その他の犯罪 過失傷害罪とは?構成要件や傷害罪との違い、事例を解説 2023年12月21日 過失傷害罪とは、過失により人を傷害する罪です。刑法第209条1項に規定されています。罰則は30万円以下の罰金または科料です。例えば、歩きスマホで人を転倒させて骨折させた場合や、誰もいないと思って投げた石が人に命中して怪我をさせたような場合が典型例です。なお、過失傷害罪は被害者等の告訴がなければ起訴されない親告罪です。 ...
その他の犯罪 重過失致死傷罪とは?過失致死傷罪との違いや判例、時効を解説 2023年12月20日 重過失致死傷罪とはどんな罪?罰則や時効は? 重過失致死傷罪と過失致死傷罪とはどう違うの? 重過失致死傷罪の判例(自転車事故を含む)にはどのようなものがある? この記事では、これらの疑問を刑事事件に強い弁護士が解消していきます。 近年、ながらスマホによる自転車事故が多発しており、重過失致死傷罪が適用される事例も出ています...
横領・背任 会社のお金を横領したらその後どうなる?負う責任や対応方法を解説 2023年11月24日 「会社のお金を横領してしまった…この後どうなってしまうのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、会社のお金を横領すると業務上横領罪に問われる可能性があります。罰則は10年以下の懲役で罰金刑がないため、有罪判決となれば、執行猶予がつかない限り刑務所に収監されることになります。また、このような...
暴行・傷害 不法侵入者を殴るのは正当防衛?逃走阻止のために殴った場合は? 2023年11月24日 「不法侵入者を殴るのは正当防衛になるのだろうか…逃走したのを取り押さえるために殴った場合はどうだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、不法侵入者に対して殴る行為は、状況によっては正当防衛と評価される可能性があります。ただし、行き過ぎた行為は過剰防衛にとどまり、通常の刑が科される可能性もあり...
不法侵入 廃墟の心霊スポットへ行くと不法侵入?実際の逮捕事例も紹介 2023年11月23日 老朽化して廃墟(長期間使われず荒廃した施設)となったホテル、旅館、病院、工場、学校などの心霊スポットに無断で侵入してその様子をyoutubeで配信する廃墟系ユーチューバーが人気を博しています。また、そういった動画を観たユーザーが、肝試しをしたり、スリルを求めて廃墟に立ち入ってしまうこともあります。 しかしここで、 廃墟...
横領・背任 横領で刑事告訴されたらどうなる?受理された後の流れや対応方法を解説 2023年11月18日 「横領をしてしまい、刑事告訴されたらその後どうなってしまうのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、横領で刑事告訴されたとしても、必ずしも告訴が受理されるわけではなく、仮に受理された場合でも、逃亡・証拠隠滅の恐れがない場合は逮捕されずに在宅事件になることもあります。他方で、刑事告訴が受理さ...
横領・背任 会社の物品を自分のものにしたら業務上横領?逮捕される?対応方法を解説 2023年11月17日 「会社の物品(商品や備品)を自分のものにしたら業務上横領になるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、会社の物品を自分のものにした場合も業務上横領罪が成立する可能性があります。業務上横領は「業務上自己の占有する他人の物」を横領した場合に成立しますが、「他人の物」には金銭のみならず物も含...
暴行・傷害 業務妨害罪とは?どこから成立?罪の種類別に刑罰や具体例を解説 2023年11月8日 業務妨害とは、他人の業務を妨害することです。業務妨害に関する罪は3種類あり、虚偽の風説を流布し又は偽計を用いて業務を妨害すると「偽計業務妨害罪」、威力を用いて人の業務を妨害すると「威力業務妨害罪」、人の業務に使用する電子計算機若しくはその用に供する電磁的記録を損壊させたり不正な指令を与えるなどして人の業務を妨害すると「...
その他の犯罪 人のスマホを勝手に見ると不正アクセス禁止法違反の罪になる? 2023年11月8日 興味本位で、あるいは、パートナーの浮気を確認したり浮気の証拠を確保するなどの目的で、勝手に人のスマホを見てしまう方がいます。しかしここで、 「人のスマホを勝手に見ると罪になるのではないだろうか…」 「人のスマホを勝手に見ることが違法であれば、違法な手段で入手した証拠は裁判で通用しないのではないだろうか…」 このようにお...
横領・背任 会社の商品の横流しは業務上横領?罪を犯した人がすべきこと 2023年11月4日 「会社の商品を横流しするとどんな犯罪にあたるのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 「横流し」とは、物資を、正規のルートを経ずに転売することです。従業員が会社の商品を横流しする行為が、具体的にどのような犯罪に該当するのか気になっている方もいることでしょう。 結論から言いますと、会社の商品の横流しは「業務上...