性犯罪 夫婦間でも同意のない性行為は不同意性交等罪が成立する? 2025年3月8日 夫婦間であっても、同意のない性行為は、不同意性交等罪(刑法第177条)に問われる可能性があります。刑法177条1項には「婚姻関係の有無にかかわらず同罪を適用する」と記されており、夫婦間でも同様に処罰の対象となります。不同意性交等罪に問われた場合、罰則としては5年以上の有期拘禁刑が科され、最長で20年の懲役となることもあ...
性犯罪 強制性交等罪(旧強姦罪)の有名判例・近年の判例を弁護士が解説 2025年3月2日 判例①強姦罪の「暴行・脅迫」の程度について示した判例 事案の概要 この事例は、被告人Xが被害者Aを強姦したとして訴追された事案です。 Xはこの事件で被害者Aに暴行・脅迫を加えた事実は存在しないし、仮にそのような事実があったとしても被害者Aが抗拒不能に陥っていたという事実はすべての記録のどこからも明らかになっていないと反...
性犯罪 体液(精液)をかけると何罪で逮捕?逮捕されたらどうなる? 2025年2月23日 電車内で女性に体液をかけた男性が逮捕されたというニュースを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。「体液」とは広義において「動物の体内に存在する液体」を指し、血液やリンパ液、唾液、尿、汗、精液などが含まれますが、報道で取り上げられるケースの多くは「精液をかけた」というものです。 この記事では、性犯罪に強い弁護士...
性犯罪 無修正AV動画や画像は違法?犯罪になるケースと適用される法律 2025年2月23日 無修正のAV動画や無修正画像の閲覧や購入、ダウンロード、所持は違法? 無修正の動画をネットにアップロードしたり、無修正のライブ配信をすることは違法? 違法な場合、どんな法律が適用されるの? この記事では、性犯罪事件に強い弁護士がこれらの疑問を解消していきます。 心当たりのある行為をした方でいつ逮捕されるか不安な方、既に...
性犯罪 「わいせつな行為」「みだらな行為」「いかがわしい行為」の違い 2025年2月23日 ニュースや新聞などのマスコミ報道で用いられる、次の言葉の意味や違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。 わいせつな行為 みだらな行為 いかがわしい行為 結論を先にまとめますと、以下の通りです。 わいせつな行為 陰部に触れる、乳房を揉む、服を脱がせるなどの行為 みだらな行為 性行為(セックス)や性交類似行...
性犯罪 わいせつ物頒布等罪・わいせつ物陳列罪とは?弁護士が解説 2025年2月23日 わいせつ物頒布等罪とは、わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を「頒布・公然と陳列・有償で頒布する目的で所持また保管」した場合に成立する犯罪です。刑法第175条に規定されています。罰則は、2年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金もしくは科料に処され、または懲役および罰金を併科されることになります。 ...
性犯罪 淫行勧誘罪とは?構成要件と罰則を弁護士が解説 2025年2月9日 淫行勧誘罪(いんこうかんゆうざい)とは、営利の目的で、淫行の常習のない女性を勧誘し姦淫させることで成立する罪です。刑法第183条に規定されています。罰則は3年以下の懲役または30万円以下の罰金です。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、 淫行勧誘罪の構成要件と罰則 AV出演強要で淫行勧誘罪が適用されて逮捕された事件 ...
性犯罪 不同意性交等罪とは?旧強制性交・強姦罪との違いや構成要件 2025年1月31日 不同意性交等罪とは、一定の行為や事由により、被害者が、「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて」性交等をした場合に成立する犯罪です(刑法第177条)。罰則は5年以上の有期拘禁刑です。 2017年の刑法改正により、強姦(レイプ)に関する処罰規定が変更されました。...
性犯罪 痴漢冤罪で絶対にやってはいけない4つのこととやるべき3つのこと 2024年12月1日 「痴漢に間違われたら、とにかくその場から逃げ出すのが最も有効な対処法である」といった情報が多くの人に浸透しているようですが、これは間違いです。 この記事では、痴漢冤罪に強い弁護士が、 痴漢冤罪に巻き込まれたらやってはいけなこと 痴漢冤罪に巻き込まれたらやるべきこと をわかりやすく解説していきます。 マスメディアのニュー...
性犯罪 18歳未満とは知らなかった場合でも児童買春や淫行?証拠となるものは? 2024年11月30日 「性行為をした相手が18歳未満と知らなかった場合でも児童買春や淫行になるのだろうか…」 「警察に聞かれた時に「18歳未満とは知らなかった」と言えば通用するのだろうか…」 このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。 結論から言いますと、児童買春や淫行は故意犯であるため、相手が18歳未満(未成年)であることを知らなか...