暴行・傷害 暴行罪の刑事の時効は3年、民事の時効は5年です 2024年2月13日 刑事上の時効である「公訴時効(こうそじこう)」とは、犯罪行為が終わってから一定期間が経過すると、検察官が公訴の提起(起訴)ができなくなるという制度のことです。起訴ができなくなるということは、犯人を刑事裁判にかけて処罰することが出来なくなるということです。時間の経過とともに犯罪の証拠が散逸してしまい立証が困難になること、...
その他の犯罪 恐喝罪の有名判例を弁護士が解説 2024年2月13日 ①正当な権利の取り立てであっても恐喝罪になるとされた判例 事案の概要 この事例は、債務者に対して正当な権利を有している被告人が債権の取り立てとして行った行為が恐喝罪に該当すると判断された事例です。 権利自体は正当なものであってもその権利行為の手段が行き過ぎたものとなると恐喝罪となることが判断されています。 恐喝罪とは?...
公務執行妨害 公務執行妨害はどこから成立?罪の重さと逮捕後の流れを解説 2024年2月12日 公務執行妨害とは、職務執行中の公務員に対し暴行又は脅迫を加えることで、公務員の職務を妨害することです。刑法第95条第1項に規定されています。罰則は3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金です。 この記事では、公務執行妨害に強い弁護士が、 公務執行妨害はどこから成立する?構成要件は? 公務執行妨害の罪の重さは? ...
性犯罪 児童ポルノの有名判例を弁護士が解説 2024年2月12日 判例①CGで加工された画像の児童ポルノ該当性を判断した判例 事案の概要 この事案は、児童ポルノ法の施行前(昭和 57 年ないし昭和 59 年頃)に実在した児童を被写体として撮影された写真を基にして作成された CG 画像データに関して、児童ポルノ提供目的製造罪及び提供罪が成立するのか否かが争われた事案です。 判例文抜粋 ...
その他の犯罪 堕胎罪の時効は何年? 2024年2月10日 堕胎罪の時効 各堕胎罪に関する罰則や公訴時効については、以下の一覧表で示したとおりです。 罪名 罰条 罰則 時効 自己堕胎罪 刑法第212条 1年以下の懲役 3年 同意堕胎罪 刑法第213条 2年以下の懲役 3年 同意堕胎致死傷罪 刑法第213条 3月以上5年以下の懲役 致傷:5年 致死:10年 業務上堕胎罪 刑法第2...
その他の犯罪 堕胎罪の有名判例を解説 2024年2月10日 胎児性致死傷を認めた判例 この事案は、母体を通じて胎児Aに侵害を加え、出生によって人となった段階で傷害・死亡の結果が発生する事例(これを「胎児性致死傷」といいます)について、人に対する罪(殺人/傷害致死/過失致死など)が成立するか否かが問題となった事案です。 最高裁判所は、「現行刑法上、胎児は、堕胎の罪において独立の行...
暴行・傷害 傷害致死罪とは?執行猶予はつく?成立要件・量刑・殺人との違いを解説 2024年2月8日 傷害致死罪とは、人を傷害し、結果として相手が死亡した場合に成立する犯罪です。刑法第205条に規定されています。 (傷害致死) 第二百五条 身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、三年以上の有期懲役に処する。 刑法 | e-Gov法令検索 この記事では、傷害事件に強い弁護士が、以下のような疑問を解消していきます。 傷害致...
その他の犯罪 境界損壊罪とは?立証責任や時効、警察が動くかを解説 2024年2月7日 境界損壊罪とは、境界標を損壊し、移動し、もしくは除去し、またはその他の方法により、土地の境界を認識することができないようにした場合に刑事責任を問われる罪です。刑法第262条の2に規定されています。罰則は5年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。 境界損壊罪(きょうかいそんかいざい)は、第40章の「毀棄及び隠匿の罪」の1...
その他の犯罪 信書隠匿罪とは?構成要件や時効、家族間でも成立するかを解説 2024年2月7日 信書隠匿罪(しんしょいんとくざい)とは、他人の信書を隠匿した場合に問われる犯罪です。刑法第263条に規定されています。法定刑は6月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金若しくは科料です。刑法第40章の「毀棄及び隠匿の罪」の章に規定されており、財産を守る目的、すなわち財産権を保護法益としています。 また、信書隠匿罪は...
その他の犯罪 公契約関係競売入札妨害罪とは?構成要件や時効、談合との違いを解説 2024年2月6日 公契約関係競売入札妨害罪とは、偽計又は威力を用いて、公の競売又は入札で契約を締結するためのものの公正を害すべき行為をした場合に成立する犯罪です。刑法第96条の6第1項に規定されています。罰則は3年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金またはこれらが併科されます。 公契約関係競売入札妨害罪(こうけいやくかんけいけいばいに...