痴漢冤罪の4つの対処法と5つのNG行動|逃げるのが厳禁な理由

「痴漢に間違われたら、とにかくその場から逃げ出すのが最も有効な対処法である」といった情報が多くの人に浸透しているようですが、これは間違いです。逃げることで逮捕・勾留のリスクが高まり、無罪の獲得も難しくなります

痴漢冤罪に巻き込まれたらどうすればいいのか」「逃げた方がいいのか、その場にとどまるべきなのか」。満員電車で通勤する男性を中心に、こうした不安を抱えている方は少なくありません。

この記事では、痴漢冤罪事件を数多く扱ってきた弁護士が、以下の内容を解説します。

  • 痴漢冤罪が生まれる構造的な問題
  • 巻き込まれた場合にやってはいけないNG行動
  • 疑われた場合に取るべき正しい対処法
  • 日常でできる予防策

この記事を最後までお読みいただければ、万が一痴漢冤罪に巻き込まれた場合でも、冷静に対処し、自分の身を守るための行動が分かります。

なお、痴漢冤罪に巻き込まれて早急に対応したいとお考えの方は、この記事をお読みいただいた後、全国どこからでもご利用いただける当事務所の無料相談をお気軽にご利用ください

気軽に弁護士に相談しましょう
  • 全国どこからでも24時間年中無休でメール・電話・LINEでの相談ができます
  • 逮捕回避・早期釈放・不起訴・執行猶予の獲得を得意としております。
  • 親身誠実に、全力で弁護士が依頼者を守ります

痴漢冤罪が生まれる構造的な問題

日本の刑事裁判では、起訴された事件のうち99.9%が有罪になるといわれており、痴漢事件もその例外ではありません。痴漢行為は、態様によって迷惑防止条例違反または不同意わいせつ罪(旧:強制わいせつ罪)に問われます。なお、「痴漢冤罪率」という公式な統計データは存在しませんが、痴漢事件の構造上、冤罪が一定数発生していることは否定できません。身に覚えがないまま逮捕され、無実を訴え続けたとしても、いったん起訴されて裁判にかけられれば、その結論を覆すのは極めて困難なのが実情です。

痴漢事件は密室で行われることが多く、被害者の証言以外に客観的な証拠が残りにくいのが特徴です。目撃者がいないケースも珍しくありません。その結果、被害者の話が信じられれば、それだけで逮捕・勾留・起訴に至り、有罪判決が下されて前科がついてしまうこともあります。被害者証言と有罪の関係については「被害者の証言だけで有罪になることはある?痴漢事件を例に解説」で詳しく解説しています。

痴漢冤罪が発生するパターンは主に2つあります。

  • 本当に痴漢被害を受けているが、犯人を間違えている場合
  • 示談金目的で痴漢被害をでっち上げる場合

大半は前者によって冤罪が発生します。被害者自身も被害者意識が強く、主張内容もリアルであるため、事実上「推定有罪」のような形で話が進んでしまうのが痴漢冤罪の恐ろしさです。

だからこそ、実際に疑われてしまったときの正しい対処法を知っておく必要があります。

痴漢冤罪に巻き込まれた場合の5つのNG行動

痴漢を疑われてしまった際にやってはいけないことは、

  • ①現場から逃げる
  • ②被害者に謝罪する
  • ③警察官に個人情報を隠す
  • ④警察官の質問にまともに答える
  • ⑤供述調書に署名・押印する

となります。以下、詳しく解説します。

①現場から逃げる

痴漢を疑われるとその場から逃げる人がいます。また、中には逃げるようアドバイスする弁護士もいます。しかし、逃げることは絶対におすすめできません。逃げることで状況は悪化する一方です

まず、逃げ切れたとしても事件は終わりません。駅構内の防犯カメラや交通系ICカードの利用履歴から身元を特定され、後日逮捕される可能性が高いです。「現場から逃走した人物」と認定されれば、「今後も逃げる可能性がある」と判断され、逮捕・勾留のリスクが跳ね上がります。勾留されれば最長20日間も身柄を拘束され、勤務先を解雇されるリスクも生じます。起訴後の保釈請求も通りにくくなります。

さらに、刑事裁判では「なぜ逃げたのか」という点が厳しく問われます。痴漢冤罪であっても、逃走した事実があれば「やましいことがあったから逃げた」と判断されてしまいます。合理的な説明ができなければ、不起訴や無罪判決の獲得は極めて困難になります

加えて、逃走中に別の犯罪を犯すリスクもあります。逃げる際に周囲の人と接触して怪我をさせれば暴行罪・傷害罪が成立し、線路への立ち入りは鉄道営業法違反や威力業務妨害罪に該当します。電車を止めてしまえば、鉄道会社から高額な損害賠償を請求される可能性もあります。また、パニック状態で線路に飛び降りれば、電車との接触や転落による死亡事故につながるおそれもあります。

なお、「名刺を渡して立ち去ればいい」というアドバイスもありますが、被害を主張している相手が、名刺を受け取っただけで引き下がるケースはほとんどありません。強引に立ち去れば、それ自体が「逃走」として扱われます。身分証明書を提示すれば逮捕を回避できるのかについては「痴漢を疑われた時に免許証等の身分証明を出せば現行犯逮捕されない?」で説明しています。

②被害者に謝罪する

被害者や目撃者に「痴漢したでしょ!」と問い詰められ、反射的に「すみません」という方がいますが、これも絶対にやってはいけないことです。

日本人には、何か問われたときに条件反射で「すみません」と口にしてしまう習慣があります。しかし、たとえ反射的な発言だったにせよ、被害者や目撃者はあなたが「謝罪した」と受け取ります。そして、警察官・検察官、裁判官には「被疑者(被告人)が現場で謝罪しました。」と話すでしょう。そうすると、警察官・検察官、裁判官は「痴漢をした(ことを認めている)から謝罪したのだ」と判断します。

刑事事件では、犯罪直後(捜査機関から捜査を受ける前)の発言が重要視される傾向にあるため、後で、あなたがいくら「あのときは反射的に言っただけで真意ではない。」、「痴漢はしていない。」と言っても、警察官・検察官、裁判官は信じてくれるとは限りません。

痴漢冤罪に巻き込まれて被害者や目撃者と話す機会があっても、後で不利となる発言をしてしまう可能性があります。そのため、謝罪したと取られかねないような発言をしないよう、当事者同士の会話は控えることが大切です。

③警察官に個人情報を隠す

警察官からは痴漢のことを聴かれる前に身分、すなわち、氏名・住所・生年月日・職業などの個人情報を確認されます。あるいは免許証などの身分証明書の提示を求められるでしょう。ここで「何も疑われることはしていないのだから言う必要はない」と考えて、警察官の求めを頑なに拒む方がいますが、却って逆効果です。

警察官がどこの誰ともわからない人を現場から解放してしまえば、その後、警察官は直ちにその人と連絡を取る手段がなく、取調べ等をすることができません。そして、警察官は「その間に逃亡してしまうかもしれない」と考えるわけです。そのため、頑なに個人情報を教えることを拒むと逮捕される可能性が高くなります

逮捕後は身分証明書などを押収され、結局は個人情報を把握されてしまいますので、個人情報を隠したところでメリットはありません。なお、警察官に職業を言っても、通常、警察から職場に連絡がいくことがありませんので、その点を心配する必要もありません。

④警察官の質問にまともに答える

警察官の事情聴取では警察官からいろいろな質問を受けるでしょうが、その質問に対してまともに受け答えしてはいけません。

痴漢を疑われると、どこかの段階で警察官から事情を聴かれます。現場から逃げなければ、早くて駅のホームで事情を聴かれることもあるでしょう。そして、警察官はあの手この手を使ってあなたから痴漢の自白(痴漢を認めること)を取ろうとします。「今、認めれば逮捕しない」、「このまま否認、黙秘を続けると逮捕しなければならない」など、半ば脅しとも取れるようなことを言って自白に誘導しようとします。しかし、ここで警察官の質問にまともに受け答えすると、後で揚げ足を取られ、警察官に追及される隙を与えてしまうことになりかねません。

そこで、痴漢冤罪と考える場合は、「痴漢はしてない」ときっぱりと痴漢を否定した上で、「弁護士と接見(相談)するまでは話さない」とのみ言って、後は黙秘を貫いてください。確かに、黙秘すると、痴漢を認めない→逃亡・罪証隠滅のおそれがあると判断され、逮捕されやすくなるのが現実です。しかし、だからといって痴漢を認めると、後で痴漢冤罪を主張しても警察官・検察官はもちろんのこと、裁判官までもあなたの主張に耳を傾けてくれず、不起訴、無罪を獲得することが難しくなります。

痴漢冤罪を主張する以上は、始めから「痴漢はしていない」という一貫した姿勢を貫かなければなりません。

⑤供述調書に署名・押印する

事情聴取ではなく、本格的な取調べとなると、警察官・検察官は被疑者から聴き取った話の内容を供述調書(逮捕直後は弁解録取書)という書面にまとめます。そして、内容を読み聞かせた上で、被疑者に内容に間違いがないかどうか確認し、被疑者に供述調書に署名・押印(捺印)するよう求めます。しかし、供述調書に署名・押印するかどうかは被疑者の自由で、当然、拒否することもできます。特に、痴漢冤罪だと考える場合は、署名・押印してはいけません

上記のとおり、警察官・検察官が内容を読み聞かせた上で署名・押印させることになっていますが、そもそも取調べ自体に威圧感・圧迫感があって、内容をよく読んで吟味する精神状態にはなれないことが通常です。また、供述調書にはあなたの意図したことがすべて記載されているとは限りません。供述調書に記載された内容が被疑者・被告人にとって不利な内容の場合は証明力の高い証拠として使われる可能性があり、有罪の危険を高めることにつながってしまいます。

なお、あなたの署名・押印がなければ、後に行われる刑事裁判で調書の証拠提出ができなくなります(刑事訴訟法第322条)。

供述調書への署名・押印を求められた場合は、「弁護士に相談してから決めます」と伝えて拒否してください。

痴漢冤罪に巻き込まれた場合の4つの対処法

ここまで、痴漢を疑われた場合のNG行動をみてきました。次は、具体的な対処法についてみていきましょう。痴漢冤罪では初動対応が極めて重要です。最初の行動を誤ると、その後の刑事手続きで不利な状況に追い込まれてしまいます。

疑いをかけられたときの正しい対処法は、

  • ①現場から逃げず、「やってない」とはっきり伝える
  • ②目撃者を確保する
  • ③スマホで録音する
  • ④職場・家族に電話する

の4点です。

①現場から逃げず、「やってない」とはっきり伝える

現場にとどまった上で、痴漢を疑うすべての人に対して「痴漢はやっていない」とはっきりと、大きな声で伝えるべきです。

周囲の視線が一斉に集まる気まずさで、思わず黙り込みたくなるかもしれません。それでも、ここで痴漢を認めるのは禁物です。前述のとおり、一度、痴漢したことを認めると、後で「痴漢はやっていない。」と主張したとしても受け入れられない可能性があります。最初の段階で否認の意思を明確にしておくことが、後の裁判でも有利に働きます。

後々の裁判に際して、被告人が検挙された当初どのような供述をしていたかは、有罪無罪を決する情況証拠の一つです。第三者である駅員に「被告人は最初からやっていないと言っていました」と証言してもらえるよう、毅然として「やっていない」と伝えるべきです。

②目撃者を確保する

痴漢を疑われたら、その場を離れる前に、周囲の乗客に協力を求めてください。

「すみません、今の状況を見ていた方はいませんか?」と声を上げることに抵抗があるかもしれません。しかし、ホームや改札を離れてしまえば、当時の状況を知る人を探す手段はほぼなくなります。警察署に連行された後では、自分の足で証人を探すことは物理的に不可能です。

第三者の証言は、刑事裁判において大きな証拠価値を持ちます。「混雑していて手を動かせる状態ではなかった」「別の男性が怪しい動きをしていた」など、あなたに有利な事実を見ていた人がいるかもしれません。連絡先を交換できればベストですが、難しければ「〇号車の前から3番目のドア付近にいた」など、後から特定できる情報だけでも把握しておきましょう。

毎朝同じ時間帯の電車に乗っている人であれば、翌日以降に同じ場所で再会できる可能性もあります。証人探しは時間との勝負です。恥ずかしさを捨てて、声を上げる勇気が必要です。

③スマホで録音する

痴漢を疑われたら、すぐにスマホの録音機能をオンにしてください。後の「言った・言わない」の争いで決定的な証拠になります。ボイスメモでも録音アプリでも構いません。

なぜ録音が重要なのか。それは、「言った・言わない」の争いになったとき、音声データがあれば冤罪を晴らす有力な証拠になるからです。あなたが最初から「やっていません」と明確に否定していたこと、相手の主張に矛盾があったこと、周囲の人がどんな発言をしていたか。これらはすべて、後の刑事手続きで意味を持ちます。

録音していることを相手に伝えるかどうかは状況次第です。法律上、相手の同意なく録音しても違法ではありません。ただ、ポケットの中でこっそり操作していると、「何かを消そうとしている」と誤解されるリスクがあります。堂々と「記録のために録音させてもらいます」と宣言すれば、かえって毅然とした印象を与えられるでしょう。

なお、周囲から「スマホを触るな」と言われることがあるかもしれません。しかし、逮捕されていない段階では、あなたの行動を制限する権限は誰にもありません。弁護士への連絡や証拠の保全は正当な行為です。

④職場・家族に電話する

痴漢を疑われた場合、逮捕前の任意の段階であれば電話をかける自由があります。ただし、警察官が現場に到着すると事実上電話は困難になります。限られた時間で優先すべきは「職場」と「家族」への連絡です

まず職場に電話する

痴漢冤罪に巻き込まれる人の多くは、通勤途中のサラリーマンです。そして、痴漢冤罪で最も恐れるべきリスクは「会社に知られて職を失うこと」ではないでしょうか。家族がいればなおさら、仕事を失うわけにはいきません。

まずは職場に電話して「体調不良のため本日は休みます」と伝えてください。その場で解決できる場合もあれば、逮捕されて数日間拘束される可能性もあります。何も連絡しなければ無断欠勤となり、「なぜ休んだのか」と詮索されるリスクが生じます

休暇の日数を聞かれたら「2〜3日様子を見ます」程度に留めておきましょう。痴漢事件で逮捕されても、適切な弁護活動があれば早ければ2〜3日以内に釈放されるケースもあります。逮捕されなかったり、すぐに釈放されれば「体調が回復しました」と言って出社すればよいだけです。

なお、自分から職場に連絡したからといって、警察から職場に連絡がいくわけではありません。むしろ、個人情報を警察に伝えなかったために、警察が名刺などを押収し、勤務先に在籍確認の連絡をすることがあります。

次に家族に電話する

職場への連絡が済んだら、次に家族に電話しましょう。

家族には、以下の4点を簡潔に伝えてください。

  • 痴漢冤罪に巻き込まれたこと
  • 今いる駅名(電車内の痴漢の場合)
  • 刑事事件に強い弁護士に連絡を取り、接見を依頼してほしいこと
  • 印鑑を持って警察署に来てほしいこと

駅名を伝える理由は、弁護士があなたの収容先を特定するためです。電車内の痴漢事件では、下車した駅を管轄する警察署に収容されることがほとんどです。駅名がわかれば、弁護士は迅速に接見に駆けつけることができます。

家族に弁護士への依頼を頼む理由は、逮捕されるとスマホもPCも使えなくなり、自分で弁護士を探すことができなくなるためです。逮捕後は当番弁護士を呼ぶことはできますが、当番弁護士は出動要請から原則24時間以内の接見となるため、逮捕当日に対応してもらえない可能性があります。また、どの弁護士が来るかは選べないため、刑事事件の経験が乏しい弁護士が担当することもあります。自分で選んだ弁護士(私選弁護人)であれば、逮捕当日の接見も可能なことが多く、早期釈放に向けた弁護活動もすぐに開始できます。当番弁護士の仕組みや費用、国選弁護人との違いについては「当番弁護士とは?呼び方・費用・国選弁護人との違いを解説」もあわせてご確認ください。

また、家族がすぐに駆けつけられる状況であれば、「身柄引受書」という書類を警察に提出することで釈放される可能性があります。この書類には「本人が逃亡や証拠隠滅をしないよう責任をもって監督し、捜査機関からの呼び出しには必ず応じさせます」と記載します。家族が身分証明書と印鑑を持って警察署に出向き、この誓約を行えば、警察は「身元が明らかで逃亡のおそれは低い」と判断し、在宅での捜査に切り替えることがあります。

家族に連絡がつかない場合は自分で弁護士に電話する

家族が電話に出ない、あるいは家族がいないという状況もあり得ます。その場合は、自分で直接、刑事事件に対応できる弁護士事務所に電話してください。

弁護士に電話がつながれば、その場で取るべき対応について具体的なアドバイスを受けられます。状況によっては弁護士が現場に駆けつけ、警察に対して逮捕の必要性がないことを主張してくれることもあります。

いざというとき慌てないためにも、普段から「痴漢冤罪に対応でき、緊急時に連絡がつく弁護士事務所」の連絡先をスマホに登録しておくことを強くおすすめします。これは後述する予防策の一つでもあります。

弁護士に連絡が取れたら、その後は弁護士の指示に従い、余計な発言は控えてください。感情的になって駅員に罵声を浴びせたり、被害を主張する女性と口論したりすることは避けるべきです。「私は何もしていません」と否定し、それ以上聞かれても「弁護士と相談するまでお答えできません」と沈黙を守りましょう。

痴漢冤罪を回避するための対策

一度、痴漢冤罪に巻き込まれると、無罪を証明することは極めて困難です。そのため、痴漢冤罪を回避できるよう日頃から対策しておく必要があります。

  • ①両手を常に人から見える位置に置く
  • ②女性の近くに立たない
  • ③混雑する時間帯・車両を避ける
  • ④法律事務所の連絡先を登録しておく

①両手を常に人から見える位置に置く

痴漢冤罪を防ぐうえで最も効果的なのは、両手を常に人から見える位置に保っておくことです。これだけでも、疑われるリスクは大きく減らせます

つり革をつかむ、リュックを前に背負ってその上に手を置く、手提げバッグを両手で持つなど、両手の位置を常に周囲から見えるようにしておきましょう。ポイントは「自分で分かっている」だけでなく「周囲の人にも見えている」状態を作ることです。仮に痴漢を疑われる事態になっても、近くに居合わせた乗客が「あの人はずっと両手でつり革を握っていた」「スマホを両手で操作していた」と証言してくれるケースもあります。この証言は、後の刑事手続きで非常に重要な意味を持ちます。

②女性の近くに立たない

できる範囲で、自分の前後左右を女性に囲まれる立ち位置は避けるのが望ましいです。乗車位置を工夫する、空いているドア付近を選ぶなど、意識するだけでも痴漢冤罪のリスクを軽減できます。どうしても女性の近くに立たざるを得ない場合は、できるだけ背中合わせになる位置を選ぶか、体の向きを女性と反対側に向けておくとよいでしょう。

③混雑する時間帯・車両を避ける

痴漢冤罪のほとんどは、身動きが取れないほど混雑した車内で発生します。可能であれば、通勤ラッシュのピーク時間を避けて早めに家を出る、あるいは各駅停車など比較的空いている電車を選ぶといった工夫が有効です。勤務先がフレックスタイム制を導入している場合は、出勤時間をずらすことも検討してみてください。毎日の通勤で満員電車を避けられれば、痴漢冤罪のリスクは大幅に下がります。

④法律事務所の連絡先を登録しておく

痴漢を疑われた瞬間、頭が真っ白になって何をすればいいか分からなくなる人がほとんどです。そんなとき、スマホに弁護士事務所の電話番号が登録されていれば、すぐに連絡を取ることができます。刑事事件に対応している法律事務所をあらかじめ調べておき、電話帳に登録しておきましょう。

また、近年は痴漢冤罪に備えた弁護士費用保険も登場しています。月額数百円程度で加入できるものもあるため、通勤で電車を利用する方は検討してみてもよいかもしれません。痴漢冤罪は、いつどこで誰に降りかかるかわかりません。備えあれば憂いなしです。

痴漢冤罪でお困りの方へ

痴漢を疑われてしまったときは、その場から逃げずに「やっていない」と一貫して主張し、できるだけ早く弁護士に連絡しなければなりません。対応を誤ると、無実であっても逮捕・勾留され、起訴されてしまうおそれがあります。なお、冤罪が晴れた後に相手を訴え返すことについては、虚偽告訴罪や名誉毀損罪での刑事告訴、民事での損害賠償請求が考えられますが、いずれも立証のハードルが高く、現実的には難しいケースが多いです。

すでに痴漢を疑われて警察に連行されている場合や、駅員室で事情を聴かれている場合、あるいはご家族が痴漢の疑いで逮捕された場合には、早期に弁護士に依頼することで、勾留の阻止や嫌疑不十分による不起訴処分の獲得に向けた弁護活動を開始できます。弁護士が取調べへのアドバイスを行い、有利な証拠の収集を進めることで、早期の社会復帰を目指せます。

当事務所では、痴漢冤罪事件を含む刑事弁護を専門分野として多くの事件を取り扱っており、勾留阻止・不起訴処分の獲得について豊富な実績があります。全国どこからでも無料でご相談いただけますので、痴漢冤罪への対応でお困りの方は、当事務所までご連絡ください。

気軽に弁護士に相談しましょう
  • 全国どこからでも24時間年中無休でメール・電話・LINEでの相談ができます
  • 逮捕回避・早期釈放・不起訴・執行猶予の獲得を得意としております。
  • 親身誠実に、全力で弁護士が依頼者を守ります

この記事の監修者

若井亮 弁護士

若井 亮

代表弁護士

弁護士法人若井綜合法律事務所
東京弁護士会所属(登録番号:47827)

弁護士紹介ページ

刑事事件の弁護に注力する法律事務所の代表弁護士。逮捕回避・早期釈放・不起訴獲得・示談交渉など、被疑者・被告人の権利を守るための迅速な弁護活動に豊富な実績を持つ。痴漢・盗撮・暴行傷害・薬物事件・性犯罪など幅広い刑事事件に対応し、24時間体制で依頼者とそのご家族を全力でサポートしている。

逮捕回避・早期釈放 不起訴獲得 示談交渉 痴漢・盗撮 性犯罪 暴行・傷害
メディア掲載 フジテレビ「とくダネ」/ ダイヤモンド・オンライン / @DIME / サイゾー 他多数
講演実績 「不当要求対応の基礎」「犯罪組織によるマネー・ロンダリングと投資詐欺への法的処置」等
刑事事件に強い弁護士に無料で相談しましょう

全国対応24時間、弁護士による刑事事件の無料相談を受け付けております。

弁護士と話したことがないので緊張する…相談だけだと申し訳ない…とお考えの方は心配不要です。当法律事務所では、ご相談=ご依頼とは考えておりません。弁護士に刑事事件の解決方法だけでもまずは聞いてみてはいかがでしょうか。

逮捕の回避・早期釈放・不起訴・示談を希望される方は、刑事事件に強い当法律事務所にメール・お電話・LINEでご連絡ください