第261条に規定されています。罰則は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料です。 もっとも、器物損壊罪は、起訴をするにあたり被害者等の告訴を必要とする親告罪です。そのため、被害者と...
「ペットを傷つけたら器物損壊罪になるって本当?」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、他人が所有しているペット(動物)をわざと殺傷するなどした場合は、器物損壊罪に問われます。器物損壊罪は、故意に他人の物を損壊または傷害した場合に成立する犯罪であるところ、動物は法律上「物」として扱われているためです...
「器物損壊事件を起こしてしまった…被害者が示談に応じてくれるようだけど、示談書の書き方がわからない…」 このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。 そこでこの記事では、器物損壊に強い弁護士が、器物損壊の示談書の書き方を、例文を元に解説していきます。 また、器物損壊の示談書のテンプレート(Wordファイル)のダウンロー...
「器物損壊くらいで警察は動かないのではないだろうか…現行犯以外で逮捕されることはないのではなかろうか…逃げ得な気がする…」 このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。 結論から言いますと、器物損壊の検挙率は他の犯罪に比べて極めて低いのは確かです。もっとも、令和3年度の器物損壊の検挙率は約14.8%あり、警察が全...
「器物損壊の現場に一緒にいた人も罪に問われるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、器物損壊の現場に一緒にいただけの人は器物損壊罪等の罪に問われることはありません。他方で、器物損壊行為を行った者と意思連絡があった場合には器物損壊罪の共同正犯に問われる可能性があります。また、複数人で器物...
家族の物を損害・傷害した場合でも器物損壊罪で処罰される可能性があります。 器損損壊とは?成立要件と示談金相場・示談しないとどうなるのかを解説 親族間で発生した特定の犯罪行為やその未遂罪につき、刑を免除したり親告罪とする「親族相盗例」という特例(刑法第244条参照)があります。 親族とは、配偶者、直系血族(祖父母・父母・...
器物損壊罪の公訴時効は3年です。公訴時効とは、犯罪が終了してから一定期間が経過すると起訴することが許されなくなる制度のことです。つまり、公訴時効が完成すれば起訴されて刑事処罰を受けることがなくなります。また、器物損壊罪は被害者等の告訴がなければ起訴ができない親告罪ですが、親告罪の告訴期間は被害者が犯人を知った時から6ヵ...
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