モラハラ夫がよく発言する定番のモラハラ言葉を知って確認したい…
この記事では、モラハラ離婚に強い弁護士がこれらの疑問や悩みを解消していきます。
法律事務所にご相談に来られた被害者(妻)から聞き取りした内容から、多くのモラハラ夫が共通して用いるモラハラ言葉を選んで以下で紹介していきますので、モラハラ夫の定番セリフが知りたい方は最後まで読んでみて下さい。
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目次
夫のモラハラ言葉一覧
不思議とモラハラ夫たちが口にする言葉はどれも似たようなものが多いという特徴があります。
具体的にモラハラ夫がよく口にする定番のセリフとして以下のものが挙げられます。
- 誰のおかげで飯が食えていると思っているんだ?
- 子どもの面倒くらい見ろ
- 掃除くらいちゃんとできるようになれ
- 疲れて帰ってたのにてこんな飯しか出さないのか
- お前のお義父さんみたいにはなりたくない
- よくそんな格好をして表を出歩けるな
- 家を出ていくのはお前の方だぞ
- 主婦は気楽でいいよな
- 俺をイラつかせる天才だな
- 大した仕事じゃないんだから・・・
以上のような定番のセリフを吐くのにはモラハラ夫の心理が深くかかわってきますので、以下で詳細を解説していきましょう。
①誰のおかげで飯が食えていると思っているんだ
モラハラ夫の定番セリフとして典型的なものが「誰のおかげで飯が食えている/生活できてると思ってるんだ」というものです。とくに妻側が専業主婦の場合には、モラハラ夫の常套句です。
これは夫が外に出て働き給料を稼いでいる、または夫の方が妻より稼いでいるため夫の稼ぎによって家計が支えられていることをアピールするためになされる発言です。
これによって「お前は俺に依存していないと生きていけないのだぞ」ということを妻に刷り込ませて自分の思い通りに物事を進めようという思惑があります。
同様の趣旨のセリフとして、以下のようなものもあります。
- お前は他人の金を好きに使えてうらやましい
- 俺と同じように外で稼げるようになってから文句を言え
②子どもの面倒くらい見ろ
家事・育児についても、ほとんど参加しない夫の方が、妻に押し付け文句を言うことが多いです。
モラハラ夫の場合には、同僚・友人・親戚などを比較に挙げて「〇○の奥さんは子どもが2人もいるのに家事も育児も一人でこなしてるらしい」や、「子どもが可哀想だ」などと劣等感や罪悪感を煽る発言によって妻の行動をコントロールしようとします。
結局、モラハラ夫は育児に参加したくなかったり好きな時だけ子どもの相手をしようとしているので、妻に文句を言わさず育児を淡々とこなしてほしいというのがその本音です。
③掃除くらいちゃんとできるようになれ
掃除が不十分な場合にも「いつになったらできるようになるのか」「自分が落とした髪の毛は自分で処理しろ」「掃除程度も満足にできないのか」というセリフも典型的なモラハラ発言です。
「実家暮らしが長いから教育されていない」「末っ子だったから身の回りのことが十分にできない」などの人格否定的な嫌がらせセリフが添えられるケースも多くみられます。
掃除は妻がするもの、という暗黙の了解をゆるぎないものにするためにこのような発言を繰り返す場合が多いでしょう。
④疲れて帰ってたのにてこんな飯しか出さないのか
食事の準備を妻側に全部押し付けている夫も、ハラスメント発言が目立ちます。
食事のクオリティに関して「不味い」「誰でもできる」というものから、「〇○の奥さんは立派な弁当を毎日作っていて見習え」や「買って食べる方がマシ」など他人や他所と比較することで羞恥心や罪悪感を抱かせるように仕向けます。
結局モラハラ夫の好きなように・思い通りに食事の準備をさせようというのが狙いです。
⑤お前のお義父さんみたいにはなりたくない
妻の親族や友人を否定することも、血縁関係のある・交友関係のあるあなた自身の人格を否定しているのと同じ効果があります。
「あの人はどうかと思う」「世間知らずだ」「あの人のようにはなりたくない・可哀想な人だ」などと相手の人格を否定する言動もモラハラ発言にあたります。モラハラ夫はあなたの身近な人物を貶めることで自分の人格的価値が上がったような錯覚を得て満足を得ているのです。
⑥よくそんな格好をして表を出歩けるな
「いつもダサい」「趣味が悪い」など容姿や衣服を選ぶセンスについて嫌がらせ的な発言をするのもモラハラです。
あなたの好みや趣向を否定することは人格否定にあたります。
⑦家を出ていくのはお前の方だぞ
モラハラ夫には、離婚や別れた際に「家を出ていくのは俺ではなくお前の方だ」という発言が目立つ場合があります。これは、離別した場合には家を追い出され住む場所もなくなるので夫の機嫌を損ねない方がいい、というモラハラ夫から妻に対する脅しです。
似たようなセリフとして、「気分を害したからしばらく家から出ていけ」や「ここは俺の家だから・・・」なども同じ心理で発せられています。
いずれも妻側に「追い出されては困る」ということを刷り込ませるためにモラハラ夫が多用するセリフです。
⑧主婦は気楽でいいよな
「主婦は暇で/気楽でいいよな」「家のことだけやってればいいんだから」など主婦を軽視したセリフも頻繁にみられます。
これは主婦の価値を相対的に貶めることで外で働いている夫の方が、妻よりも偉い・価値があると刷り込ませるために用いられるセリフです。
モラハラ夫は妻が家事・育児に貢献してくれているから自分が外に出て働けているという自覚がありません。
⑨俺をイラつかせる天才だな
モラハラ夫の発言は、究極的には「俺の気に入るようにやれ」と抽象化することができます。
「俺をイラつかせるな」「悪いと思っていないだろう」などと妻を問い詰める発言は、まさにそのようなモラハラ夫の心情がストレートに表れた発言でしょう。
モラハラ夫は「常に妻側に非がある」と圧力をかけ続けることで、妻が夫の機嫌を損ねないように行動するようになることを狙っています。
⑩大した仕事じゃないんだから
職業や仕事をすることは人格と深く結びついています。
そのため「お前がしている仕事は大したことないんだから・・・」や「結局それしかできないんだから・・・」などという妻の仕事を貶める発言も、妻の人格を否定するモラハラ発言です。逆に自分がしている仕事は妻よりも価値があることをアピールする狙いもあります。
モラハラ夫との苦痛な生活に疲れたら
長年にわたるモラハラ夫との苦痛な生活にうんざりしている場合には、別居や離婚も検討すべきです。モラハラ夫から解放されたいと願う方は是非、モラハラ問題に精通している弁護士に相談してください。
弁護士に依頼することで、夫も事態の深刻さを痛感するでしょう。さらに夫とのやり取りや取り決めについては代理人となった弁護士にすべて任せることができますので、あなたは人生の再出発に向けて着々と準備を進めることができます。
弊所では、モラハラ夫との離婚問題の解決を得意としており豊富な実績もあります。親身誠実に弁護士が依頼者を全力でサポートしますので、モラハラを繰り返す夫に嫌気がさして離婚を考えている方は、お気軽に当所の弁護士にご相談ください。相談する勇気が新しい人生への第一歩です。
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