「会社のお金を横領したことが発覚してしまった…家族にだけは知られたくない…どうすればいいのだろう…」 このようなことでお悩みではないでしょうか。 中には、その横領したお金で旅行に行ったり、プレゼントをするなどして家族を喜ばせてきた方もいることでしょう。もしそれらが横領したお金から支払われていたと家族が知ったら…そう考え...
刑事事件コラム
「人の駐車場に勝手に入ってきて切り返し(転回)やUターンしていく車が後を絶たない…これって不法侵入じゃないの?警察は動く?損害賠償請求はできないの?」 このようなことでお困りではないでしょうか。 結論から言いますと、他人の駐車場に許可なく入って切り返しやUターンをする行為は住居不法侵入罪に問われる可能性があります。もっ...
事後強盗(じごごうとう)とは、窃盗の既遂の犯人が盗んだ物を取り返されることを防ぐため、あるいは窃盗の既遂または未遂の犯人が、逮捕を免れまたは証拠を隠滅するために、被害者や目撃者に対して暴行または脅迫を加えた場合に成立する犯罪です(刑法第238条)。 この記事では、強盗事件に強い弁護士が、 事後強盗罪の構成要件(成立要件...
「住居侵入罪は未遂でも処罰されるのだろうか…逮捕されるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、住居侵入罪には未遂規定(刑法第132条)があるため侵入が未遂に終わった場合でも処罰されます。また、未遂の場合でも、現行犯逮捕のほか、防犯カメラの映像や指紋等から身元を特定されて後日逮捕されるこ...
撮り鉄が撮影のために立ち入ってはいけない場所に不法侵入するなど、列車の運行を妨害したり、駅員の業務に支障をきたす迷惑行為をするなどした場合、どのような罪に問われるのだろう… この記事では、刑事事件に強い弁護士がこの疑問を解消していきます。 また、撮り鉄が妨害行為・不法侵入・迷惑行為をしたことで実際に逮捕された事例もあわ...
住居侵入罪とは、正当な理由がないのに、許可なく他人の住居や看守されている邸宅、建造物、艦船に侵入する犯罪です(刑法130条前段)。正確には、人が日常生活を送る住居に侵入する「住居侵入罪」、空き家等の人が日常生活に使用しない住居に侵入する「邸宅侵入罪」、住居や邸宅以外の建物に侵入する「建造物侵入罪」の3つに分けられます。...
①「侵入」の意義について判断した判例 事案の概要 この事例は、春闘(労働組合が毎年春に行う賃上げ要求を中心とする闘争)において組合員8名が夜間郵便局舎に立ち入り、ビラ約1000枚を局舎内の机や壁、ロッカー、窓ガラスなどに糊で貼り付けたという事件です。 判決文の抜粋 「刑法一三〇条前段にいう「侵入シ」とは、他人の看守する...
公訴時効とは、犯罪行為が終了してから一定期間経過すると検察官が起訴できなくなる制度のことです。公訴時効が完成すると、刑事裁判にかけられて処罰されることもありません。また、”前科”もつきません。 住居侵入罪・建造物侵入罪(刑法130条)の公訴時効は3年です(刑事訴訟法第250条2項6号)。犯人が住居や建物の敷地外に出た時...
「考え事をしながら自宅マンションに帰宅したら間違えて隣の部屋の玄関に入ってしまった…」 「取引先の会社に訪問する際に、似たようなビル名の建物に勘違いして入ってしまった…」 このように間違えて住居や建物に入った場合でも、不法侵入になるの? このような疑問をお持ちではないでしょうか。 結論から言うと、間違えて住居や建物に入...
不法侵入とは、文字通り不法に侵入することですが、法律用語ではなく、明確な定義があるわけではありません。また、不法侵入罪という罪名も存在しません。もっとも、不法侵入をすると、住居侵入罪や建造物侵入罪に問われる可能性があります。 しかしここで、 「不法に侵入するってどういうこと?酔ってたり、間違って他人の敷地や庭に一歩でも...
弁護士コラム
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