秘密漏示罪(ひみつろうじざい)とは、医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人、宗教・祈禱・祭祀の職にある者、または、これらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らした場合に成立する犯罪です(刑法第134条1項・2項)。罰則は6月以下の懲役または1...
刑事事件コラム
建造物損壊罪とは他人の建造物又は艦船を損壊した場合に問われる罪です。刑法第260条に規定されています。罰則は5年以下の懲役です。罰金刑がないため有罪となれば必ず懲役刑が科せられる重罪です。また、3年以上の判決が言い渡された場合は執行猶予がつきませんので、懲役実刑となり刑務所に収監されてしまいます。 この記事では、刑事事...
公用文書等毀棄罪(こうようぶんしょとうききざい)とは、公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した場合に問われる罪です。刑法第258条に規定されています。公用文書等毀棄罪の罰則は3月以上7年以下の懲役です。 (公用文書等毀棄) 第二百五十八条 公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した者は、三月以上七年以下の懲役...
未成年との淫行で逮捕されることを回避したい、不起訴を獲得したいとお考えの方は、未成年者の保護者と示談を成立させることが最も重要なポイントとなります。 もっとも、未成年との淫行を含む刑事事件の示談交渉をした経験のある方はほとんどいないでしょうから、 「示談金(慰謝料)をいくら払えばいいのだろう…」 「示談をどう進めていい...
タクシー運転手に暴行してしまった…どんな犯罪が成立するのだろう… 後から警察が家に来て逮捕(後日逮捕)されるのだろうか… 酔っていたから罪にならないのでは… この記事では、このような疑問や悩みを、暴行事件に強い弁護士がわかりやすく解説していきます。 タクシー運転手に対する暴行の際に成立し得る犯罪は? タクシー運転手に対...
「落書きをするとどんな罪で逮捕されるのだろう…逮捕されるとその後どうなってしまうのだろう…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、落書きをすると、器物損壊罪などの罪で逮捕される可能性があります。警察に逮捕されると、検察官が刑事処分(起訴または不起訴)を決定するまで最大で23日間身柄拘束されます。起...
「誤って(過失で)物を壊してしまった…器物損壊罪はわざと(故意)ではない場合でも罪に問われるのだろうか…」 「故意ではない器物損壊の場合でも弁償をする必要があるのだろうか…」 このようにお考えではないでしょうか。 結論から言いますと、器物損壊罪は過失犯処罰の規定がありません。そのため、故意ではない場合には器物損壊罪は成...
信書開封罪(しんしょかいふうざい)とは、正当な理由がないのに、封をしてある信書を開けた場合に成立する犯罪です。刑法第133条に規定されています。罰則は1年以下の懲役または20万円以下の罰金です。信書開封罪は、秘密漏示罪(刑法第134条)とともに刑法第13章の「秘密を犯す罪」の章に規定されており、信書の内容を秘匿する利益...
淫行とは、18歳未満の者と不健全な性交または性交類似行為をすることです。各都道府県の淫行条例(青少年保護育成条例等)では、相手が未成年者(18歳未満の者)であることを知った上での淫行を処罰対象としています。淫行で逮捕されて起訴されると、最悪のケースでは懲役実刑となって刑務所に収監される可能性もあります。 この記事では、...
淫行勧誘罪(いんこうかんゆうざい)とは、営利の目的で、淫行の常習のない女性を勧誘し姦淫させることで成立する罪です。刑法第183条に規定されています。罰則は3年以下の懲役または30万円以下の罰金です。 この記事では、刑事事件に強い弁護士が、 淫行勧誘罪の成立要件 AV出演強要で淫行勧誘罪が適用されて逮捕された事件 につい...