刑事事件 暴行・傷害 暴行罪は現行犯以外で逮捕されることはある? 2025年8月2日 暴行罪とは、人に暴行を加えたが傷害に至らなかった場合に成立する犯罪です(刑法第208条)。ここで、 「暴行罪は人に怪我を負わせたわけでもないし、現行犯逮捕でもされない限り警察に逮捕されることはないのではないか?」 そう考える方もいるようです。 では、暴行罪は、その場で逮捕される現行犯逮捕以外に、後日逮捕(犯行の後日、令...
刑事事件 暴行・傷害 暴行罪に未遂はありません 2025年8月2日 「暴行をしようとして未遂に終わった場合には暴行未遂罪が成立するのだろうか?」 このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言いますと、暴行罪には未遂規定がありませんし、そもそも未遂がありえません。以下、暴行罪に強い弁護士が理由を解説していきます。 暴行罪に未遂はない 暴行罪とは 暴行罪とは、人に対して暴行をくわ...
刑事事件 暴行・傷害 暴行罪で警察は動かない?証拠がない場合は?弁護士が解説 2025年8月2日 暴行罪は、暴行によって相手が傷害を負わなかった場合に成立する犯罪です(刑法第208条)。そのため、 「暴行罪は、相手に怪我をさせるわけではないから、警察は動かないだろう」 と考える方もいるかもしれません。 しかし、結論から言いますと、暴行罪でも警察は動きます。暴行罪は「非親告罪」であるため、被害者からの告訴がなくても起...
刑事事件 暴行・傷害 不法侵入者を殴るのは正当防衛?逃走阻止のために殴った場合は? 2025年8月2日 「不法侵入者を殴るのは正当防衛になるのだろうか…逃走したのを取り押さえるために殴った場合はどうだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、不法侵入者に対して殴る行為は、状況によっては正当防衛と評価される可能性があります。ただし、行き過ぎた行為は過剰防衛にとどまり、通常の刑が科される可能性もあり...
刑事事件 暴行・傷害 傷害致死の有名判例を弁護士が解説 2025年8月2日 ①無関係な第三者の暴行が介在していても被告人の傷害致死罪が肯定された判例 事案の概要 この事案は、被告人の暴行行為と被害者の死亡の間に、無関係な第三者による暴行行為が介在していたという事案です。 被告人は、自己の営む飯場において、洗面器の底や皮バンドを使って被害者の頭部等を多数回殴打するなどの暴行を加えました。その結果...