ストーカーに対して気持ち悪いと感じる心理と伝えるべき言葉
  • ストーカーって気持ち悪い…でも、なぜ私はストーカーにたいして気持ち悪いと感じるのだろう…
  • ストーカーは自分が気持ち悪い行動をしていることを自覚しているのだろうか…

このような素朴な疑問をお持ちではないでしょうか。

そこでこの記事では、ストーカートラブルの解決に強い弁護士がこの疑問を解消していきます。

また、ストーカーに対して「気持ち悪い」と感じた場合に、相手の感情を逆撫でしないように拒絶の意思を伝える言葉についても合わせて解説していきます。興味のない相手からつきまとわれて不快に感じている方は最後まで読んでみてください。

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ストーカーに対して気持ち悪いと感じる心理

全然知らない相手だから

そもそも、ストーカーをしてくる相手のことを知らないため、相手に対して不快・気持ち悪いという感情を抱くのです。

そもそも人間は知らない相手を好きになることはありません。そのため相手を詳しく知る機会も知りたいとも思っていない場合には、そんな相手からいきなり好意を伝えられても不安・不信な感情が優先してしまうのは当然です。

人間には多くの時間を一緒に過ごした相手に対して親近感や愛情を抱く「単純接触効果」という心理的なメカニズムが組み込まれています。したがって、詳しく知らない相手に安心感も親近感も抱くはずもないのです。 

プライベートな空間に踏み込んでほしくない相手だから

ストーカーをしてきている相手があなたのプライバシーを侵害している場合にも、気持ち悪いと感じる可能性があります。

プライベートなスペースは、あなたが第三者の目やコントロールから離れて自由に振る舞える空間です。しかしストーカー行為をする人物は、あなたのそのようなプライベートな空間に土足でずかずかと踏み込んできているケースが多いのです。

物理的にあなたの目の前に現れるという侵害態様以外にも、リラックスタイムに頻繁に連絡をとってきたり、「今何しているの?」「誰といるの?」としつこく聞いてきたりする場合にも、プライベートな空間を邪魔されていると感じる可能性が高いです。

異性としての魅力を感じない相手だから

相手に対して異性としての魅力を感じないというのも、気持ち悪いと感じる理由のひとつです。

人間には、性的な魅力を感じる相手に好意を抱くという進化心理学的な傾向があります。そのため、性的な魅力を感じない相手のために、自分の貴重な時間を費やしたいとは思わないのが普通です。

したがって、ほかの魅力的な相手を探したりその相手と時間を過ごせるようにするために、そうではない相手に対して嫌悪感や気持ち悪いと感じて排除・拒絶するのは、合理的な行動であると考えられます。

相手のやり口が気に入らないから

ストーカーに対して気持ち悪いと感じる原因として、相手の連絡の取り方や接触の仕方が気に入らないという可能性もあります。

自宅や職場の近くに頻繁に姿を現わしたり、偶然を装って接触してきたり、何かと口実をつけて誘ってきたりというアプローチ方法にうんざりしているという場合もあります。

ひどい場合には、知らない所で写真を撮られていたり、SNSなどを監視して休日のスケジュールや交友関係を把握していることを伝えてきたりする人物もいます。

このようなストーカーの場合には、単純に接触手段や連絡内容を不愉快・不快だと感じていると考えることができます。

ストーカーは気持ちと思われる行為をしている自覚はある?

それではストーカー行為を繰り返している人物は、自分が相手から気持ち悪いと思われていることを自覚しているのでしょうか。

結論から言うと、自覚していないケースがほとんどです

なぜならストーカーをするような人物は、思い込みが激しい傾向が強く自分の頭の中で考えたストーリー以外には思いが至らないという特徴があるからです。その結果、「愛情表現として行動している」「自分の行動に相手も喜んでくれているはずだ」と信じて疑わない人物もいます。

したがってストーカーは、相手の立場に立って自分の行動を客観的に捉えることができませんし、相手が恐怖心や不快感を抱いているという現状を理解することもできません。

そのため、「気持ち悪い」「恐怖を感じている」と伝えられたとしても、「自分は好意を表すために行動しているのだから、何の問題もない」というスタンスで対応してくるのです。

よってストーカー行為をする人物は、相手から気持ち悪いと思われていることを自覚することもできず、話し合いによって説得したり納得させるのも絶望的な人物である可能性が高いです

ストーカーに「気持ち悪い」という言葉は避ける

それではストーカー行為をやめさせるために、どのような言葉を伝えるのが適切なのでしょうか。

あなたが感じたように「気持ち悪い」という言葉は避けるべきでしょう。

好意を抱いている相手から「気持ち悪い」と言われた場合には、ストーカーが自分の存在を否定されたように感じたり、相手の自尊心を大きく傷つけてしまったりするおそれがあります。相手の感情を逆撫でした結果ストーカー行為がますますエスカレートしてしまうおそれもあります

さらに「自分の愛情表現に対してこのような仕打ちをする相手は、間違っている・ひどい」などと逆恨みに転じて、つきまといや迷惑行為を行うように変貌してしまうリスクも存在しています。

そのため「気持ち悪い」と伝える代わりに、「やめてください」「迷惑しています」「困っています」という言葉に置き換えて拒絶の意思をしっかりと伝えましょう

これらの言葉はいずれも、「あなたの今の状態」を伝える言葉です。相手の行為自体を良いとも悪いとも評価していません。

どんな好意であっても、時と場所をわきまえなければ「迷惑」になりえます。

したがって、相手の行為に対して直接ネガティブな評価を伝えることなく、あなたの現状を伝えて拒絶する上記のような言葉によって伝えることが賢明でしょう。

まとめ

ストーカーに対して「気持ち悪い」と感じるのは人として当然の感情ですが、自覚がない、しかもアナタに好意を抱いている相手に対してストレートに伝えることは得策ではありません。

「やめて欲しい」その気持ちをはっきりと伝え、それでもつきまとい行為が収まらないのであれば警察に相談しましょう。警告や禁止命令、状況によっては逮捕もしてくれます。

ただし、警察沙汰を避けたいのであれば弊所の弁護士までご相談ください。弊所ではストーカー問題の解決を得意としており豊富な実績があります。親身誠実に弁護士が依頼者を全力で守りますのでまずはご相談ください。

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