ストーカー気質の女の特徴と心理|事前対策と被害時の対処法

ストーカーといえば一般的には男性が女性につきまとい行為をすることを想像される方も多いでしょう。

しかし、警視庁が公表している「ストーカー事案の概況」によると、令和3年度に警視庁ストーカー対策室に相談をした1102人のうち221名が男性ですので、同性同士のストーカー(男性が男性をストーカーすること)が含まれることを考えても、女性ストーカーによる被害は決して少ない数字ではないことがお分かりいただけると思います。

そこでこの記事では、ストーカーに強い弁護士が、

  • ストーカー気質の女の特徴と心理
  • ストーカー女の被害に遭わないための対策
  • ストーカー女の被害に遭った場合の対処法

についてわかりやすく解説していきます。

既に被害に遭われている方で、この記事を読んでも問題解決しない場合には、弁護士までご相談ください。

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ストーカー気質の女の特徴と心理

自己中心的で身勝手

ストーカー気質の女性には、「自己中心的で身勝手」という傾向があります。

このような女性は、自分が思い描いたとおりに物事が進むことを強く望むため、そうならなかったときには、異常に相手に失望したり相手を攻撃したりします。

自分の頭の中で考えたストーリーこそが最善で、そこから外れた場合には、失敗・失望、受け入れられない、という感情に支配されてしまいます。そのため、ストーカー女性はつきまといや嫌がらせ行為を「良いことだ」と認識して「相手は私の行動を喜んでくれているはずだ」と思い込んでいるケースも散見されます。

このように、女性が頭の中で考えたストーリー以外の出来事は、存在しないか若しくは「存在すべきではない」と思っているため、相手が恐怖や不安を感じているという事実を認識・認容することができないのです。

嫉妬深く相手のすべてを把握したい

嫉妬心が人一倍強いという点もストーカー気質の女性にありがちな傾向です。

思いを寄せてる相手が他の異性と時間を過ごしていたり、他人と交友関係を持っていたりするだけでも、嫉妬に狂い攻撃してくる場合があります。

自分が相手を想っているのに、相手が自分のことを考えていない時間があると並々ならぬ不安を感じてしまいます

四六時中特定の人のことを考えて生活するということは現実には不可能です。しかしストーカー気質の女性の場合には、相手にそれに近い状態を望む傾向があります。そのため、仕事の時間や友人と過ごす時間についても自分以外を優先されていると感じると精神的に不安定になります

そして相手のことや情報についてとにかくすべてを把握したいと感じています。近年はフェイスブックやインスタグラムなど各種SNSを利用することで、相手の動向を把握することが容易になりました。

そのため相手の動向や交友関係のある相手のことを時間をかけて調べて、ネットストーカーに発展するケースもあります。

SNSなどインターネット上にご自身の動向や近況を投稿することには、慎重になっておくほうが良いでしょう。ストーカー気質の女性の中には、「自分が一番相手のことを理解している」と自負しているような人物もいます。スケジュールやイベント情報などを投稿すると、それがストーカー女性の情報源になってしまっている可能性もあるのです。

論理的な思考の欠如

ストーカー気質の女性には、論理的な思考が欠如している傾向があります。

具体的には、原因と結果を考えてその間を因果関係で繋ぐという作業が人よりも苦手か、避けている可能性が高いです

「なぜ相手が自分の行動を嫌がっているのか」、「なぜ相手は自分のことを好きにならないのか」について原因と結果の間を繋ぐことができないのです。そのため、自分のストーキング行為やつきまとい行為は、迷惑行為であると思っていない人が多いのです。

ストーカー本人にとっては「愛情表現としての行為」「相手のことを思っての行動」であるので、何ら問題ない行為であると信じて疑いません。

このように自分の意見・考えと他人の意見・考えとの境界線が非常にあいまいであるため、客観的な他者の視点に基づいて理屈で考えることができません。

そのため「私が良いと思ってやってるのに何の問題があるのか」というスタンスの人物が多く、ストーカーと話し合って説得・納得させるというのは不可能に近いのです。

独占欲が異常に強い

独占欲が異常に大きいというのも、ストーカー気質の女性に多い特徴です。

関心のある相手のことを「自分だけの物」にしたいという欲求が非常に強いです。

恋愛初期の場合には、相手の動向や交友関係が気になるというのは誰にでもあることです。しかし、これが行き過ぎると相手のスケジュールや交友関係を完全に把握したい、コントロールしたいという感情に支配されることになります。

しかし、これでは愛情から出た気持ちと言えども、相手のことを一人の人間として人格的に尊重しているとはいえません。

「今なにしてるの?」「誰かと一緒?」「今日はどこへ行っていたの?」、このような質問に常に晒されている場合には、相手は不自由さや窮屈さしか感じません。

自己肯定感が小さく精神的に不安定

自己肯定感が小さく精神的に不安定というのもストーカー気質の女性に多い特徴です。

このような女性が自己肯定感が小さい理由には、幼少期の虐待やいじめ、過去のトラウマや生活環境などさまざまな原因が考えられます。自分に自信が持てないがゆえに、ある特定の相手に依存して自分に足りていないものを埋めようと躍起になるのです

そのため自分を受け入れてくれた(と本人が思っている)相手に対しては、異常なまでの執着を見せる傾向があります。

このように自分の精神を安定させるために他人に依存する傾向も強くなります。特定の相手に依存する精神状態は非常にもろく危険な状態です。相手からの愛情や信頼が不確かなものとなった場合には、一気にメンタルが不安定になってしまうおそれがあります

また自己肯定感の低さは、本人の思考や認知を歪めている可能性があります。

「人というものは常に見返りを求めており、善意で人が行動することはない」「自分の味方をしてくれない人物は敵である」、このような極端な考え方や二元論で物事を考える癖がついている可能性もあります。自分への自信のなさから、相手の束縛・独占につながる場合もあります。

完璧主義でプライドが高い

完璧主義でプライドが高いのもストーカー気質の女性に多い特徴です。

完璧主義というのは良いイメージだと感じる方もいると思いますが、実際は自分の頭の中だけで世界が完結しており、それ以外の事象が発生すると適切に対処できない、過剰反応してしまうという人が多いのです。

予想外なことには対応できない硬直的な思考の人物も、ストーカーには多い傾向です。

ストーカー女の被害にあわないための対策

思わせぶりな言動は慎む

ストーカー気質の女性のターゲットになりやすいのは、誰にでも優しく親切にしてしまう男性です。コミュニケーション能力が高く人当たりが良いためストーカーまで引き寄せてしまいます。

しかし、ストーカー気質のある女性に対しては、思わせぶりな態度は厳禁です。継続的に親切・優しくしてしまっているがために、あなたの貴重な時間やメンタルが擦り減ってしまうリスクが存在しています。

相手の女性が粘着質な性格や依存性の高いタイプだとわかった際には、距離をとり誘いなどにははっきりと拒絶の意思表示を示しましょう。「忙しいから」や「他の予定があるから」など曖昧な返事もNGです。

ストーカーのターゲットにされないようにするためには「2人だけならやめておく」と思わせぶりな態度を排除して、きっぱり断る姿勢が重要なのです。

交際相手・パートナーがいることを公言しておく

交際相手や決まったパートナーがいることが分かれば、相手からストーカー行為をされなくなる可能性があります。

そのため「交際相手がいるから困る」とはっきりと伝えましょう。

興味のある相手に心に決めた人物がいる場合にはそれ以上深追いをしないと選択する可能性も十分あります。そのためストーカー行為を行うようになる前にパートナーがいることに言及しておくことは効果があります。したがって、実際に交際相手や恋人がいない場合であっても、「いる」と伝えておくことには効果がありますし、あなたの心の中でも拒絶の意思をはっきりさせることができるでしょう。

逆に恋人や交際相手がいるにもかかわらず隠していて後から判明すると、パートナーと上手くいっていないと思い込んで余計にアプローチが加熱してしまうというリスクもあります。

個人情報・プライベートな情報を与えない

ストーカー気質のある女性に対しては、個人情報やプライベートな情報を与えないようにしてください。具体的には電話番号やLINE ID、メールアドレスなどの連絡先などを教えないようにしましょう。

相手によっては「連絡先を教えてくれた=自分に好意がある」と曲解して認識してしまう人物もいます。相手から連絡先を聞かれた場合には「プライベートな連絡はしないので」とはっきりと拒否しましょう。また、ツイッターやインスタグラムなど各種SNSでのつぶやきや投稿については、不特定多数の者が閲覧することができるため、個人情報が分かる内容は控えるべきでしょう。

相手に嫌われるような言動をする

すでに相手から好意を抱かれていると感じる場合には、距離をとったり無視したりするだけでは不十分な可能性があります。そのような場合にはわざと相手から嫌われるような言動をとることが有効な場合もあります。

具体的には以下のような相手に不快感を与える無神経で下品な言動を目の前で行いましょう。

  • 汚い食べ方をする
  • げっぷをする、屁をこく、鼻をほじる
  • 相手が不快感を抱くジャンルや内容の話ばかりをする など

ストーカー行為を冷静に指摘する

ストーカー気質の女性は自分のしている行動がストーカー行為であると自覚できていないケースが多いです。そのため感情を一切排して「あなたのしている行動はストーカー行為にあたり、迷惑している」と指摘することも有効な予防策となる可能性があります。

事実を客観的に指摘できるためにも「ストーカー規制法」によって違法とされている行為をあらかじめ調べておくことが重要です。

ストーカー女への対処法

女性だからと油断せずに防犯対策をする

ストーカーが女性だからといって油断するのは禁物です。いざとなったら力で勝てるとタカをくくっていると思わぬしっぺ返しを食らう恐れもあります。

スタンガンや殺傷能力のある凶器でいきなり襲われた場合に平然と対処できる人の方が少ないでしょう。そのため油断せずに、防犯グッズを持ち歩くなど防犯対策を徹底しておきましょう。

ストーカー対策グッズ8選。何を買うべきか迷っている人向け

いきなり無視や拒絶はしない

ストーカー対策として、いきなり無視や拒絶をするのは逆効果となる可能性があります。

まずはしっかりと「拒絶の意思」を明示しておかないと、思わぬ逆恨みに発展するリスクがあります。

ストーカー対策でいきなり無視はNG!5つのやってはいけない対策とは

警察に対応してもらう

ストーカー被害に悩んでいる場合には、警察に対応してもらうのが適切です。

相手の行為によってはストーカー規制法や刑法に違反する犯罪行為である可能性があります。まずは一人で悩まず、警察署の相談窓口に相談することで今後適切にアドバイスしてもらえる場合があります。

警察にストーカーの相談をしたら本当に助けてくれるのか?対応を解説

穏便に解決したいなら弁護士に相談

警察沙汰にまではしたくない、警察を介入させることで相手に逆恨みされたくないという場合には、弁護士に相談することがおすすめです。

穏便に解決したいという方も、弁護士に相談することがおすすめです。

  • 不倫関係だったので妻に知られたくない
  • プライベートな問題を職場に知られたくない
  • 遊びで付き合っていたので自分の側にも後ろめたさがある
  • 相手が自殺を仄めかしている など

上記のような場合には弁護士に依頼することで、適切に解決できる場合もあります。

穏便に話し合いでの解決を望んでいる場合には、警察よりもまずは弁護士に交渉や警告を代行してもらうことが必要でしょう。

弊所では、女性ストーカーとの交渉を得意としており豊富な解決実績があります。親身誠実に弁護士が依頼者を全力で守りますので、出来るだけ穏便に解決したいとお考えの方は弁護士までご相談ください。相談する勇気が解決へと繋がります。

ストーカー被害を弁護士に相談すると何をしてくれる?注意点は?

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ストーカーからの報復が怖い。穏便に解決したい方は弁護士にご相談ください。

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警察に相談したけど対応してくれなかった…
大ごとにして後で復讐されるのが怖い…
ストーカー被害を穏便に解決したい

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ストーカーは時間が経過するほど行為がエスカレートしてしまい取り返しのつかない事件に発展してしまうこともあります。
相談する勇気が解決へ繋がります。