刑事事件の基礎知識 科料とは?過料・罰金との違いや前科がつくかをわかりやすく解説 2025年2月23日 科料(読み方:かりょう)とは「1000円以上1万円未満」の金銭の納付を命じられる刑罰の一種です(刑法第17条)。「罰金」との違いはその金額です。罰金の金額は「1万円以上」と科料より高いです。また、読み方が科料と同じである「過料」は、秩序維持のために違反者に対するペナルティーとして科される制裁金で刑罰ではありません。なお...
刑事事件の基礎知識 略式起訴とは?手続きの流れ・罰金相場・前科がつくかを解説 2025年2月23日 略式起訴ってなんだろう…一般的な起訴(正式起訴)とどう違うのだろう… 略式起訴されると罰金と科料の刑しか科されないって本当? 略式裁判になった場合の流れが知りたい… この記事では、このような疑問を、刑事事件に強い弁護士が解決していきます。 略式起訴とは? 略式起訴と正式起訴の違い 起訴は検察官が裁判所に対して「刑事裁判...
刑事事件の基礎知識 「拘留」と「勾留」の違いをわかりやすく解説 2025年2月23日 この記事をご覧の方の中にも、刑事事件のニュースで「〇〇が勾留(こうりゅう)されました」などと聞かれたことがあると思います。しかし、ときにマスコミですらこの「勾留」を「拘留(こうりゅう)」と誤表記するほど、勾留と拘留は混同して理解されがちです。両者は読み方は同じでも意味は全く異なります。 そこでこの記事では誤解しやすい勾...
刑事事件の基礎知識 刑事事件の公訴時効は何年?一覧表で犯罪ごとに早わかり! 2025年2月23日 「刑事事件の公訴時効とは?時効が完成するとどうなる?」 「公訴時効は何年で完成するの?」 このようにお考えではないでしょうか。 そこでこの記事では、刑事事件に強い弁護士が、 公訴時効とは 公訴時効は何年なのか(犯罪別の公訴時効一覧) など、刑事事件の時効についてわかりやすく解説していきます。 なお、罪を犯してしまい、時...
刑事事件の基礎知識 日本の刑罰の種類は?刑が重い順に一覧表でわかりやすく解説 2024年12月29日 日本の刑罰の種類にはどのようなものがある? このような疑問をお持ちではないでしょうか。 そこでこの記事では、刑事事件に強い弁護士が、日本における刑罰の種類とその内容について一覧表でわかりやすく解説していきます。 刑罰の種類 刑罰は、重い順に、主刑である死刑、懲役、禁錮、罰金、拘留及び科料の6種類に、付加刑である没収を加...
刑事事件の基礎知識 刑事事件で示談するメリットは?示談金相場と流れを徹底解説 2024年12月24日 刑事事件では被害者と示談を成立させられるかどうかが今後の加害者の処遇が決まるといっても過言ではないほど重要です。 とはいえ、 「刑事事件ではなぜ示談がそんなに重要なの?」 「示談のやり方もわからないし、示談金相場も知らないから不安…」 と思われる方もいることでしょう。 そこでこの記事では、刑事事件に示談交渉に強い弁護士...
刑事事件の基礎知識 メンズエステで逮捕されるケースは?逮捕されるとどうなる? 2024年12月4日 メンズエステは、女性セラピストが男性客にエステやマッサージを提供する店舗であり、性風俗店ではありません。メンズエステ店の経営自体に違法性はありませんが、風営法に基づく性風俗関連特殊営業の届出をせずに客に性的サービスを提供すると、風営法違反として経営者やセラピストが逮捕される可能性があります。 また、セラピストの同意なく...
刑事事件の基礎知識 保釈金制度はおかしい?よくある疑問に弁護士が回答 2024年11月30日 「経済的に裕福な人にだけが保釈されるのはおかしくないですか?」 「保釈金さえ払えば罪を犯しても釈放されるのはおかしくないですか?」 このような疑問を持っている方も多いかもしれませんが、それは誤解です。 この記事では、これらの「保釈金制度はおかしいのでは?」という疑問について、弁護士が詳しく回答します。 保釈金制度はおか...
刑事事件の基礎知識 保釈金とは?あとから返ってくる?相場や没収されるケースを解説 2024年11月29日 保釈金(正確には保釈保証金)とは、起訴された被告人が保釈を認めてもらうに際して裁判所に収める必要がある金銭のことです。 保釈金の相場は概ね150万円〜300万円くらいです。 収めた金銭は、原則として裁判手続きが終了後に返ってきますが、一定のケースでは保釈金を没収されることもあります。 この記事では、刑事事件に強い弁護士...
刑事事件の基礎知識 微罪処分の要件や対象事件は?デメリットや前歴がつくか解説 2024年11月28日 微罪処分とは、警察官が捜査した事件のうち、一定の事件については検察庁へ送致することなく、警察官が被疑者に対して厳重注意や訓戒等を行い、事件を終了させる手続きのことをいいます。 通常、警察などの司法警察員が事件の捜査を行った後は、その結果を検察官に送致し、検察官が起訴・不起訴の判断を行わなければなりません(全件送致の原則...