①近隣で騒音を出し続けた被告人には傷害の故意があるとされた判例 事案の概要 この事案は、近隣において長年にわたり騒音を出し続け、被害者に「全治不詳の慢性頭痛症、睡眠障害、耳鳴り症」を生じさせたという騒音障害事件です。 この事案では、自宅から隣家の被害者に向けて、精神的ストレスによる障害を生じさせるかもしれないことを認識...
刑事事件コラム
「リベンジポルノの時効は何年だろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、リベンジポルノの公訴時効(刑事事件の時効)は3年です。ただし、リベンジポルノ防止法違反にあたる罪は親告罪(被害者の告訴を必要とする犯罪)であり、犯人を知った日から6か月を経過すると告訴できなくなります。また、損害賠償の時効...
眺望が良いから、花火大会を観たいから、友達とたむろしたいから。このような理由でマンションの最上階からはしごを登って、あるいは施錠された柵を乗り越えて屋上まで上がる方がいます。しかしここで、 「マンションの屋上に上がると不法侵入になるのではないだろうか…」 このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。 結論から言いま...
「部外者が大学の敷地内に勝手に入ると不法侵入で警察に逮捕されるのではないだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、正当な理由なく大学の各建物、敷地内に侵入すると不法侵入として警察に通報されて逮捕される可能性があります。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、以下の4つのケースで大学への立...
「会社のお金を横領したことが発覚してしまった…家族にだけは知られたくない…どうすればいいのだろう…」 このようなことでお悩みではないでしょうか。 中には、その横領したお金で旅行に行ったり、プレゼントをするなどして家族を喜ばせてきた方もいることでしょう。もしそれらが横領したお金から支払われていたと家族が知ったら…そう考え...
「人の駐車場に勝手に入ってきて切り返し(転回)やUターンしていく車が後を絶たない…これって不法侵入じゃないの?警察は動く?損害賠償請求はできないの?」 このようなことでお困りではないでしょうか。 結論から言いますと、他人の駐車場に許可なく入って切り返しやUターンをする行為は住居不法侵入罪に問われる可能性があります。もっ...
事後強盗(じごごうとう)とは、窃盗の既遂の犯人が盗んだ物を取り返されることを防ぐため、あるいは窃盗の既遂または未遂の犯人が、逮捕を免れまたは証拠を隠滅するために、被害者や目撃者に対して暴行または脅迫を加えた場合に成立する犯罪です(刑法第238条)。 この記事では、強盗事件に強い弁護士が、 事後強盗罪の構成要件(成立要件...
「住居侵入罪は未遂でも処罰されるのだろうか…逮捕されるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、住居侵入罪には未遂規定(刑法第132条)があるため侵入が未遂に終わった場合でも処罰されます。また、未遂の場合でも、現行犯逮捕のほか、防犯カメラの映像や指紋等から身元を特定されて後日逮捕されるこ...
撮り鉄が撮影のために立ち入ってはいけない場所に不法侵入するなど、列車の運行を妨害したり、駅員の業務に支障をきたす迷惑行為をするなどした場合、どのような罪に問われるのだろう… この記事では、刑事事件に強い弁護士がこの疑問を解消していきます。 また、撮り鉄が妨害行為・不法侵入・迷惑行為をしたことで実際に逮捕された事例もあわ...
住居侵入罪とは、正当な理由がないのに、許可なく他人の住居や看守されている邸宅、建造物、艦船に侵入する犯罪です(刑法130条前段)。正確には、人が日常生活を送る住居に侵入する「住居侵入罪」、空き家等の人が日常生活に使用しない住居に侵入する「邸宅侵入罪」、住居や邸宅以外の建物に侵入する「建造物侵入罪」の3つに分けられます。...
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