モラハラとは「良識とされている道徳・倫理」(モラル)によってなされる虐待・嫌がらせ(ハラスメント)のことを言います。相手を精神的に追い詰める暴言や、人格否定する発言、無言でも態度で心理的な圧迫を加える行為などがそれに該当します。
しかしながら、
とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、数多くのモラハラ離婚に携わってきた弁護士が、実際に依頼者から聞いたモラハラ夫や妻に顕著な特徴をもとに、
- モラハラ夫の診断チェックリスト
- モラハラ妻の診断チェックリスト
を作成しました。ご自身のパートナーに当てはまる節がないかチェックしてみてください。
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モラハラ夫の診断チェックリスト
ここでは、モラハラ夫に特に顕著な特徴をまとめた診断チェックリストを紹介します。
一つでも当てはまる項目があれば、アナタの夫はモラハラ夫である可能性があります。
- 自尊心が他人よりも異常に強い
- 上司や周囲の人間に対して、自分は正当に評価されていないという不平不満が多い
- 妻に生活費を渡すことに文句を言ったり、渡すのを拒否したりする
- 夫婦喧嘩の際に自分の立場が危うくなると論点をすり替えたりまともな議論を避けたりする
- 妻の希望や要求は何かとトレードオフの関係にあると思っており、必ず交換条件が出される
- 常に夫の意見や希望に従わせようとして、そうでない場合には現実的でない条件を強要してくる
- 妻の失敗や不知に関しては、鬼の首を取ったように「そんなこともできない(知らない)のか」と非難してくる
- 常に自分が正しいと思っている
- 妻が夫に文句をいうと、責任は妻の側にあるのであるから非難されても「それは妻のせいだから仕方がない」という態度をとったり発言したりする
- 自分の気に食わないことがあると、妻に聞こえるように大きな舌打ちをしたりため息をついたりして不快感をあらわにする
- 機嫌が悪いときには家具などにあたったり、扉やドアを乱暴に閉めたりして周囲を威嚇する
- 「常識が無い」「教養がない」「空気が読めない」などというセリフを多用する
モラハラ夫の特徴や原因と、離婚するために必要な準備や対策とは?
モラハラ妻の診断チェックリスト
ここでは、モラハラ妻に特に顕著な特徴をまとめた診断チェックリストを紹介します。
一つでも当てはまる項目があれば、アナタの妻はモラハラ妻である可能性があります。
- 他人の夫や別の男性と比較して夫の悪口を言う
- 機嫌がいいときと悪いときの差が激しすぎる
- 「男なんだから…」という理由で自分の希望を押し通そうとする
- 店員などに対して横柄な態度をとったりクレーマーのように振る舞う
- 自宅で過ごしているときには他人の悪口ばかり聞かされる
- 夫が何かを買った際に嫌味や不満を口にする
- 夫が実家に帰省する際にも、絶対に一緒に行こうとしない
- 夫が話しかけても、適当な返事をしたり無視したりする
- 機嫌を損ねた際には、露骨に不機嫌アピールをしたり夫を無下に扱ったりする
- 不機嫌な場合、床を大きな音を立てて歩いたりドアを乱暴に開閉したりして夫を威嚇する
- 妻に言い返すと「あのときもあなたは」と過去の問題点まで持ち出すため収拾がつかなくなる
- 必要な飲み会や接待に行っていると嫌味や不満を必ず言う
- 子どもと結託して家庭内で孤立させようとしてくる
- 自分のことは棚に上げて、夫の趣味にはまったく理解を示そうとしない
- 何かにつけて夫の収入が低いことで嫌味や不満を口にする
モラハラ妻の14の特徴とその原因とは。離婚の方法や順序も解説
モラハラされやすい妻(夫)の特徴チェックリスト
最後に、モラハラされやすい妻(夫)の特徴をまとめたチェックリストを紹介します。
- 相手に責められたときには、まずは「自分に非があるのではないか」と内省してしまう
- 不快な事態が発生したとしても自分ひとりが我慢すれば済むと考えてしまう
- 相手が家にいない時間や期間に大きな安心・平穏を感じる
- 相手が家にいる時間には気をつかって目立たないよう過ごしている
- 相手の目の前で他人と話したり電話したりするのは気が引ける
- 相手が不機嫌にならないように、友人や家族にあまり連絡をとらないように心がけている
- 生活費が少なくなっても相手にお金を渡してもらうようにお願いすることができない
モラハラ夫の妻によくある特徴と脱却するためにすべきことを弁護士が解説
まとめ
今回はモラハラ診断チェックリストを紹介しました。しかし、これはあくまでモラハラ配偶者の一般的な特徴をまとめたものですので数個当てはまったからといってモラハラ夫・妻と断言することは危険です。相手の言動のひどさや回数の多さなどを考慮して相手の行動がモラハラに当たるか否かを判断し、今後の対応を検討する必要があるでしょう。
その結果、モラハラ配偶者との離婚をお考えの方は、モラハラの慰謝料請求、財産分与、養育費、親権など様々な問題をクリアしていかなくてはなりません。当法律事務所では、依頼者が有利な条件でモラハラ配偶者と離婚できるよう、弁護士が全力でサポートしています。親身誠実をモットーとしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。相談する勇気が新しい人生への第一歩です。
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