ニュースなどで「着服」と「横領」という言葉をよく耳にするけど、この2つはどう違うの? このような疑問をお持ちではないでしょうか。 そこでこの記事では、横領事件に強い弁護士が、 着服と横領の違い 着服に適用される犯罪 着服が発覚した後の流れ 着服発覚後にすべき対応方法 などについてわかりやすく解説していきます。 着服と横...
刑事事件コラム
「時効が完成した犯罪で自首をするとどうなろうのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論を言いますと、公訴時効(刑事事件の時効)の完成後に自首をしても、警察に逮捕されることはありません。不起訴処分となることが目に見えているのに逮捕する意味がないからです。もっとも、時効には刑事事件の時効のほかに民事事件の時効...
「警察に自首したいと考えているが、自首は電話でもできるのだろうか…電話でも自首は成立するのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、電話で自首することはできますが、電話で自首しただけでは自首は成立せず、電話後の警察の指示に従い所定の手続きを経てはじめて自首が成立します。 この記事では、上...
科料(読み方:かりょう)とは「1000円以上1万円未満」の金銭の納付を命じられる刑罰の一種です(刑法第17条)。「罰金」との違いはその金額です。罰金の金額は「1万円以上」と科料より高いです。また、読み方が科料と同じである「過料」は、秩序維持のために違反者に対するペナルティーとして科される制裁金で刑罰ではありません。なお...
①女性8人との性行為動画をインターネット上に公開した事例 事案の概要 この事例は被告人が、複数回にわたり多数の女性との性行為・性交類行為をインターネット上で公表した事件です。 被害者は18歳~31歳の8人の女性で、被告人は自宅で被害女性らの顔貌および同人が被告人と性交する場面が露骨に撮影された動画データを、サーバーコン...
「不法侵入は現行犯以外は逮捕されないのだろうか…」 「不法侵入の証拠がない場合は捕まらずに済むのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、不法侵入(住居侵入罪・建造物侵入罪)は現行犯以外の逮捕、すなわち通常逮捕(後日逮捕)や緊急逮捕も可能な犯罪であり、後日逮捕される例も少なくありません。ま...
①近隣で騒音を出し続けた被告人には傷害の故意があるとされた判例 事案の概要 この事案は、近隣において長年にわたり騒音を出し続け、被害者に「全治不詳の慢性頭痛症、睡眠障害、耳鳴り症」を生じさせたという騒音障害事件です。 この事案では、自宅から隣家の被害者に向けて、精神的ストレスによる障害を生じさせるかもしれないことを認識...
「リベンジポルノの時効は何年だろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、リベンジポルノの公訴時効(刑事事件の時効)は3年です。ただし、リベンジポルノ防止法違反にあたる罪は親告罪(被害者の告訴を必要とする犯罪)であり、犯人を知った日から6か月を経過すると告訴できなくなります。また、損害賠償の時効...
眺望が良いから、花火大会を観たいから、友達とたむろしたいから。このような理由でマンションの最上階からはしごを登って、あるいは施錠された柵を乗り越えて屋上まで上がる方がいます。しかしここで、 「マンションの屋上に上がると不法侵入になるのではないだろうか…」 このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。 結論から言いま...
「部外者が大学の敷地内に勝手に入ると不法侵入で警察に逮捕されるのではないだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、正当な理由なく大学の各建物、敷地内に侵入すると不法侵入として警察に通報されて逮捕される可能性があります。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、以下の4つのケースで大学への立...
弁護士コラム
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