- 彼女がストーカー被害に遭っている…心配で仕方ない…
- 自分は彼女に対して何をしてあげるべきだろうか…
交際相手の女性がストーカー被害に遭っており、どのようにして彼女を守ればいいのか悩まれている方もいることでしょう。
そこでこの記事では、ストーカー被害に強い弁護士が、彼女をストーカーから守るためにすべき対策につい解説していきます。
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目次
ストーカー被害に遭っている彼女を守るためにすべき対策
彼女や妻などパートナーがストーカー被害に遭っている場合、男性側としてはどのように対処すべきなのでしょうか。彼女を守るためにとるべき行動と、逆に注意しなければならない言動などがありますので以下で解説していきます。
彼女のメンタル面のケアをする
彼女がストーカー被害に遭っていることが分かった場合には、まずは彼女の精神状態・メンタル面に気を配ってあげてください。
ストーカー被害が続く場合、被害者である彼女は肉体的にも精神的にも参ってしまい、抑うつ状態に陥ってしまうケースも多いです。メンタル面に不調を来している場合、日々の生活を送ることにも支障が出てきてしまう可能性があり、またストーカーへの対策としても自分で適切な対応をとることが難しくなってしまいます。
そこで、彼氏としてまずは彼女の精神的な支柱になれるように努めましょう。具体的には彼女の話を聞いて不安な心理状態を共有するところから努めましょう。そうすることで彼女は孤独ではない・1人で対処する必要はないと思えるようになります。
決して彼女の方にも「スキがあったのではなか」など批判したり追い詰めたりするような言動をとらないように注意してください。
勝手に行動せず彼女の意向を確認する
彼女の話をしっかり聞き、本人の希望・意向を確認しましょう。
ストーカー被害に遭っているのはあくまで被害者本人である彼女です。そのため、あなたが足早に事態を解決しようと単独で行動することが、必ずしも積極的な事件解決につながらない場合もあります。
例えばストーカー行為を行っている相手方が何者か判明している場合、その相手方の自宅や勤務先に待ち伏せして乗り込んでいってストーカー行為を辞めるように批難しに行った結果、無用な二次トラブルに巻き込まれたり逆に警察に通用されてしまったりする可能性もあるのです。
彼女は、穏便に適法な方法で事態を収拾したいと思っていても、あなたが先走って暴走することでそれが叶わなくなってしまう可能性もあります。そのため、2人でしっかり対話を重ねて彼女の希望を実現できるように方向性を共有するようにしましょう。
彼氏はストーカーとは絶対に連絡・接触しない
彼氏としては、彼女がストーカー被害に遭っていると知ると、男性性の現れとして「オレが行って話を付けてきてやる」と意気込んで行動してしまう人もいます。
しかし、頭に血が上った彼氏が直接ストーカーと対峙しに行くことはできるだけ控えるべきです。なぜなら、言い争いになり彼氏が相手に暴行をはたらいてしまったり、脅迫にあたる言葉を口にしてしまい罪に問われる可能性があるためです。
また、彼氏がストーカーを刺激することで、ストーカー行為が過激になったり彼女に対する嫌がらせを行うようになったりするリスクもあります。
慣れたストーカーの中には、連絡をとってきた彼氏のあなたを挑発したり煽ったりすることで、侮辱的な言葉や脅迫的な言葉を引き出そうと狙っている相手もいます。
大切なパートナーが被害に遭っている場合、機会をうかがいながら何としても解決したいと思っている彼氏が、いざ相手方と直接対面した際に感情的にならず冷静に用件だけを伝えることは非常に困難だと思います。そのため、ストーカーに直接連絡を入れたり接触しようと試みることは、逆に相手を無駄に刺激するだけで終わる危険性がありますので、控えましょう。
出来るだけ彼女に付き添って行動する
彼女がストーカーに実際に付きまとわれている場合や通勤や買い物、ごみ捨て時など外出の際に接触を図ってくるような場合には、男性である彼氏が付き添って行動することが有効な対処法です。彼氏が自動車を持っているのであれば、スーパーへの買い物や出勤・退勤などの通勤時など少し距離がある移動の際には、自動車を利用して送迎することが効果的でしょう。
なぜなら、できるだけ彼女と行動を共にしてストーカーが彼女に直接接触できない、また自動車で移動することでストーカーの目に付かないようにできるからです。
ここで彼女と行動を共にしていた際に、ストーカーと思われる相手に遭遇したとしても、あなた1人で対処しようとしないでください。警察に通報したり頼れる第三者に相談すべきでしょう。
相手を追いかけたり直接文句や非難しに詰め寄ることは危険ですのでしないように注意しましょう。なぜなら上述のように、こちらが侮辱したり手を出したりした場合には彼氏の側も罪に問われる可能性があるからです。
彼女に防犯グッズを持たせる
彼氏といえども学校やバイト、仕事があるでしょうから必ずしも四六時中彼女と行動を共にすることは難しいと思います。そのためストーカー対策として彼女に防犯グッズを携帯・設置するようにしてもらいましょう。
具体的防犯グッズとして、以下のような道具を手に入れることが効果的だと思います。
- 防犯ブザー
- 催涙スプレー
- 防犯カメラ(ダミーカメラ)
- スタンガン
- ボイスレコーダー
防犯グッズとして有効なものとしては、小さくて携行が可能なものであれば持ち歩く彼女の負担も軽減できます。またストーカーは第三者の目を気にして行動する可能性も高いため、近くに人気がない場合や閑静な住宅地であっても被害に気づいてもらえる道具を選ぶように心がけましょう。
特に防犯アラームや防犯ブザー、催涙スプレーについては比較的安価ですので手に入りやすく、接触してくる相手を撃退することも期待できます。
警察に相談する
ストーカー被害の適切な対処法として、警察に相談することが重要です。
付きまといなどのストーカー行為は「ストーカー規制法」で犯罪とされています。具体的には以下にあげるような行為は犯罪にあたります。
- 付きまとい、待ち伏せ、押しかけ、うろつき行為
- 監視してると告げる行為
- 拒否しているのに面会や交際などを要求する行為
- 乱暴な言動
- 電話やメール、SNSメッセージなどを執拗に送りつけてくる行為
- 汚物などの送付 など
犯罪にあたるストーカー行為ではないかと思った際には、彼女と一緒にまずは最寄りの警察署に相談しましょう。ストーカーに関する各種トラブルの相談には24時間対応してくれている可能性があります。
また警察相談専用電話が設置されています。「警察専用電話#9110」でお近くの都道府県の警察本部の総合窓口に繋がります。
一緒に警察に相談に行く際には、相手がどのような人物なのか、被害に遭った日時や場所、被害に遭った内容・状況などについて適切に伝えられるように整理しておくことも重要です。証拠となる物や記録したものは持参するようにしましょう。
警察にストーカーの相談をしたら本当に助けてくれるのか?対応を解説
弁護士に対応してもらう
警察に相談したが動いてくれなかった、あるいは、ストーカーの加害者が彼女の知人であるため警察沙汰にまでしたくはないといったケースもあると思います。
そのような場合は弁護士に解決を依頼しましょう。いきなり警察から警告を出すよりも弁護士からストーカー行為をやめるよう警告する方が加害者を刺激せずに済みます。また、弁護士が介入したにも拘わらずストーカー行為を継続すれば、不法行為による損害賠償請求訴訟を起こされたり、刑事告訴されるリスクが加害者に生じるため抑止効果も働きます。ストーカー対応に精通した弁護士であれば、交渉次第で相手を引き下がらせることも可能です。
また、ストーカーをしている相手がどこのだれか分からない場合であっても、相手方の携帯電話やメールアドレスが判明してる場合には弁護士会照会などを利用して相手方を特定できる可能性があります。またメールやSNSを使用したネットストーカーの場合には運営会社やプロバイダに対して「開示請求」をしてネットストーカーの犯人を特定することも可能です。
弊所では、ストーカー被害に遭われている女性から多くのご相談・ご依頼を頂いており、解決実績もあります。彼女を救いたいとお考えのパートナーの方は一度弊所に相談してみることを彼女に提案してみてください。親身誠実に、弁護士が依頼者を全力で守ります。どうぞお気軽にご相談ください。
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