
「彼氏の束縛や嫉妬が重い」「別れ話をしたらストーカーになるのでは」と不安を感じていませんか。連絡の多さや強い嫉妬、予定を細かく把握したがる言動は、ストーカー気質の兆候である場合があります。別れ話をきっかけに、こうした言動がエスカレートすることもあります。
こうした兆候を知っておけば、交際中の早い段階で気づき、刺激しない接し方や早めの相談で被害を防げる可能性があります。
この記事では、男女間のストーカー問題に詳しい弁護士が、次の点について解説します。
- ストーカー気質を見分ける10の特徴
- 刺激せずに距離を取り、別れるための接し方
- 危険を感じたときの警察・弁護士への相談
お読みいただくことで、気になる言動が注意すべきサインかを見分け、どう接すればよいかを判断できます。
なお、すでにつきまといなどの被害にお悩みの方は、一人で抱え込まず、当事務所の無料相談をご活用ください。地域を問わずご相談を承っています。
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ストーカー気質の彼氏に見られる10の特徴
彼氏がストーカー化する背景には、「恋人を失うことへの強い不安」が潜んでいることがあります。自分に価値を感じにくい男性ほど恋人を心の支えにしやすく、別れを自分そのものの否定と受け止めがちです。恋人を「自分のもの」と捉えていれば、相手の意思で関係が終わることも受け入れにくくなります。こうした心理が、交際中の束縛や嫉妬といった兆候として表れることがあります。
ストーカーになりやすい男性の特徴は次の10項目です。あなたの彼氏が複数に該当する場合は注意が必要です。
- ①周囲の評価・評判を過剰に気にする
- ②他人への嫉妬心が強い
- ③連絡をしてくる頻度が多い
- ④小さな嘘をたくさんつく
- ⑤自分に自信が持てない
- ⑥相手の意見・考え方を否定することが多い
- ⑦内向的な性格である
- ⑧自分の都合だけで行動しがち
- ⑨思い込みが激しい
- ⑩相手のスケジュールを把握したがる
①周囲の評価・評判を過剰に気にする
ストーカーになりやすい男性は、周囲の評価や評判を過剰に気にするという傾向があります。
こうした男性は、恋人に振られることを「恥」と受け止めやすく、別れを受け入れにくくなることがあります。
②他人への嫉妬心が強い
嫉妬心が異常に強い彼氏にも警戒が必要です。交際期間中、彼氏がやきもちを焼いてくれることはあなたにとって嬉しいことかもしれません。
しかし嫉妬心は「欠乏感」、つまり自分に何かが欠けていることを許せない心理状態の現れでもあります。
そして今後、嫉妬による不満の矛先が恋人に向く可能性があります。その場合、彼氏があなたに特定の行動を強要したり、言動をコントロールしようとしたりすることも考えられます。
③連絡をしてくる頻度が多い
こまめに連絡を取り合うカップルは仲が良く見えます。
しかし彼氏が執拗に「今何をしているの?」「今どこにいるの?」「誰といるの?」と逐一あなたの行動をチェックしてくる場合には注意が必要です。そのような男性は恋人の気持ちが少しでも自分から離れたと感じると、精神的に不安定になる可能性があります。
LINEの既読がつかないだけで何度も送ってきたり、SNSの投稿を監視して誰といたのかを問いただしたりするのも同じ傾向です。
④小さな嘘をたくさんつく
ささいなことでも事実と違う説明をする彼氏にも要注意です。
小さな嘘をたくさんつく男性は、都合の悪い真実を伝えるより、作り話で恋人を納得させてその場を収めようと考えている可能性があります。
別れ話が出るなど関係が揺らぐと、嘘を重ねてでもあなたを自分のもとにつなぎとめようとするおそれがあります。
⑤自分に自信が持てない
自己肯定感が低い、つまり自分に自信が持てない男性もストーカーになる可能性があります。
そのような男性は「自分のような人間を好きになってくれるはずがない」と感じがちです。そのため、なんとしても恋人を失いたくないという執着心から行き過ぎた行動をとるようになるおそれがあります。
「自分の好きなところ」を執拗に尋ねてきたり、あなたのちょっとした指摘に激昂したりするなど過剰に反応する場合には、自信のなさが強く表れている可能性があります。
⑥相手の意見・考え方を否定することが多い
ストーカーをするようになる男性は、相手と自分の考え方・感じ方が違うことを理解しようとしない傾向があります。つまり自分が思っているのと同じように相手も思っているはず(思うべき)だと潜在的に考えています。
そのため自分と相手の意見が異なると、相手の考えを否定することが多くなります。話し始めに「でも、…」や「いや、だから…」などを多用する癖がある男性は、あなた独自の意見を認めず自分の考え方を押し付けてきている可能性があります。
⑦内向的な性格である
ストーカー気質の男性には「内向的」な面が見られることがあります。つまり社交性が乏しく交友関係が狭い可能性があります。
内向的な男性は友達と過ごす時間が少ないぶん、休日や空いた時間のほとんどを恋人との予定に充てがちで、恋人への依存が強まりやすくなります。
その結果、恋人を失いそうになったときには、関係をつなぎとめようと必死に抵抗することがあります。
⑧自分の都合だけで行動しがち
ストーカーに変貌する可能性のある男性は、相手の気持ちより自分の気持ちを優先して行動してしまう傾向があります。
こうした傾向は、交際中から表れていることがあります。計画通りに物事が運ばないと機嫌を損ねたり激昂したりするタイプや、あなたの都合を無視して何度も連絡をしてきたり会おうとしたりするタイプにも気をつけましょう。
⑨思い込みが激しい
思い込みが激しい彼氏にも気をつけてください。
一度結論を出すと、それ以外の可能性を考えにくくなるからです。「彼女が浮気しているのではないか」「自分に隠れて友達と遊びに行っているのではないか」と思った場合、あなたが何と言おうともその考えに固執してしまうという傾向があるのです。
⑩相手のスケジュールを把握したがる
執拗に恋人のスケジュールを把握したがる男性もストーカーに発展する可能性があります。
このような男性は恋人が第三者と会うことにも消極的で、常に相手を自分のコントロールの下に置いておかなければ精神的に不安になる可能性があります。位置情報アプリで居場所の常時共有を求めるのも、ストーカー気質の男性に見られることがあります。
彼氏がストーカー化しそうなときの接し方と対処法
彼氏にストーカー気質の兆候が見えるときは、交際中の接し方で相手を刺激しないことが大切です。状況に応じて使い分けたい対処法は次の4つです。
なお、すでに別れた彼氏(元彼)からのつきまといについては「別れたあとの元彼が怖い!ストーカー被害を最小限にする対策法とは」で解説しています。
- ①やめてほしいとはっきりと伝える
- ②別れを告げる
- ③警察に相談する
- ④弁護士に相談する
①やめてほしいとはっきりと伝える
彼氏の束縛が度を越している場合には、はっきりと「やめてほしい」と伝える必要があります。
その際には相手のしている行動を「怖い」「困る」と思っている事実を正直に伝えましょう。良識のある相手ならその時点で我に返って束縛をやめる可能性もあります。後で証拠として示せるよう、LINEやメールなど記録に残る方法を使い、送った文面も保存しておくと安心です。束縛がつきまといに発展した場合に相手が諦めるケースや効果的な伝え方については「ストーカーが諦めるときと諦めさせるための方法」で紹介しています。
②別れを告げる
束縛や監視などストーカーまがいの行動に迷惑している・恐怖を感じている場合には完全に縁を切ることも検討しましょう。
ずるずると付き合いが長くなるほど相手の行為もエスカレートしていく可能性があります。そのため、早い段階で別れるほうが有効な場合があります。なお、対応を誤ると事態が悪化するおそれもあるため「ストーカーを無視し続けると危険?正しい対策とNG行動」もあわせてご確認ください。
また、別れ話を切り出すまでの間も、急に連絡を絶つより、会う回数ややり取りを少しずつ減らすほうが相手を刺激しにくくなります。
別れ話は相手の部屋や車の中など二人きりの場所を避け、人目のある場所を選ぶか、家族や友人に同席してもらうと安心です。別れたい理由は相手を否定せず自分の気持ちとして伝え、一度決めたら期待を持たせる態度をとらないことも大切です。すでにつきまといや脅しがある場合は、会って切り出さず、先に警察や弁護士に相談してください。
なお、別れ話をしても受け入れてもらえない場合は「彼氏が別れてくれない!しつこい・怖い場合の対処法を弁護士が解説」を参考にしてください。
③警察に相談する
彼氏のつきまといが続いていたり、身の危険を感じたりする場合は、ためらわず警察を頼ってください。今まさに危険が迫っているときは110番に通報し、緊急でなければ最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」に相談しましょう。
ストーカー規制法(ストーカー行為等の規制等に関する法律)では、恋愛感情やそれが満たされない恨みから行われるつきまといや待ち伏せ、拒まれても繰り返す電話やメッセージ、交際の要求などを「つきまとい等」として規制しています。承諾なく持ち物にGPS機器や紛失防止タグを取り付けたり、位置情報を取得したりする行為も対象です。こうした規制の詳しい内容は「ストーカー規制法とは?対象となる行為と警告・禁止命令を解説」で解説しています。
警察に相談すると、相手に警告が出されたり(同法4条)、都道府県公安委員会が禁止命令を出したりすることがあります(同法5条)。つきまとい等や位置情報の無断取得などを繰り返す「ストーカー行為」は、1年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金の対象です(同法18条)。禁止命令に従わずにストーカー行為をした場合は、2年以下の拘禁刑、または200万円以下の罰金と、より重く処罰されます(同法19条)。
ただし、つきまといや待ち伏せ、メッセージの送信、交際の要求などは、身体の安全や住居・勤務先などの平穏、名誉が害されたり、行動の自由が著しく害されたりする不安を覚えさせるような方法で行われた場合に限って「ストーカー行為」にあたります(同法2条4項)。
警察に相談する前に、されたことの日時・場所・内容をメモし、届いたメッセージや着信履歴も保存しておくと状況を伝えやすくなります。
なお、警察に相談した際の実際の対応については「ストーカーを警察に相談したらどうなる?相談後の流れを解説」で詳しく解説しています。
④弁護士に相談する
別れを受け入れてくれない場合や、別れるなら嫌がらせをすることをほのめかしている場合には弁護士に相談してください。
例えばリベンジポルノをちらつかせたり、これまでの交際費用・プレゼント代の返還や慰謝料(精神的な苦痛に対する賠償金)の支払いなどを求めてきたりする場合です。「勤務先や家族にばらす」と迫ったり、「覚悟しておけ」などと脅したりしてくる場合や、「別れるなら死んでやる」と自殺を口にする場合も、弁護士の判断を仰いでください。ただし、あなたの身の危険が差し迫っているときや、相手が今にも自殺を図ろうとしているときは、弁護士への相談を待たずに110番に通報してください。
当事務所では、ストーカー化した彼氏からの交際継続の強要、脅迫などの被害を解決してきた実績があります。
彼氏のストーカー行為にお悩みの方は弁護士にご相談ください
ストーカー気質の彼氏には、強い嫉妬や思い込み、連絡の多さや束縛といった共通する特徴が見られることがあります。兆候に早めに気づき、相手を刺激しないよう注意しながら、必要に応じて別れや相談を検討することが、被害の深刻化を防ぐことにつながります。
別れ話の後に彼氏がストーカー化し、つきまといや脅しが始まった場合、あなた一人で対応すると状況が悪化するおそれがあります。弁護士が間に入ることで、交際継続の強要や脅迫に対して、あなたと一緒に法的な手段を検討できます。
「別れたいのに怖くて言い出せない」「連絡が止まらず精神的に追い詰められている」といった悩みを、一人で抱え込む必要はありません。
弁護士法人若井綜合法律事務所は、ストーカー被害の解決に豊富な実績があり、全国どこからでも無料でご相談いただけます。親身誠実に弁護士が依頼者を全力で守りますので、まずはお気軽にご相談ください。
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この記事の監修者
ストーカー被害の解決に豊富な実績を持つ。元交際相手からのつきまとい、ネットストーカー、職場でのストーカー被害など、警察に相談しても動いてもらえないケースにも弁護士として毅然と対応。「報復が怖い」「大事にしたくない」という被害者の心情に寄り添い、穏便かつ確実にストーカー行為を止めさせることに全力を注いでいる。

