
モラハラとは「良識とされている道徳・倫理」(モラル)によってなされる虐待・嫌がらせ(ハラスメント)のことを言います。相手を精神的に追い詰める暴言や、人格否定する発言、無言でも態度で心理的な圧迫を加える行為などがそれに該当します。
しかしながら、
とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、数多くのモラハラ離婚に携わってきた弁護士が、実際に依頼者から聞いたモラハラ夫や妻に顕著な特徴をもとに、モラハラ診断のための10項目のチェックリストを作成しました。ご自身のパートナーに当てはまる節がないかチェックしてみてください。
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目次
モラハラ診断のための10項目のチェックリスト
- 1.妻(夫)に何かしてもらうのが当たり前と思っている
- 2.メンタルが安定していない
- 3.依存・共依存の関係
- 4.あなたの話を最後まで聞かない・途中で遮る
- 5.自分のことは棚に上げてなんでもあなたのせいにする
- 6.あなたの考え方・価値観を認めない
- 7.外面が良い・他人からどうみられるかばかり気にする
- 8.自分の非を頑なに認めようとしない
- 9.あなたの罪悪感に訴えかける言動が多い
- 10.自分がやっていることを他人にされると極端に気にする
以下、各チェック項目について解説していきます。
妻(夫)に何かしてもらうのが当たり前と思っている
モラハラ的な言動を行う夫や妻の特徴としては「相手に尽くしてもらうのが当たり前」だと思っていることが多いです。あなたの犠牲のもとで何かが手に入ることを当然だと思っているので感謝もなければ罪悪感もないという点に問題があります。
メンタルが安定していない
些細なことやあなたには理解できないことですぐ激昂したり不機嫌になったりする場合があります。モラハラ夫(妻)の特徴としてはアンガーマネジメントができずにすぐ怒ったり怒鳴ったりするというメンタルの不安定さがあります。
依存・共依存の関係
過度にあなたの行動を制限したり許可を求めたりする場合には、あなたに依存して心理的安定を獲得していることが考えられます。「今何している?」と頻繁に聞いてくる相手には注意が必要です。共依存関係に陥ると抜け出すことにあなた自身も苦労する可能性があります。
あなたの話を最後まで聞かない・途中で遮る
あなたの意見には全く興味がない可能性があります。自分の独断と偏見の吐き出し口として利用され消耗する可能性があります。
自分のことは棚に上げてなんでもあなたのせいにする
自分を特別視しているため自己中心な言動が目に余ることがあります。妻(夫)のことをひとりの人間として尊重していないためあなたは失敗を咎(とが)められることが多くなります。
あなたの考え方・価値観を認めない
あなたが考える選択肢を否定されることで新しい挑戦ができなくなります。相手の意見に追従することしか許されないのでは日々の活力も失われます。
外面が良い・他人からどうみられるかばかり気にする
自分のパブリックイメージばかり気にする人もモラハラをしがちです。現実とイメージがかけ離れていますがそのギャップを受け入れられないため本当のことを指摘されると相手を攻撃してしまいます。
自分の非を頑なに認めようとしない
モラハラの夫(妻)は普段から自分を正当化する能力に長けています。そのため決して自分の非を認めて謝ることはせず、どちらかというと相手に責任転嫁しようとします。
あなたの罪悪感に訴えかける言動が多い
モラハラ行為としてアドバイスのような体裁であなたの罪悪感に訴えかけるような言動が多いです。「世間的に恥ずかしい」「みんなに笑われる」など本当は自分の思い通りにするためにあなたに羞恥心・罪悪感を抱かせようとします。
自分がやっていることを他人にされると極端に気にする
自分が普段行っているひどい言動を他人がすると極端に傷ついたり激怒したりすることが多いです。これも常に悪いのは相手であると認識しており精神的に安定していないことも原因であると考えられます。
まとめ
今回は10個のモラハラチェック項目を紹介しました。しかし、これはあくまで夫・妻に共通する一般的な特徴をまとめたものですので数個当てはまったからといってモラハラ夫・妻と断言することは危険です。相手の言動のひどさや回数の多さなどを考慮して相手の行動がモラハラに当たるか否かを判断し、今後の対応を検討する必要があるでしょう。
その結果、モラハラ配偶者との離婚をお考えの方は、モラハラの慰謝料請求、財産分与、養育費、親権など様々な問題をクリアしていかなくてはなりません。当法律事務所では、依頼者が有利な条件でモラハラ配偶者と離婚できるよう、弁護士が全力でサポートしています。親身誠実をモットーとしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。相談する勇気が新しい人生への第一歩です。
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