同性にストーカーする女友達の5つの特徴と犯罪成立の可否を弁護士が解説
最近、同性の友達からしつこくつきまとわれている…これはストーカーとして犯罪にならないの?

この記事では、ストーカーに強い弁護士がこの疑問を解消していきます。

また、弊所には、男性から男性へのストーカー行為よりも、女性から女性へのストーカー行為に関するご相談が多いことから、

  • 同性にストーカーをする女友達の特徴
  • 同性の女友達からストーカーをされた場合の対策

についても合わせて解説していきます。

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そもそも同性からのストーカーは犯罪?

結論からいうと同性からのストーカー行為も犯罪行為として成立する可能性があります

ストーカー規制法3条では「何人も、つきまとい等又は位置情報無承諾取得等をして、その相手方に身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせてはならない。」と規定しています。「何人も(誰でも)」と書かれていることから、つきまとい行為の主体は異性に限らない、つまりは同性がつきまとい行為をした場合もストーカー規制法の対象になるということです。

ここで「つきまとい等」とは、「特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情(以下、「恋愛感情等」)を充足する目的で」以下の8つの類型のいずれかに該当する行為をすることと規定されています(ストーカー規制法第2条1項)。

  • つきまとい、待ち伏せ、進路に立ちふさがり、住居・勤務先・学校などに現に所在する場所や通常所在する場所の付近で見張り・押しかけ・うろつくこと
  • 行動を監視していると思わせるような事項を告げたり、それを知り得る状態に置いたりすること
  • 面会・交際その他義務のないことを行うことを要求すること
  • 著しく粗野・乱暴な言動をすること
  • 無言電話をかける・拒否されたにもかかわらず連続して電話・文書・fax・電子メールなどを送信すること
  • 著しく不快または嫌悪の情を催させるような物(汚物や動物の死体など)を送付したり、それを知り得る状態に置いたりすること
  • 名誉を害する事項を告げたり、知り得る状態に置いたりすること
  • 性劇羞恥心を害する事項を告げたり、性的羞恥心を害する文書・図画などを送りつけたり、それを知り得る状態に置いたりすること

そして、このつきまとい行為を反復して行うなど悪質な場合は「ストーカー行為」として処罰の対象となります。

このように、加害者が同性相手への恋愛感情等を満たす目的でつきまとい行為を繰り返すなどすれば、「ストーカー行為」として犯罪が成立する可能性があるのです。

恋愛感情等がなくても犯罪が成立しうる

恋愛感情等がない場合にはストーカー規制法には該当しませんが、各都道府県が制定している「迷惑防止条例」に該当し犯罪行為となる可能性があります

例えば、東京都迷惑防止条例においては、「 何人も、正当な理由なく、専ら、特定の者に対するねたみ、恨みその他の悪意の感情を充足する目的で上記8類型にあたる「つきまとい行為等」を迷惑行為として刑罰の対象にしており、違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑に科されることになります。ここでも「何人も」と規定されていますので、同性からのつきまとい行為も処罰の対象となります。

ただし、迷惑防止条例は各都道府県によってその内容が違う場合もあるため注意が必要です。

同性にストーカーをする女友達の特徴

同性にストーカー行為をする女友達には共通の特徴があります。あなたの友人が以下に挙げる特徴に複数あてはまる場合には注意してください。

嫉妬心が他人よりも強い

まず同性がストーカーをする女性の特徴としては、「嫉妬心」が人一倍強いということです。

完璧主義な性格や「結果が全て」と考える硬直的なマインドセットである女性は嫉妬心が強い傾向があります。なぜならそのような人は、「他人が持っているのに自分が持っていない状態」を許せないと感じたり、自分の欲しい物を他人が持っていることは「何かの間違いである」と考える傾向が強いからです。

そのため女友達がストーカーに豹変する原因として、自分より「友達が多い」・「見た目が美しい」・「知的である」・「経済的に豊かである」など、本人が望んでいることを相手が持っているような場合に引き金になることがあります

自分より優れている相手に対して、事実を受け入れるかわりに「何か裏や不正があるはずだ」「自分が不正義を暴いてやろう」などと考えるようになるため、相手の行動に固執して監視するようになってしまうのです。

中にはそのような感情を飛ばして「相手を不幸にしてやろう・失敗させてやろう」と害意を持ってストーカー行為をしてくる人もいます。

被害者感情が他人よりも強い

また「自分は被害者である」という感情が人一倍強い女性もストーカーには多い傾向です。

相手の行動や発言によって「自分は傷つけられた」と感じることが多い人は、相手に対して同じ目に遭わせてやりたいとか、相応なひどい目にあわなければ気が済まないと考える機会が増えます。

また被害者感情が強い人は思い込みが激しい場合もあります。例えば相手にそのつもりが全くない場合でも「あの人は私を目の敵にしている」「あの人は私を馬鹿にしている」などと思い込んでしまうのです。思い込みが激しいがゆえに一度自分が一定の結論に到達してしまうとその考えに固執して、他の可能性について検討することができなくなります

当人としては相手の考えを否定するという以前に、自分と第三者の意見が異なるという前提が抜け落ちている可能性があります。つまり他人も自分と同じように感じ、考える(べきである)という考えに取りつかれてしまうのです。そのため他の人の助言や意見にも聞く耳を持たなくなるという傾向が強くなります。

このようなタイプの女性は、自分のしている行為は正当なものであると感じているため、行き過ぎた行動や過激な発言なども平気で行うようになります。普段から自分が悲劇のヒロインであるかのように振舞う人物や不幸自慢が目立つ女友達には注意が必要です。 

内向的な性格である

ストーカーになりやすい女性は「内向的」である可能性が高いです。

内向的であるとは、外向性が乏しく友人や知人が少ない人物だということです。内向的な女性は友人・知人と過ごす時間が相対的に少ないため多くの時間を自分のために割くことになります。そのため世界が自分自身の考えだけで完結している傾向が強いため、自分とは異なる他人の考え方や意見が入り込む余地が少なくなります

このようなタイプの人物が、友達と過ごしたり遊んだりする社会的な活動の代わりに、気に入らない相手の粗さがしや嫌がらせなどに執念を燃やすようになると、ストーカー行為がすぐにエスカレートしていくリスクもあります。

また本人は友人・知人が欲しいと思っているにもかかわらず、執着・固執しやすい性格を原因に、他人から「地雷」であるとして距離を置かれている可能性もあります。「欲しているのに手に入らない」という感情はその人の「嫉妬心」を刺激しますので、現実やSNSで友達が多く人当たりの良いあなたはターゲットにされる可能性があります。

束縛が厳しい・支配欲が強い

束縛が厳しく、支配欲が強い女性もストーカーになる可能性があります。

これらの特徴がある人は一見、「面倒見がよく」「世話好き」のような印象を与えますので、頼りに思えたり社交的な人物に思えることがあります。

しかし、実際は相手を自分の支配下においてコントロールして、自分の思い通りに物事を進めたいというモチベーションが強い可能性があります。そのような人は、相手のことを人格的に尊敬してはいません。したがってこのタイプの人は自分の都合ばかりを押し付けてきますが、相手の頼み事は意に介していないという態度が目立ってきます。そのため長期的にみると良好な人間関係を構築することができません。

支配欲が強い人物を見分ける特徴としては、あなたの交友関係をしつこく聞き出そうとしたり、今後のプライベートなスケジュールを聞いてきたりすることがあります。さらにはあなたが自分以外の友人・知人と交流していることを知ると怒り出したり、露骨に不機嫌な態度をとるような場合には上記の傾向が強い可能性があるため要注意です。

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い、つまり自分に自信がない女性友達もストーカーに豹変する可能性があります。

嫉妬心が強かったり、他人を拘束しようとしたりする傾向も、その人の「自信のなさ」の裏返しである可能性があります。

自分の価値を自分自身の価値観や基準で決めるのではなく、他人の評価や持っているものなど「流動的な基準」で測ってしまうため、精神的に安定することがありません。

自分に自信がないため、孤独を和らげてくれる人物に執着して依存したり、相手の真似をしてその人と同じように振舞おうとしつこく接触しようとしてきたりします

他人よりも過剰に自慢話や交友の広さについて自分語りが多く、欠点に対する指摘や非難には取り乱したり異常に不機嫌になる傾向が強い人は自己肯定感が低い可能性があります。

同性にストーカーをする女友達への対策

同性に対してストーカーをしてくる女友達に対しては以下のような対処法をとってください。

少しずつフェードアウトする

関係性を終わらせたくても返事を無視したりLINEをブロックするなど急激な変化は禁物です。相手も突然の変化に危機感を覚え、つきまとい等が加速するリスクがあります。

そのため理想的なのは相手にはそれほど気づかれず、しかし確実に疎遠になっていくという方法です。仕事が忙しい、家族イベントや外せない理由ができたとして、連絡をとる頻度を少なくしていきましょう。会う回数も少なくしていくことが重要です。

関係が薄くなっている期間に相手の興味・関心が別のことに移り、あなたへの執着がなくなればベストです。ただ人間関係がフェードアウトするにはそれなりに時間がかかりますので根気強く対策していく必要があります

相手の頼みごとは断る

相手にとってあなたが頼りにならないということは関係を終わらせるうえで重要な要素です。

ストーカー化した同性の友人はあなたに依存して都合良く頼みごとをしている可能性が高いです。相手方からの頼みごとに応えてしまうと、相手方のコントロール欲や独占欲を満足させてしまう結果になりますので注意してください

理由を付けて相手の頼みごとを断ることで、相手にとってあなたは「役に立たない」存在と認識されるようになります。

最初は相手が抵抗を見せてしつこく追及してくる可能性がありますが、この場合にも「仕事が忙しくなった」「抜けられない家族行事ができた」とのらりくらりかわしていく根気が必要です。そうなると相手は今の精神状態を保つために、次の標的を見つけてそちらに固執するようになることが期待できます。そのときが女友達との人間関係を終わらせる絶好のチャンスです。

完全に縁が切れていいなら警察または弁護士に対応してもらう

つきまとい行為・ストーカー行為が過激になって身の危険を感じる場合やあなたの精神状態が耐えきれないと思った場合には「警察」や「弁護士」など頼りになる第三者機関を頼ってください。

そのような段階ではあなたの心身の健康が最優先事項です。相手のことを心配する必要は全くありません。相手が行っている行為がストーカー規制法や迷惑防止条例上の犯罪行為に該当する可能性も高いため、警察が捜査して事件として立件してくれる可能性もあります。

またストーカー行為によってあなたが精神的苦痛を負った場合には相手の行為は不法行為に該当する可能性が高く、損害賠償として慰謝料などの支払いを求めることもできます。

警察や弁護士に相談する場合には相手方と完全に縁が切れるような強力な手段・対処法になる可能性がありますので、それでも人間関係を清算したいという場合には検討すべきでしょう。

弊所では、同性の女友達によるストーカー行為の解決実績があります。警察沙汰にはしたくないが関係解消を図りたい場合には、弊所の弁護士によるご友人との交渉、警告で相手に身を引いてもらえることも少なくありません。まずはお気軽にご相談ください。相談する勇気が解決へと繋がります。

警察にストーカーの相談をしたら本当に助けてくれるのか?対応を解説

ストーカー被害を弁護士に相談すると何をしてくれる?注意点は?

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