興味本位で、あるいは、パートナーの浮気を確認したり浮気の証拠を確保するなどの目的で、勝手に人のスマホを見てしまう方がいます。しかしここで、 「人のスマホを勝手に見ると罪になるのではないだろうか…」 「人のスマホを勝手に見ることが違法であれば、違法な手段で入手した証拠は裁判で通用しないのではないだろうか…」 このようにお...
その他の犯罪
その他の犯罪の記事一覧
「不正アクセスをしてしまったらどんな罪で逮捕されるのだろう…」 「不正アクセスで逮捕されたらその後どうなってしまうのだろう…」 「不正アクセスで逮捕されたらどう対応すればいいのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、不正アクセス行為をすると不正アクセス禁止法違反で逮捕される可能性があります...
「不正アクセスをしてしまった…警察は動かないだろうか…それとも検挙・逮捕に向けて動くこともあるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、令和4年度における不正アクセスの検挙率は約23%あり、逮捕の要件である「逃亡・証拠隠滅のおそれ」があると捜査機関に判断されれば逮捕される可能性も十分あり...
①不正アクセス行為と私電磁的記録不正作出行為との罪数関係を示した判例 事案の概要 この事案は不正アクセス行為と私電磁的記録の不正作出、同供用の事案です。 被告人はインターネットオークションサイトを利用するうちに、オークション詐欺が横行していることに気づき、詐欺による被害の拡大を防ごうと考えました。 そこで乗っ取られた他...
①建物が廻廊等により接続された神宮社殿は全体として一個の現住建造物であるとされた判例 事案の概要 この事案は、被告人がA神社に放火したことが現住建造物放火罪に当たるとして起訴された事件です。 これに対して被告人側は、A社殿は一体として現住建造物を構成していたわけではなく、被告人が放火により焼燬した本殿、祭具庫、西翼舎等...
「盗撮がバレると自分はどうなってしまうのだろう…」 このような不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。 結論から言いますと、盗撮は迷惑防止条例違反や不法侵入などの罪にあたるため、バレてしまうと現行犯逮捕や後日逮捕される可能性もあります。また、逮捕された場合には、勤務している会社や通学している学校に知られ、懲戒解雇...
着衣の上からでも盗撮として犯罪とされた判例 事案の概要 この事案は、被告人が正当な理由がないのに、某市内のショッピングセンター1階の出入口付近から女性靴売場にかけて、女性客(当時27歳)に対し、その後を少なくとも約5分間、40m余りにわたって付けねらい、背後の約1~3mの距離から、右手に所持したデジタルカメラ機能付きの...
「詐欺罪で逮捕されるとどうなるのだろう…」 このような漠然とした不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。 そこでこの記事では、詐欺の刑事弁護に強い弁護士が、 詐欺罪で逮捕される要件や逮捕される確率 詐欺罪で逮捕された後の流れ 詐欺罪の懲役の平均(中央値) 詐欺罪で執行猶予はつくのか 詐欺罪は初犯なら執行猶予になる...
準詐欺罪とは? 準詐欺罪とは、知識不十分な人から、人を欺く行為(欺罔行為)に至らない単なる誘惑的行為によって、お金などの財物を交付させた、または財産上不法の利益を得た場合に処罰対象となる犯罪で、刑法248条に規定されています。 本来、詐欺罪(刑法246条)は、欺罔行為を処罰対象とする犯罪ですが、準詐欺罪が保護する知慮浅...
詐欺罪は親告罪ではありません。 親告罪とは、検察官が事件を起訴することにつき、被害者等の告訴を必要とする犯罪です。刑法では器物損壊罪(刑法261条)や過失傷害罪(209条)、名誉棄損罪(230条)などが親告罪とされています。これらの犯罪はどちらかといえば社会の秩序維持よりも被害者の意思を重要視すべきといえますので、被害...