パパ活そのものを取り締まる法律はありません。建前では単に一緒に食事やデートをする対価を支払う契約に過ぎず違法性がないためです。 しかしながら、 大人あり(肉体関係あり)のパパ活だと犯罪や違法行為になるのでは? と思われている方も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、刑事事件に強い弁護士がこの疑問を解消していき...
刑事事件コラム
「〇〇の容疑で書類送検」とニュースでよく耳にするが、書類送検とはどういう意味だろう… 書類送検と逮捕との違いは? 書類送検されただけで前科はつくの? 書類送検前後の流れはどうなっているのか… この記事では、これらの疑問を解消すべく、刑事事件に強い弁護士がわかりやすく解説していきます。 書類送検とは 書類送検とは在宅事件...
賭博罪(とばくざい)とは、金銭やブランド品などの財物を賭けて、ギャンブルや賭け事を行うことで成立する犯罪です。そのため、仲間内で行う賭け麻雀や賭けじゃんけんなども形式的には賭博罪にあたります。ただし例外として、食事やタバコなど一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは賭博罪の成立が否定されます。 この記事では、刑事事...
無期懲役とは、文字どおり、懲役の期間が無期限の刑罰のことです。 ただし、刑期が10年経過すれば仮釈放が可能(刑法28条)とされています。 とはいえ、 本当に10年経過で仮釈放が認められて出所できるのだろうか? と思われる方もいるのではないでしょうか。 また、 無期懲役と終身刑は何が違うの? 無期懲役の実態や死刑との分れ...
正当防衛とは、急迫不正の侵害に対して、自分又は他人の権利を守るため、やむを得ずにした反撃行為のことです。 刑法第36条1項では、反撃行為が正当防衛にあたる場合は、たとえその行為が形式的には違法であっても実質的にみれば違法ではなく、犯罪は成立しないため、反撃行為をした者を処罰しないと規定しています。 とはいえ、「どこから...
不退去罪(ふたいきょざい)とは、人の住居や、人の看守する邸宅・建造物・艦船から出ていくよう要求されたのに、退去せずに居続けることで成立する犯罪です。刑法130条に規定されています。罰則は3年以下の懲役又は10万円以下の罰金です。 不退去罪は「退去”しないこと”」、すなわち、不作為により構成される犯罪(真正不作為犯)とさ...
「学校に許可なく侵入してしまった…不法侵入の罪に問われるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 学校に勝手に立ち入るケースとしては、若者が深夜にいたずら半分で校舎やプールに侵入したり、土日祝日など学校が休みの日にグラウンドや校庭に侵入したり、あるいは、卒業生がたまたま母校の前を通りがかって懐かしくなって侵...
美人局は具体的にどのような犯罪に該当するのだろう…成立要件や罰則を知りたい… 美人局で逮捕されるとどうなってしまうのだろう…その後の流れが知りたい… この記事では、刑事事件に強い弁護士がこれらの疑問を解消していきます。 記事を最後まで読むことで、美人局で問われる可能性のある罪と罰則、逮捕後の流れ、逮捕されそう・逮捕され...
会社のお金を横領してギャンブルや遊興費で返済不可能なほどに使い込んでしまった… 横領したお金を返済しないとどうなってしまうのだろう… 返済できない場合の対処法はないものだろうか… この記事では、横領事件に強い弁護士がこれらの疑問や悩みを解消していきます。 身に覚えのある行為をしてしまった方でこの記事を最後まで読んでも問...
①誤振り込みの預金の払戻請求が詐欺罪にあたるとされた判例 事案の概要 この事案は、通帳の記載から入金される予定のない誤った振り込みがあったことを知ったうえで、被告人が自分の借金の返済に充てようと考えて、預金の払い戻しの請求をして即時に現金の交付を受けたというものです。 この事例の被告人は、窓口係員に対して誤振り込みであ...