異性として全く興味がない男性から好意を抱かれても困りますよね。しかもその男性にストーカー行為でもされようなものなら、女性からしたら只々気持ち悪いとしか思えないことでしょう。
しかし実は、被害に遭っている女性の中には、無意識のうちに男性に「彼女は俺のこと好きなんじゃないか」と勘違いさせる言動をしてしまっていることがあります。
もちろん勘違いした男性がストーカー化することは許されることではありませんが、今後ストーカー被害に遭わないためにも、男性に誤解を生じさせる言動はなるべく避ける方が無難でしょう。
そこでこの記事では、ストーカーに強い弁護士が、男性を勘違いさせてストーカー化させる可能性のある言動と対策についてわかりやすく解説していきます。
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目次
男性を勘違いさせてストーカー化させる可能性のある言動と対策
優柔不断ではっきりと拒絶を示さない女性
優柔不断ではっきりと相手に「NO」を突きつけず曖昧な態度をとる女性は、自分に好意を抱いているとストーカー男性に勘違いされる可能性があります。
男性は殊、恋愛に関しては女性よりもポジティブに受け取るように進化してきました。そのためはっきりと拒絶の態度を示されない場合には「まだ可能性はある」「脈あり」と誤解してしまう人も多いのです。
付きまとわれても困る場合には、はっきりと拒絶の意思を示すことが重要です。
男性に対して距離が近い女性
男性に対して距離が近い女性も、ストーカーに勘違いさせるおそれがあります。
異性に対してフレンドリーで接しやすい人物は、相手の懐に飛び込むことに長けているため恋愛感情を抱かれるのも必然です。無邪気に相手のパーソナルスペースに飛び込む女性は、男性から好かれる可能性も高まります。
これは、恋人同士のような距離感を疑似体験させることに繋がるため、相手に対して異性交際に発展した際のイメージを具体的に抱かせやすくなるからです。
したがって、相手によっては一定のスペースを保つことが大切です。
恋愛に関する質問を積極的にする女性
相手に対して「恋愛」に関連する質問を積極的にする女性は、相手から好意を抱かれやすいという傾向もあります。
恋バナや異性交際の価値観については、男女が距離を縮めるのにもってこいの話題です。異性から積極的に恋愛や結婚に関連する質問をされた場合には、その質問者を異性として意識し出してしまうという傾向があります。そしてこのような質問をたくさんしてくるということは、「相手は自分のことを異性として気にかけているのではないか」と男性に思わせてしまう可能性も高いのです。
そのためプライベートな恋愛関係の話題に関してよく会話する女性は、ストーカーに勘違いさせる可能性があるため慎重に発言しましょう。
ボディタッチなどのスキンシップが多い女性
ボディタッチや冗談でからかってくるなどスキンシップが多い女性も、異性から好意を抱かれる可能性が高いです。
まずボディタッチが多い女性は、男性から脈ありの兆候だと思われても仕方がありません。日常生活内で男性が女性の身体に触ることが少ない分、女性のボディタッチの効果は絶大です。そのうえでよく話しかけたり仲良しアピールをされると、男性としては自分のことを好きに違いないという思いを強固にしてしまいます。
そのためスキンシップもほどほどにしておくことがストーカー予防には重要です。
笑顔で愛想が良い女性
笑顔で愛想が良い女性も、ストーカーに勘違いさせる可能性があります。
相手のことを気遣った社交辞令やお世辞も場合によっては、相手に誤解を与えるケースがあるため要注意です。
おしゃれなカフェや美味しい食べ物の話の際に、「是非今度一緒に行ってみた」「連れて行ってくださいよ」などと情報をくれた相手を気遣うために言ってしまうこともあるでしょう。
しかしあなたとしては社交辞令として言ったつもりであっても、相手方の男性は「自分と一緒に行きたいと思ってくれている」と勘違いさせてしまう可能性が高いのです。
このように、その場の会話を盛り上げようとリップサービスを多用してしまう女性や、男性が喜ぶような返しができる愛想の良い女性はストーカーを引き寄せてしまうおそれがあるため返しの言葉は慎重に選ぶ必要があります。
LINEやメールで好意を表す絵文字やスタンプを多用する女性
LINEやメールで好意を表す絵文字やスタンプをたくさん使う女性も、勘違いされるリスクがあります。
具体的には、ハートマークや愛情表現ととれるスタンプを多用することです。
女性の場合には、ハートマークや上記のようなスタンプを使用するのは「かわいいから」という理由で、特に心理的な抵抗も無く用いている人も多いでしょう。しかし、それを受け取った男性は、特に女性とのやり取りに慣れていないようなタイプは、恋愛感情や好意を伝えてきているのだと勘違いしてしまう可能性があるため使用頻度に注意しましょう。
相手の名前をよく呼んだり、よくお願いしたりする女性
単に名前をよく呼ばれるということも、男性から好意を抱かれる原因となります。特にあだ名や愛称で呼ばれた場合にはその効果も倍増します。「〇〇くん」「〇〇ちゃん」など女性に名前で読んでもらえるだけも、男性は嬉しいものです。
そのうえで相手にいろいろお願い事をする行為も、相手に好かれることに繋がります。頼りにされている・相手にとって意味のある存在であると男性が感じてしまった場合には、相手に恋愛感情を抱く原因になりえるからです。
単に困っていたから依頼しただけだとしても、ストーカーに勘違いさせてしまう可能性があるため注意が必要です。
相手の目を見て話す女性
人と話をするときは相手の目を見て話すのは当然だと思ってる方も多いでしょう。
しかし、身体を相手の方向に向けて目を見て話すことだけでも、男性はあなたに好意を抱くきっかけになることがあります。
特に複数の人のなかで話している環境で、「相手の男性に身体を向けて見つめて話す・話を聞く」のは、効果が絶大です。なぜならみんながいるにもかかわらずそのような行動をとるのは「自分に対する好意のアピール」ではないかと感じさせてしまうからです。
このようにあなたが当たり前にしている行動が、異性への興味のサインとして受け取られないように注意しておく必要があるでしょう。
大きなリアクションをして会話する女性
男性の発言や行動に対して、オーバーなほどリアクションをする相手は相手から好かれる可能性が高いです。
女性が魅力的に見えるポイントとして笑顔などの感情表現が豊かであり、相手の言動に対して大きなリアクションをするという点が挙げられます。
容姿の良し悪しに関わらず自分の言動に対してリアクションを返してくれるということは、男性にとって良好な人間関係を構築するのに重要なポイントとなります。
そのため普段からオーバーリアクション気味の女性は、たくさんの男性から好意を向けられる可能性が高くなりますので、相手に応じて対応を変えるようにしておきましょう。
「かっこいい」「好き」などという言葉を多用する女性
男性を肯定する発言をすることも、相手を勘違いさせてしまう可能性が高い行為です。
人間は自分のことを好きになってくれる人を、好きになってしまう生き物です。
そのため、男性に対して「好き」「かっこいい」「センスがいいね」「すごい」など、他の男性よりも優位にあると思わせる発言をすることで好意を抱かれる可能性が高まります。
不必要に相手を持ち上げる発言をする必要はないでしょう。
男性の運転する車に乗る女性
「移動手段として男性が運転する自動車に乗るのは普通」と思っている方も多いかもしれません。しかし車の中は2人きりの空間ですので、男性の中には「その気がないのに男性の車に乗ることはない」と曲解して認識している人もいます。
そのため男性が運転する車に乗る行為も、親密度の高い行為だと受け止められる可能性があることを理解しておく必要があります。
まとめ
男性を勘違いさせてストーカー化させる可能性のある女性の言動につき解説しました。
女性からすればごく当たり前のコミュニケーション方法も、ストーカー気質のある男性がストーカーに変貌するトリガーとなってしまうこともあります。
弊所で過去に扱った案件では、2回ほど通勤電車で同じ車両に同僚の女性が乗り合わせていたことで「自分に会いたくて同じ車両に乗車したに違いない」と勘違いした男性がストーカー化したものがありました。
女性からしたら迷惑この上ない話ですが、恋愛において自分にとって極めて都合の良い解釈をする男性も存在するということを念頭に、ある程度距離を置いて男性と接した方が身の安全を守る意味では得策と言えるでしょう。
この記事を読まれている方で既にストーカー被害に遭われている方は、つきまとい行為がエスカレートする前に警察に相談に行きましょう。警告や禁止命令、場合によっては逮捕してもらうことも可能です。
もっとも、ストーカーの男性が友人・知人・会社の同僚など身近な人物で警察沙汰にまでしたくない方は弁護士に依頼し、交渉・警告によりこれ以上のストーカー行為を辞めさせる方向で動いてもらいましょう。
弊所では、ストーカー被害を穏便に解決することを得意としており多数の実績があります。親身誠実に弁護士が依頼者を全力で守りますのでお困りの方はご相談ください。
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