被害にあう前に知っておきたいインターネット詐欺の基礎知識と予防法

ネットに蔓延る「インターネット詐欺」とは?

今や1人1台スマートフォンを持つ時代に突入しました。
スマホの普及率が上がったことで、多くの人がそれまで以上にインターネットを利用するようになりましたが、その裏側では情報弱者を狙った、さまざまな詐欺が横行しています。

平成28年の警察庁の広報資料「平成27年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢について」によると平成24年度は、2万5千件程度だった、ネットネット詐欺・悪質商法に関する相談件数は、近年増加傾向にあり、スマホの普及率が一気に上がった平成26~27年度内の相談件数は平成24年度の倍以上になる6万件異常を突破し、インターネット詐欺が問題になりつつあります。

そこで、ネットに蔓延る、さまざまな詐欺について、警鐘を鳴らしたいと思います。

ネットに蔓延るさまざまな詐欺の種類

  • フィッシング詐欺
  • ワンクリック詐欺
  • ウイルス感染サイト・ボーガスウェア

インターネットを使っているだけで、なんらかの被害にあってしまうかも知れない詐欺が、この4つです。上記の4つの詐欺は巧妙で、普段は騙されないような人でも、すっかり騙されてしまうことがあります。

しかも、請求する金額が1~5万円以内と少額なことが多く、警察に被害届を出したり法律事務所に依頼をしても、詐欺会社に支払ったお金が返金されることはマレです。一応、警察庁ではインターネットトラブルに関する安全・安心窓口を設定していますが、警察でもその数の多さと詐欺の手口が巧妙なことから、なかなか対応ができていないのが現状です。

ただ、詐欺被害に強い弁護士の手腕によっては、詐欺被害にあって騙し取られた分のお金が返金されることはあります。だから、インターネット上で詐欺の被害にあっても決して諦めないでください。

さて、それでは詐欺の被害に合わないためにも、それぞれの詐欺被害について知識を蓄えておきましょう。

①フィッシング詐欺

「フィッシング詐欺」は、主に迷惑メールを使った詐欺が一般的です。
実在する銀行やクレジットカード会社、ショッピングサイトなどを装ったメールが送られてきます。

「あ、○○会社からだ、なんだろう?」とアナタが、詐欺メールだとは気づかず、そのメールを開くと、そこには本物そっくりのサイトへの誘導ページが!

詐欺だと気づかずに、そのページをクリックしてしまうと、そのサイトから個人情報の入力を求められます。もちろん、アナタは本物の○○会社だと思って、個人情報を登録してしまいますが、ここが落とし穴!

詐欺サイトだと気づかずに、自分の携帯番号やクレジットカード番号、銀行口座番号や暗証番号を登録してしまった結果、それらの情報を悪用され、携帯電話番号を犯罪に利用されてしまったり、銀行からお金を抜き取られてしまったり、クレジットカードを勝手に使われてしまったり……などなど、アナタが登録した情報を元に、さまざまな悪事を働く――というのが、フィッシング詐欺です。

現在、確認されているだけでも、フィッシング詐欺の手口は多様化しており、上記の内容を知っていても、騙されてしまう人が後を絶ちません!

もしも、フィッシング詐欺で被害にあった場合は、警察に被害届を出し相談するか、法律事務所に依頼して返金請求を行う必要があります。

ただ、なかなか詐欺の被害にあって騙されたお金が返ってくるのは、難しいようです。

②ワンクリック詐欺

「ワンクリック詐欺」と言えば、パソコンやガラケー時代の話だと思われている方も、少なくありませんが、スマートフォンが主流になりつつある現在でも、ワンクリック詐欺は残念ながら現役なのです。

もちろん、パソコンやガラケーを対象としたワンクリック詐欺が減少したわけではありませんが、どちらかと言えば主戦場はスマートフォンへと代わりつつあります。

現在主なワンクリック詐欺は、3つのタイプに分類されています。

  • スマートフォンアプリ型
  • URL型
  • 動画型

【ワンクリック詐欺】スマートフォンアプリ型

スマホアプリになりすまして、間違ってダウンロードした相手がアプリを起動したところ、アダルトサイトが表示され「はい 18歳以上です」のボタンをタップすると「登録が完了しました」と言う料金画面が表示され、アダルトサイトを利用する費用の支払いを求められてしまいます。

【ワンクリック詐欺】URL型

由緒正しいと行っては、語弊があるかも知れませんが、スマートフォン用のサイトの中にあるURLをクリックすることで、アダルトサイトが提示する古くからあるワンクリック詐欺の手法です。

クリックしたURLにポップアップ広告が開き「ご入会ありがとうございました!」という画面が出現し、指定の口座への支払いを強制するものが、このURL型の特徴です。

【ワンクリック詐欺】動画型

特定のサイトの動画を再生しようとした際に、ポップアップ広告が開き入金はしていないのにもかかわらず、「ご入会ありがとうございました!」の文章と共に支払いを強制されるのが、この動画型の特徴です。

URL型とよく似ています。

このように、スマートフォンで主流の詐欺は今も昔も変わりません。
ただ、昔よりより巧妙になっているので、騙される人は増えてしまっているようです。

こちらの詐欺も支払ってしまったが最後、他の詐欺同様に返金が難しいので、たとえ支払いを強制する画面が出ても、実際にお金を支払う必要はないので、ご安心ください。

また上記の詐欺の被害にあって不安を抱いている場合は、警察の専用窓口に相談することをオススメします。

③ウイルス感染サイト・ボーガスウェア

こちらも今も昔もよくあるインターネット上の詐欺ですね!
最近では、スマホの虚弱性を利用して、ウイルスに感染させ、個人情報を入手するという、よくある情報詐欺の手口です。

ただし、スマホの画面に警告表示がでるものは詐欺である可能性が高いので、むやみにクリックすると、今度はワンクリック詐欺の被害にあってしまう可能性があります。

また、バナー広告部分に「アナタのスマホ・パソコンに問題が起きています」という風な表示が出てくるのも、情報詐欺(ボーガスウェア)なので、ご注意を。

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インターネット詐欺の被害にあわない予防法

スマホの普及に伴いインターネット詐欺の被害は増加傾向にあります。
毎日のように届く迷惑メールはもちろん、最近ではSNSや、アプリなど、詐欺の被害にあう場面は広がっており、いつ、どんな機会で詐欺の被害にあうかはわかりません!

しかし、そんな詐欺の被害も、事前に予防法を知っておけば、インターネット詐欺の被害にあう可能性はなくなります。

それではどうやってインターネット詐欺の被害を予防することが出来るのでしょうか?

インターネット詐欺の被害にあわない基本は"無視"すること

インターネット詐欺の手口の基本は「フィッシング」です。
フィッシングとは、つまり引っ掛けること。インターネット詐欺を行っている人間の多くは、さまざまな釣り餌をバラまいています。

そして、誰かがその釣り餌に引っかかったら、その引っかかった誰かから、お金をだまし取る――というのが、フィッシング詐欺の基本です。

このフィッシング詐欺は、インターネットで行われているすべての詐欺の基本であるため、フィッシング詐欺に引っかかりさせしなければ、詐欺の被害にあうことはありません。

それでは、フィッシング詐欺に引っかからないようにするためには、どうすれば良いのか?

実は、その答えはカンタン無視すること。

なぜ、無視することが詐欺被害の予防につながるのか?

インターネット上のほとんどの詐欺は、フィッシング詐欺が基本となっていますが、これらの詐欺に言えることは「無視してしまえば、なんの被害もない」ということです。

今すぐ○○をダウンロードしなければ、ウイルスに感染します!
このチャンスを逃すと、100万円が受け取れません!
おめでとうございます、△△に当選しました!

などなど、フィッシング詐欺の手口はいろいろですが、「ふーん、それで?」と無視してしまえば、こちらには何の被害もありません。

そもそも怪しげなメールは開かないのが一番です。

ただ、怪しげなメールを信じてしまい、そのメールを開いて、問い合わせをしてしまうと「コイツは騙されやすいぞ」と詐欺師に思われてしまい、お金を請求され、詐欺被害にあってしまうことがあるので、見知らぬメールアドレスやSNS上のアカウントから送られてきたURLなどは、無視するのが一番です。

それでは、本物と寸分違わぬ、実在する大手企業そっくりの迷惑メールが届いた場合には、どうやって送られてきたメールが本物か、偽物なのかを判断すれば良いのでしょうか?

本物そっくりのメールと迷惑メールを見極める方法

最近では、大手企業であっても「○○が当たる!」とか「期間限定で、今逃すと……」というような、詐欺まがいの広告メールを送ってくることがあります。メールの受け取り手としては、迷惑なことこの上ないのですが、こういった公式な会社のメールと迷惑メールを見極めるにはどうすれば良いのでしょうか?

仮に本物そっくりの迷惑メールが来ても、安易に記載されているURLをクリックせず、しばらく時間を置いて、冷静になってから、そのメールの文章や記載をよーく確認しましょう。

多くの場合、どこかにアラがあります。
Googleから来たメールだと思っていたら、Goo"o"gleだった。
楽天から来たメールをよく見たら楽"☆"天だった、みたいに一見表記のミスのように見える迷惑メールが少なくありません。

また、どうしてもメールの中に書かれていることが気になるのなら、メールに記載されているURLではなく、検索エンジン等を使って、そのメールに記載されている内容が、本当かどうかを調べることで、送られてきたメールが本物なのか、本物そっくりの迷惑メールなのかを判断することができます。

「インターネット詐欺」の手口は日進月歩!しかし、対策は決まっています。

インターネット上で蔓延る、さまざまな詐欺の手口は、残念ながら日々進歩しています。しかも、技術の進歩と共に、その手口は巧妙化の一途を辿っており、新しい詐欺が、今、この瞬間にも生まれ続けています。

しかし、詐欺への対策は、時代は進歩した今であっても変わりません。

「怪しいな」と思ったら、しかるべき機関にまず相談。
そして、万が一詐欺の被害にあってしまったら、警察に被害届を出すか、詐欺に強い法律事務所を利用して、返金を求めるようにしましょう。

たとえ、どんな詐欺にあったとしても、対策と対処法は同じです。

もちろん、詐欺被害に合わないのが一番ですが、いくら注意していても、日進月歩する形の詐欺に完全に引っかからない方法はありません。むしろ「詐欺に合わないぞ」と強い意思を持っていたとしても、その意識を逆手にとられて騙されてしまうことさえあります。

とりあえず、詐欺の被害にあってお金を支払う前に、「怪しいな」と思った時点で、しかるべき機関に相談するようにしてください!

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詐欺でお金を騙し取られた方へ

弊所では、全国どこからでも24時間、無料相談を受け付けております。

弁護士に相談したこともないし身構えてしまう…
騙されたお金を取り返したい…でもどうやって取り戻せばいいのだろう…方法だけでも聞いてみたい。

そのような方は、当法律事務所にお気軽にご相談下さい。
気楽なお気持ちでまずは詐欺被害の解決方法だけでもご相談してみてはいかがでしょうか

詐欺で騙されたお金は時間がたてばたつほど返金させるのが困難になります
弁護士の立場から、返金させるには”今なにをすべきか”、適切なアドヴァイスをさせていただきます。