
「私がストーカーに狙われたのは、ストーカーされやすい女性だったからだろうか」「どうすれば被害を避けられるのだろう」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
誰にでも優しく接する、はっきり断れない、清楚で控えめな外見といった点が、狙われやすい特徴として挙げられます。本人に悪気がなくても、無意識の振る舞いや外見が誤ったメッセージとして伝わることがあります。反対に、被害に遭いにくい人にも、態度や行動面でいくつかの共通点があります。
この記事では、ストーカー問題に強い弁護士が、次の点について解説します。
- されにくい女性に共通する特徴
- されやすい女性の性格・態度と外見
- 被害を防ぐ対策と、被害を感じたときの相談先
お読みいただくことで、普段どこに気をつければよいのか、被害を感じたら誰に相談すればよいのかを整理できます。
なお、すでに被害に遭っており早急に対応したいとお考えの方は、この記事をお読みいただいた後、当事務所の無料相談へお早めにご連絡ください。地域を問わずご相談を承っています。身の危険が差し迫っている場合は、まず警察に連絡してください。
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ストーカーされにくい女性の特徴
ストーカーに狙われやすい人・狙われにくい人がいると言われています。それではどのようなタイプの女性がストーカーされにくいのでしょうか。
- ①はっきりと拒否・拒絶することができる女性
- ②「脈あり」な態度をとらない女性
- ③個人情報の取り扱いに慎重な女性
①はっきりと拒否・拒絶することができる女性
自分の意思を明確に言語化して「嫌なものは嫌」だとはっきり断れる女性はストーカー被害に遭いにくい傾向があります。
ストーカーをする男性は、嫌がらせをしたいというよりも相手に受け入れてほしいと思っていることが多いと考えられます。そのため意思が不明確で相手に曖昧な態度をとると「この人ならいけるのではないか」と男性に思わせてしまうリスクがあります。
普段から曖昧な態度は避け、嫌なことははっきりと拒否する訓練をすることが重要です。
②「脈あり」な態度をとらない女性
誰にでも「脈あり」と受け取られるような思わせぶりな態度をとらない女性も、ストーカーの標的になりにくい面があります。
男性の中には女性経験が少ない人もおり、相手に好意を持たれていると誤解することでストーカーに変貌してしまうことも考えられます。思わせぶりな態度は、相手によってはこうした誤解につながるため注意が必要です。
ストーカー化につながる具体的な言動については「男を勘違いさせてストーカー化させる女性の11の言動と対策」で詳しく解説しています。
③個人情報の取り扱いに慎重な女性
インターネットが発達した現在ではSNSなどに投稿された位置情報や画像から、個人や生活圏まで特定されかねません。
日頃の活動や動向を気軽にネット上にアップしてたくさんの人と共有できることは便利ですが、一方でストーカーに自分の行動パターンや自宅、居場所などの情報を提供してしまう可能性もあります。
そのためインターネット上に投稿する写真や文章を、個人情報を特定できない範囲に限定できている女性は、ストーカー被害に遭いにくいといえます。
ストーカーされやすい女性の特徴
一方、ストーカーされやすい女性には以下のような特徴があります。
- ①誰にでも優しく接しようとする女性
- ②優柔不断な態度をとってしまう女性
- ③個人情報の取り扱いが無防備な女性
①誰にでも優しく接しようとする女性
誰にでも優しく接する女性はストーカー被害に遭いやすい傾向があります。
そのこと自体はすばらしいことですが、ストーカーをする男性に「この人なら自分を受け入れてくれるかも」と誤解させてしまうおそれがあります。
ストーカーの中には、親切にされたことで自分に好意を持ってくれていると思い込んでしまい、相手と接触することを切望したりつきまとうことで相手のことを知ろうとしたりする人もいます。
むやみに周囲の人に冷たくする必要はありませんが、少なくとも好意を持たれても困る相手に努めて親切にする必要はないでしょう。仕事以外のプライベートではある程度距離を置いて、相手を見極めて対応することも重要です。
プライベートで距離を置くべき相手を見極めるには、ストーカー化しやすい男性の心理や特徴を解説した「ストーカーになりやすいのはどんなタイプ?その特徴と心理を徹底解説」もあわせてご確認ください。
②優柔不断な態度をとってしまう女性
相手に対して自分の思いをはっきりと伝えることができない女性もストーカー被害に遭ってしまうリスクがあります。
優しくしているつもりもなく、また相手に好意を示していない場合であっても、はっきりと拒絶する態度を示していないばかりに男性側に「まだチャンスはある」と誤信させてしまうケースもあります。
交際していた相手と別れる場面でも同じです。別れ話を曖昧にしたまま連絡を絶つと、相手が納得できないまま執着を強め、つきまといに発展することがあります。関係を終えるときは、続ける意思がないことをはっきり伝えましょう。
③個人情報の取り扱いが無防備な女性
X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSに自分の容貌・姿態が分かる写真を投稿したり生活圏が明らかになるような画像・情報を掲載したりしている女性は注意が必要です。
よく行く店がわかる写真や自撮りの背景から場所が特定されることもあります。ひとつひとつは微々たる情報かもしれませんが、それらを収集して統合(データマッチング)することでかなり詳細な個人情報が相手に明らかになってしまうリスクもあります。
危険だと思う過去の投稿は定期的に見返し、削除することも予防策になります。
SNSを通じたストーカー被害の予防策については「ネットストーカー被害の対策は?5つの対処法と被害を防ぐ方法」で具体的な方法を紹介しています。
ストーカーされやすい女性の外見
ストーカー男性は外見からも一定の情報を得て、ストーカー行為に及んでいる可能性があります。なお、警察庁の統計(令和7年)では、加害者との関係は交際相手(元交際相手を含む)が最も多くなっています。外見だけで狙われるわけではないことも知っておきましょう。以下のような女性側の見た目の特徴は男性側にある種のイメージを与えることがあります。
- ①清楚でおとなしい外見
- ②可愛らしい外見
- ③誰にでも笑顔を見せる
①清楚でおとなしい外見
ストーカー行為に及ぶ男性には内向的な性格の人もおり、清楚でおとなしそうに見える女性が狙われやすい傾向があると言われています。
具体的には、上品で肌の露出が少ない服装や、控えめでおしとやかに見えるメイクの女性です。なぜなら内向的な男性は、見るからに強そうな女性に対しては接触することを避け、一見して攻撃性が少なそうな女性をターゲットにしやすいと考えられるからです。
②可愛らしい外見
可愛らしい外見も、清楚でおとなしい外見と同じく、攻撃性がない女性という印象を相手に与えます。
具体的にはスカートやワンピースのような女性らしい服装をしている以外にも、身長が低い、声が高い、髪の毛の色が暗い、または可愛らしいアイテムを身につけている場合も含まれます。美人かどうかよりも、攻撃性がなさそうに見えるかどうかのほうが影響しやすいとも言われています。
逆に派手な服装や明るい髪の色などギャルっぽいイメージの場合には、外向性が高い女性に見えるため、内向的なストーカーは接触を避けることがあるようです。
③誰にでも笑顔を見せる
誰にでも笑顔を見せる女性もターゲットになる可能性があります。
笑顔は、向けられた相手に「敵意がない」ことを示す意思表示にもなります。そのため誰にでも笑顔を見せる女性は、ストーカー男性にも「自分も受け入れられているのだ」と錯覚させてしまうことがあります。
笑顔が多い女性は魅力的ですが、それゆえにストーカー男性をも引き寄せてしまうリスクがあることを知っておきましょう。
ストーカー行為とは?法律で規制される具体的な行為
ストーカー規制法(ストーカー行為等の規制等に関する法律)で規制の対象になる主な行為は、特定の人への恋愛感情や好意、またはそれが満たされなかった恨みから、本人や家族などに対して行われる次のような「つきまとい等」です。
- つきまといや待ち伏せをする、自宅や職場に押しかける・近くで見張る
- 行動を監視していると思わせる内容を伝える
- 面会や交際など、義務のないことを要求する
- 著しく粗野または乱暴な言動をする
- 無言電話をかける、拒否されても電話・メール・SNSのメッセージを続ける
- 汚物や動物の死体などを送りつける
- 名誉を傷つける内容を伝える
- 性的な羞恥心を害する内容や画像などを伝える・送りつける
このほか、同様の感情から相手の承諾を得ずに、GPS機器や紛失防止タグなどを使って居場所の情報を得たり、持ち物にこうした機器を取り付けたりする行為(位置情報無承諾取得等)も規制されています。
こうした行為で相手に不安を覚えさせると、警察から警告を受けたり、公安委員会から禁止命令を受けたりすることがあります。さらに、同じ相手にこれらの行為を繰り返し、「ストーカー行為」にあたる場合は、処罰の対象になります。
被害を受けた女性が知っておきたい警告・禁止命令の流れや罰則については「ストーカー規制法とは?対象となる行為と警告・禁止命令を解説」で詳しく解説しています。
ストーカー被害への対策
ストーカー被害について不安に思っている、または実際に被害に遭って困っている女性は、以下のような対策を講じてください。
防犯グッズを必ず携帯する
出歩いている際のストーカー被害を防ぐため、女性の方は防犯グッズを常に携帯しておきましょう。
具体的には防犯ブザーや防犯ライトなど身を守るための防犯アイテムを通勤バッグなど普段利用している荷物に入れておくとよいでしょう。防犯グッズを携帯しているだけでも、精神的な安心材料になることがあります。
おすすめの防犯アイテムについては「ストーカー対策グッズ8選。何を買うべきか迷っている人向け」をご参照ください。
頼れる第三者に相談する
ストーカー被害に一人で対応し続けるのは難しいものです。そこでできるだけ家族や友人・知人など頼れる第三者に相談しましょう。
内向的なストーカーの場合、複数の第三者により女性が守られていることを察知すると、ストーカー行為をやめるケースもあります。
一定期間付き添ってもらったり、行動を共にしてもらったりすることで、加害者が手出ししにくいと感じる相手によって守られていることをアピールすることが重要です。
家族や友人以外の相談先については「ストーカー被害の相談窓口|警察以外の窓口も紹介」をご参照ください。
警察に相談する
被害に困っている女性は、警察に相談しましょう。パトロールや見守りを強化してくれる場合があります。
生活圏で警察が頻繁にパトロールを行ったり声かけを積極的に行ったりしていることが明らかになった場合には、ストーカーも怖くなって犯行をやめる可能性があります。
警察の捜査によって相手が特定された場合には、事件として立件され、逮捕に至ることもあり得ます。
相談の際は、つきまといや待ち伏せの日時・場所・内容のメモ、受信したメール・SNSのメッセージ、着信履歴の画面などを持参しましょう。証拠となる記録があれば、迅速な対応も期待できます。
相談したあと警察がどこまで対応してくれるのか不安な女性の方は「ストーカーを警察に相談したらどうなる?相談後の流れを解説」もあわせてお読みください。
弁護士に依頼する
家族や知人を巻き込みたくない、あるいは、警察が動いてくれないといった女性の方には、弁護士への依頼をお勧めします。
弁護士が代理人として相手に警告書を送り、行為を続ければ刑事告訴や損害賠償請求も検討すると伝えることで、相手がつきまといをやめる場合がありますが、すべてのケースで止まるとは限りません。身の危険を感じる場合は、弁護士への依頼より先に警察に相談してください。
ストーカー被害にお悩みの方は弁護士にご相談ください
ストーカーに狙われにくい女性には、はっきりと拒否できる姿勢や個人情報の管理意識といった共通点があります。一方で、優しさや笑顔など本来は長所である特徴が、ストーカーに誤解を与えてしまうこともあるため、日頃から意識的に距離感を保つことが大切です。
万が一被害に遭ってしまった場合には、弁護士に依頼することで、法的手段を背景にした警告や交渉によってつきまとい行為をやめさせられる場合があります。状況に応じて、警察への相談と弁護士への依頼を併用することもできます。
「誰かにつけられている気がする」「元交際相手からの連絡が止まらない」など、少しでも不安を感じている方は、おひとりで抱え込まないでください。当事務所はストーカー被害に関する相談を数多くお受けしており、加害者との交渉にも豊富な実績がございます。全国対応・無料相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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この記事の監修者
ストーカー被害の解決に豊富な実績を持つ。元交際相手からのつきまとい、ネットストーカー、職場でのストーカー被害など、警察に相談しても動いてもらえないケースにも弁護士として毅然と対応。「報復が怖い」「大事にしたくない」という被害者の心情に寄り添い、穏便かつ確実にストーカー行為を止めさせることに全力を注いでいる。

