離婚調停を有利に運ぶための服装や持ち物は?チェックリスト付きで解説

離婚調停を有利に運ぶためには服装や見た目にも注意する必要があります。

本記事では、離婚調停の際の服装や見た目、持ち物について解説します。

ぜひ最後までご一読いただき、これから離婚調停に臨む際の参考にしてみてください。

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①離婚調停の際の服装

離婚調停は家庭裁判所で執り行われるため、離婚調停ではどんな服装をしたらいいのか迷われる方が多いですが、特に決まりはありません。

つまり、基本的には、あなたの普段通りの服装でかまいません

もっとも、調停委員(※)に悪い印象を持たれないよう、常識を逸脱した服装は控えた方がよいです。

※調停委員とは

離婚調停における話のとりまとめ役。

中立的な立場に立ち、夫婦双方から話を聴いた上で、夫婦の合意点(解決の着地点)を探り、合意案を夫婦に提案します。

人格識見の高い40歳以上70歳未満の人で、離婚を巡る紛争の解決に有用な専門的知識経験を有する人(弁護士、大学の教員など)又は社会生活の上で豊富な知識経験を有する人(学校の校長、地域の民生委員など)として、最高裁判所が認めた人の中から選ばれることになっています。

このように、離婚調停で応対する調停委員は格式高い人だということを忘れないでください。

たとえば、夏場や暑い日などに、半袖半ズボンにスリッパというラフな服装は控えた方がよいです。

また、同様に、高級な服装、装飾品を身に着けることも控えた方がよいです。

離婚調停では、養育費、財産分与、慰謝料、年金分割などお金の話をすることにもなるでしょう。

その離婚調停の場で、高級な服装や装飾品を身に着けておきながら、「養育費を支払ってもらわなければ生活に困る。」などと調停委員に訴えても説得力がありません。

離婚調停の場で、調停委員に裕福な印象を与えることは、自分にとって不利、相手方にとって有利な結果をもたらすことにも繋がりかねませんので注意が必要です。

とはいえ、反対に、貧相な服装をすることも考えものです。

繰り返しになりますが、離婚調停に着ていく服装は、常識の範囲内の服装にしましょう。

なお、調停委員に「誠実な人柄」という印象を与えるという意味では、男性であればスーツ+ワイシャツ+ネクタイが無難といえるかもしれません。

その場合には、スーツ、ワイシャツはアイロンがけし、靴はスニーカーではなくビジネスシューズとし、適度に磨きましょう。

他方、女性の場合、男性と異なり、スーツ等をお持ちでない方も多いかもしれません。

その場合、結婚式等のフォーマルな場に着ていく服装はお持ちではないでしょうか?

仮にお持ちであればそうした服装が無難ですし、お持ちでない場合は、それに近い、いわゆる「よそ行きの服装」が無難です。

靴もスニーカーではなくパンプス、ハイヒールとし、色は派手目より落ち着いた色のものがよいです。

②服装のほかにも見た目(髪色、髪型、ひげ、化粧など)にも注意

服装のほかにも見た目にも注意が必要です。

髪色は、金髪などの派手な色は調停委員に軽率な印象を与えてしまい、「本当にこの人に子供を任せて大丈夫だろうか?」という思いを抱かせ、親権獲得に不利となってしまう可能性があります。

そのため、可能な限り、黒色か茶系で、かつ、目立たない色が無難です。

髪型は、長髪よりも短髪の方が清潔感ある印象を与えます。

長髪のまま離婚調停に出席したい場合は、ヘアゴムなどで髪をまとめましょう。

また、男性の場合、普段からひげを剃っている方は、剃り残しがないよう注意しましょう。

普段からひげをはやすことが日常となっている方は、きれいに整えた方が無難です。

女性の場合、派手目の化粧や濃い化粧は控えた方が無難です。

以上、離婚調停における服装や見た目について解説しましたが、服装や見た目により受ける印象の善し悪しは調停委員によって様々です。

ある調停委員によっては無難と思われても、ある調停委員によっては悪い印象を持たれてしまう可能性も否定はできません。

つまり、離婚調停における服装や見た目の「正解」などないのです。

もっとも、はっきり言えることは、調停委員に大きなインパクトを与える服装、見た目は控えた方がよいということです。

服装、見た目によって調停委員の印象を悪くしてしまうことは、戦う前に負けることと同じです。

自ら不利な状況を招いてしまうことがないよう、無難な服装、見た目を選択しましょう。

③離婚調停の際の持ち物~チェックリスト付き

離婚調停の際に必要な物は、まず、いつ、どの裁判所の、どこに来てほしいという裁判所からの「呼出状」です。

呼出状には裁判所の(家事)事件番号が記載されています。

裁判所は、この事件番号を基に、事件当事者や事件内容等を把握していますので、離婚調停当日にこの呼出状を持参するのは必須といえます。

また、家庭裁判所に対する離婚調停の申立て時に提出する「申立書」とともに「陳述書」を提出することもあります。

陳述書とは、簡単にいうと、あなたの言い分をまとめた書類のことです。

申立て時に提出する場合はコピーを取っておき、「陳述書のコピー」を持参しましょう。

また、相手方と顔を合わせたくない場合(※調停委員との面談は別々に行われますが、日程調整の際などに顔を合わす場合があります)に、家庭裁判所に対してその旨を伝えるための「進行に関する照会回答書」もお忘れなく。

「進行に関する照会回答書」は裁判所のホームページからダウンロードすることが可能です。

さらには、離婚調停で「証拠資料」を提出する場合は、あらかじめ裁判所用とご自身の控えの2部、相手方に交付したい場合はさらに1部を用意して持参します。

その他、離婚調停で話し合った内容や相手方の言い分などをメモする「メモ帳」、次回の調停期日の調整などに使う「スケジュール帳」、本人確認のための「身分証明書(運転免許証など)」、筆記用具、認印、時間潰し用として本・雑誌などを持参するとよいでしょう。

離婚調停への持ち物チェックリスト
  • 呼出状
  • 陳述書の写し 1部
  • 進行に関する照会回答書
  • 証拠資料 2部~3部
  • メモ帳・筆記用具
  • スケジュール帳
  • 身分証明書
  • 認印
  • 本、雑誌 など

まとめ

離婚調停を少しでも有利に運ぶには服装や持ち物など細かい点にも気を配る必要があるといえます。ぜひ、以上のことを参考に、離婚調停を有利に運んでください。

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