窃盗・強盗 強盗致傷とは?量刑(刑期)の傾向や執行猶予がつく割合を解説 2024年2月6日 強盗致傷とは強盗の機会に被害者などに怪我を負わせてしまった場合に問われる罪です(刑法第240条前段)。たとえば、コンビニ強盗やタクシー強盗の際に怪我を負わせたようなケースで成立します。罰則は無期又は6年以上の懲役となっており原則として執行猶予は付きません。また、初犯でも重い刑期が科される可能性の高い犯罪です。 この記事...
横領・背任 業務上横領の示談書の書き方【テンプレートのダウンロード可】 2024年2月4日 会社のお金を横領してしまった…幸いにも示談に応じてくれるそうだけど、示談書の書き方が分からない… このような悩みをお持ちの方のために、業務上横領に強い弁護士が、業務上横領の示談書の書き方をわかりやすく解説していきます。 また、業務上横領の示談書のテンプレート(word形式)もダウンロードできますので、自分で一から示談書...
横領・背任 占有離脱物横領罪とは?遺失物横領・窃盗との違いや時効を解説 2024年2月3日 占有離脱物横領罪(せんゆうりだつぶつおうりょうざい)は横領罪の一種で、遺失物、漂流物、その他占有を離れた他人の物を横領した場合に成立する犯罪です。刑法第254条に規定されています。罰則は1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料です。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、 占有離脱物横領罪の構成要件 占有離脱...
横領・背任 占有離脱物横領と窃盗のどちらが成立するのかが争われた判例 2024年2月3日 放置自転車が占有離脱物であるとされた判例 この事案は、被告人が拾ったA所有の自転車に対して窃盗罪が成立するのか、占有離脱物横領罪が成立するのかについて争われた事案です。 この事例では以下のような事実が認定されています。 所有者Aは酩酊のため路上に自転車を放置して立ち去った 交番に届け出たが酔っているため相手にされなかっ...
その他の犯罪 信用毀損罪とは?該当する行為や事例・判例をわかりやすく解説 2024年2月3日 信用毀損罪とは、虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて、人の信用を毀損した場合に成立する犯罪です(刑法第233条前段)。 「名誉毀損罪はよく聞くけど、信用毀損罪はあまり耳にしないな…どんな犯罪なんだろう」 このように思われている方も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、刑事事件に強い弁護士が、 信用毀損罪の構...
公務執行妨害 公務執行妨害で不起訴を獲得するには?初犯でも起訴される? 2024年2月1日 「公務執行妨害で不起訴処分を獲得するにはどうすればいいのだろう…」 「公務執行妨害は初犯でも起訴されるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 この点、公務執行妨害は公務員の円滑な職務の執行という社会的法益を保護する罪ですので被害者が存在しません。そのため、示談成立による不起訴獲得を目指すことができませんの...
その他の犯罪 違法ダウンロードで自首するとどうなる?わかりやすく解説 2024年1月30日 「違法ダウンロードをしてしまった…自首をするとどうなるのだろう…警察から著作権者に連絡されてしまうのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 違法ダウンロードは著作権法違反の犯罪行為ですが、告訴権者の告訴がない限り公訴の提起(起訴)ができない親告罪です。そのため、告訴権者が告訴をしない限り、違法ダウンロードし...
その他の犯罪 違法ダウンロードで警察から連絡がきたらどうする?逮捕者はなぜでない? 2024年1月30日 違法ダウンロードとは、違法にアップロードされたものであることを知りながら、侵害された動画・画像、音楽などのコンテンツをダウンロードすることを指します。平成24年の著作権法改正により、海賊版であることを知りながらダウンロードすることも刑事罰の対象として拡大されています。 もっとも、 「違法ダウンロードで逮捕された報道を目...
その他の犯罪 外患援助罪とは?適用された事例・判例は?成立要件や罰則を解説 2024年1月27日 外患援助罪(がいかんえんじょざい)とは、日本に対して外国から武力行使があったときに、外国に加担して、外国の軍務に服したり、軍事上の利益を与えた者を処罰する罪です。刑法第82条に規定されています。外患援助罪の罰則は「死刑又は無期若しくは2年以上の懲役」です。なお、日本でこれまでに外患援助罪が適用された事例・判例はありませ...
その他の犯罪 秘密漏示罪とは?構成要件や判例、看護師も主体になるかを解説 2024年1月26日 秘密漏示罪(ひみつろうじざい)とは、医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人、宗教・祈禱・祭祀の職にある者、または、これらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らした場合に成立する犯罪です(刑法第134条1項・2項)。罰則は6月以下の懲役または1...