盗撮 撮影罪とは?該当する行為や条例違反との違いをわかりやすく解説 2025年5月16日 撮影罪とは、正当な理由がないのに相手の同意なく性的姿態等を撮影・盗撮する犯罪で、刑法改正に伴い令和5年7月13日に施行されています。罰則は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金です。これまで盗撮行為は主に各都道府県の迷惑防止条例により処罰されてきましたが、撮影罪が新設されたことで全国一律で処罰が可能となりました。ま...
性犯罪 リベンジポルノで成立する犯罪・罰則と逮捕後の流れを弁護士が解説 2025年5月16日 リベンジポルノ防止法とは、リベンジ(復讐)目的で、撮影者の同意を得ることなく、個人的な性的画像・動画をインターネット上に流通させる行為を規制するための法律です。個人の名誉や私生活の平穏の侵害を処罰するとともに、被害の拡大を防ぐ目的で制定されました。 ここで、 具体的に、どんな行為をするとリベンジポルノ防止法違反になるの...
性犯罪 リベンジポルノ防止法の時効は3年です|民事の時効も解説 2025年5月16日 「リベンジポルノの時効は何年だろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、リベンジポルノの公訴時効(刑事事件の時効)は3年です。ただし、リベンジポルノ防止法違反にあたる罪は親告罪(被害者の告訴を必要とする犯罪)であり、犯人を知った日から6か月を経過すると告訴できなくなります。また、損害賠償の時効...
刑事事件の基礎知識 未必の故意の有名判例を弁護士が解説 2025年5月16日 ①近隣で騒音を出し続けた被告人には傷害の故意があるとされた判例 事案の概要 この事案は、近隣において長年にわたり騒音を出し続け、被害者に「全治不詳の慢性頭痛症、睡眠障害、耳鳴り症」を生じさせたという騒音障害事件です。 この事案では、自宅から隣家の被害者に向けて、精神的ストレスによる障害を生じさせるかもしれないことを認識...
不法侵入 学校に侵入してしまった!不法侵入になる?卒業生なら大丈夫? 2025年5月16日 「学校に許可なく侵入してしまった…不法侵入の罪に問われるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 学校に勝手に立ち入るケースとしては、若者が深夜にいたずら半分で校舎やプールに侵入したり、土日祝日など学校が休みの日にグラウンドや校庭に侵入したり、あるいは、卒業生がたまたま母校の前を通りがかって懐かしくなって侵...
その他の犯罪 違法ダウンロードで自首するとどうなる?わかりやすく解説 2025年5月16日 「違法ダウンロードをしてしまった…自首をするとどうなるのだろう…警察から著作権者に連絡されてしまうのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 違法ダウンロードは著作権法違反の犯罪行為ですが、告訴権者の告訴がない限り公訴の提起(起訴)ができない親告罪です。そのため、告訴権者が告訴をしない限り、違法ダウンロードし...
刑事事件の基礎知識 自首に弁護士が同行するメリットと費用|弁護士なしでも大丈夫? 2025年5月16日 「自首するには弁護士なしでもできるのだろうか…」 「自首に弁護士が同行するメリットはなんだろう…費用はどれくらいかかるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、自首は弁護士なしでも行うことができます。もっとも、自首に弁護士が同行することで以下のようなメリットを得ることができます。 犯罪事...
その他の犯罪 放火罪の有名判例を弁護士が解説 2025年5月16日 ①建物が廻廊等により接続された神宮社殿は全体として一個の現住建造物であるとされた判例 事案の概要 この事案は、被告人がA神社に放火したことが現住建造物放火罪に当たるとして起訴された事件です。 これに対して被告人側は、A社殿は一体として現住建造物を構成していたわけではなく、被告人が放火により焼燬した本殿、祭具庫、西翼舎等...
暴行・傷害 傷害致死の有名判例を弁護士が解説 2025年5月16日 ①無関係な第三者の暴行が介在していても被告人の傷害致死罪が肯定された判例 事案の概要 この事案は、被告人の暴行行為と被害者の死亡の間に、無関係な第三者による暴行行為が介在していたという事案です。 被告人は、自己の営む飯場において、洗面器の底や皮バンドを使って被害者の頭部等を多数回殴打するなどの暴行を加えました。その結果...
その他の犯罪 不正アクセス禁止法の有名判例を弁護士が解説 2025年5月16日 ①不正アクセス行為と私電磁的記録不正作出行為との罪数関係を示した判例 事案の概要 この事案は不正アクセス行為と私電磁的記録の不正作出、同供用の事案です。 被告人はインターネットオークションサイトを利用するうちに、オークション詐欺が横行していることに気づき、詐欺による被害の拡大を防ごうと考えました。 そこで乗っ取られた他...