「公共の場で下半身を露出してしまった…逮捕されるのだろうか…」 「露出行為はどんな犯罪が成立するのだろう…」 「露出行為で逮捕されたらその後どうなってしまうのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、露出行為は、公然わいせつ罪や迷惑防止条例違反、軽犯罪法違反で逮捕される可能性があります。また...
性犯罪
性犯罪の記事一覧
スマホの普及とインターネットの高速化により、いつでもどこでも性的な動画や画像が見れるようになりました。そのため、車内で性的な映像を観ていたらムラムラして…といった性衝動に駆られて行為に及んでしまう方もいます。また、自宅には家族などの同居人がいるので車内で手っ取り早く済ましてから帰ろうと考える方もいることでしょう。 しか...
①女性8人との性行為動画をインターネット上に公開した事例 事案の概要 この事例は被告人が、複数回にわたり多数の女性との性行為・性交類行為をインターネット上で公表した事件です。 被害者は18歳~31歳の8人の女性で、被告人は自宅で被害女性らの顔貌および同人が被告人と性交する場面が露骨に撮影された動画データを、サーバーコン...
「リベンジポルノの時効は何年だろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、リベンジポルノの公訴時効(刑事事件の時効)は3年です。ただし、リベンジポルノ防止法違反にあたる罪は親告罪(被害者の告訴を必要とする犯罪)であり、犯人を知った日から6か月を経過すると告訴できなくなります。また、損害賠償の時効...
リベンジポルノ防止法とは、リベンジ(復讐)目的で、撮影者の同意を得ることなく、個人的な性的画像・動画をインターネット上に流通させる行為を規制するための法律です。個人の名誉や私生活の平穏の侵害を処罰するとともに、被害の拡大を防ぐ目的で制定されました。 ここで、 具体的に、どんな行為をするとリベンジポルノ防止法違反になるの...
盗撮目的でトイレに侵入し建造物侵入罪に問われた事例 事件の内容 この事件は40代・会社員の男性が、盗撮をする目的で近所の大型スーパーに設置されている女子トイレ内に立ち入り、スマホのカメラを使用してトイレの個室内を撮影しようとした事例です。 女子トイレ内に侵入し撮影していたところ不審な行為をしているとして女性客に見つかっ...
2023年(令和5年)7月13日に、性犯罪に関する規定を見直した改正刑法が施行され、不同意性交等罪が新設されました。 不同意性交等罪(ふどういせいこうとうざい)とは、一定の行為や事由により、被害者が、「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて」性交等をした場合に...
わいせつ物頒布等罪(わいせつぶつはんぷとうざい)とは、わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を「頒布・公然と陳列・有償で頒布する目的で所持また保管」した場合に成立する犯罪です。刑法第175条に規定されています。わいせつ物頒布等罪のうち、「公然と陳列」した場合を「わいせつ物陳列罪(わいせつぶつちんれつざ...
強制わいせつの成立と性的意図に関する判例 強制わいせつの成立に性的意図が必要とする古い判例 事案の概要 この事案は被告人Xが内妻が、本件の被害者女性Aの手引きにより逃げたと思い、Aをアパートの自室に呼び出し約2時間にわたりAを脅迫して、Aの裸体写真を撮影して仕返しをしようと考え畏怖しているAを裸にして写真撮影したという...
欧米諸国の中には友情や親しみを示す挨拶がわりにハグ(抱きつき行為)をする文化がありますが日本にはありません。 そのため、相手の同意がある場合や、恋人同士など暗黙の同意がある場合を除き、いきなり女性に抱きつくと強制わいせつ罪などの犯罪に該当するのではと思われるのではないでしょうか。 結論から言いますと、女性にいきなり抱き...