「会社のお金を着服してしまった…額は少なくても業務上横領で逮捕されるのだろうか…会社を解雇されることはあるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、業務上横領は被害が少額でも逮捕や解雇をされる可能性はあります。 この記事では、横領事件に強い弁護士が、 業務上横領は少額でも罪に問われるのか...
横領・背任
横領・背任の記事一覧
横領罪はいかなる場合に成立するのでしょうか? 本記事では、横領罪の種類ごとに成立するケースをご紹介した上で、横領罪の弁護活動についても解説してまいります。 横領罪の種類と構成要件・罰則 横領に関する罪は横領罪(刑法252条)、業務上横領罪(刑法253条)、占有離脱物横領罪(刑法254条)の3つです。 以下、構成要件や罰...
背任罪とは、簡単に言えば、会社の従業員などが自分や第三者の利益のため、あるいは会社に損害を与える目的で、その任務に背いて会社などに損害を加える犯罪です。 刑法犯の中でもあまり適用されるケースが少ない犯罪ですが、2021年に日大背任事件がマスコミで大々的に報道されたため、「背任罪」という言葉を耳にした方も多いのではないで...
昨今では、クレジットカードなどのキャッシュレス決済をすればクレジットカードのポイントが貯まりますし、さらに店舗が提携しているポイントカードを提示すればそのポイントも貯まります。また、航空会社のマイレージ会員になればマイレージのマイル(ポイント)を得ることもできます。 では、会社の備品購入や出張時の交通費・宿泊費、ガソリ...
「成年後見人として預かっていたお金を使い込んでしまった…成年被後見人とは親族関係があるのだがその場合でも横領の罪に問われるのだろうか…」 このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言いますと、成年後見人と成年被後見人が親族同士であったとしても業務上横領罪が成立しますし、親族間の犯罪に関する特例を適用して刑を免...
遺失物横領罪とは、他人の占有を離れた物を自分のものにした場合に成立する犯罪です。罰則は、1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料です。占有離脱物横領罪、拾得物横領罪ともいいます。 ここで、 「落ちていた財布を拾って持ち帰ってしまった… 警察も落とし物が無くなったくらいで一々動かないのでは? 遺失物横領って結局...
業務上横領の被害額が1000万・5000万・1億以上の事例 顧客からの集金や偽の請求書で会社のお金を着服した事例 判決:懲役3年6か月 被害金額:1400万円 この事例はリフォーム会社に勤務する被告人の男性が、顧客から集金したリフォーム代金を着服したり、実際には存在していない架空の会社からあたかも業務に関して支払いを受...
遺失物横領罪とは、他人の占有を離れた物を自分のものにした場合に成立する犯罪です(刑法第254条)。別名「占有離脱物横領罪」「拾得物横領罪」とも言います。道端に落ちている財布や、ベンチに置き忘れた他人のバッグなどを自分のものにする行為がその典型です。 占有離脱物横領罪(遺失物等横領・拾得物横領)とは? 罰則は1年以下の懲...