ネット通販詐欺サイトの8つの特徴!被害にあったらどうすればいい?

インターネット上では、さまざまなネットショップが切磋琢磨し、さまざまな商品を販売していますが、そんなネット通販の世界にも、詐欺業者は存在しています。

「欲しい」と思った商品をネットショップで、購入されたことがある方は少なくないでしょう。ほとんどのネットショップは詐欺とは無縁のため、お客さんが商品を購入し、代金を支払ったら、購入した商品を発送し、取引が終了します。

しかし、ネット通販詐欺は違います。 商品を購入したのにもかかわらず、購入した商品が届かず、連絡と取ろうとしても連絡を取ることができず、結果的にお金だけをだまし取られてしまいう――というのがネット通販詐欺の大まかな手口です。

最近では、偽ネットショップだけでなく、ヤフーオークションなどのオークションサイトを利用した、ネット通販詐欺も増えており、ネットで買い物する方は、特に注意が必要な状況になっています。そこで、今回はネット通販詐欺について、詳細にご紹介したいと思います。

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そもそもネット通販詐欺とは何か

すでに軽くネット通販詐欺については軽く触れましたが、ネット通販詐欺は以下のような流れで被害にあう方がほとんどです。

  1. 検索エンジンやオークションサイトで、欲しい商品を検索
  2. 一番安いネットショップを見つた
  3. 価格が一番安いネットショップ(詐欺業者)で商品を購入する
  4. しばらくしても購入したハズの商品が届かない
  5. 購入したネットショップに問い合わせをするが、連絡が取れない
  6. 商品の購入代金だけが、だまし取られる

ネット上で、自分が欲しいと思っている商品のことを検索し、その中でも販売価格が安いショップなどを見つけたら、多くの人は疑うことなく「ここで買おう!」と思ってしまいますよね?多少商品を購入しようとしているサイトが怪しかったとしても、「商品の価格が安いから~」と、特に気にすることなく商品を、そのサイトで購入してしまう方が、ほとんどです。

そして、詐欺業者がなりすましたネットショップで商品を買ってしまうと、買ったはずの商品がいつまで経っても届かず、商品を購入したネットショップに問い合わせをしても連絡が取ることができず、結果的にお金だけがだまし取られてしまう――というのが、このネット通販詐欺の流れと手口です。

実際に商品が届くケースもありますが、届いた商品は本物そっくりの偽物だったり、サイト内に記載されていた写真とは似ても似つかない粗悪品が届いたり、というケースもあるので、たとえ商品が届いても詐欺の被害にあっている場合があります。

消費者の「なるべく安いものを購入したい」という気持ちにつけ込んで、詐欺を働くという姑息な手段ですが、きちんと商品を購入する前にサイトのことを注意しておけば、ネット通販詐欺の被害にあうことはありません。

ネット通販詐欺サイトの8つの特徴

パソコンが1人1台の時代になり、スマホを使ってWEBページを閲覧したり、動画を見をたりすることが、カンタン出来るようになりました。そのおかげか、インターネットショッピングの利用率は、この10年で全年齢層で増えており、全世帯でインターネットを経由して商品を注文した割合は、なんと3割以上にも及びます(2人以上世帯)

つまり、日本人の3人に1人以上は、毎月インターネット経由で買い物をしており、もはやインターネットで買い物をする――ネット通販は生活する上では、なくてはならないものになっています。

しかし、それと比例してネット通販を狙ったインターネット詐欺の件数も増えており、もしかするとあなたも今後、オンラインショッピングで詐欺の被害にあってしまうかも知れません。

ネット通販の基本的な手口は、どれも変わりません。なかなか手に入らないものや、人気の商品を「激安で販売する」と偽り、お金だけをだまし取るのがネット通販詐欺の手口ですが、ネット通販詐欺を行っているサイトには幾つかの特徴がありますので、それを知ることで被害を予防することができます。

それでは、ネット通販詐欺サイトの特徴について1つ1つ解説して行きたいと思います。

1.欲しかった商品の価格が相場価格より、かなり安い

ネット通販詐欺業者にとって大切なことは、自分が販売している商品を「買いたい」と思わせることです。

当たり前ですが、Amazonや楽天などの大手ネットショップで販売している商品と、ほとんど変わらないような価格をつけても、詐欺業者に勝ち目はありません。消費者心理として、同じような価格なら、大手サイトを使ったほうが安全だからです。

しかし、それがAmazonや楽天などで販売されている価格の半額だったら、どうでしょう?

多くの方は「えっ、こんなに安いの!」と驚いて、そのサイトから商品を購入することを検討してしまいます。 たとえ、その金額が安すぎたとしても「安く買えるから、いいじゃん!」と、商品を買うことばかりに集中してしまい「なぜ、相場よりも価格が安いのか?」ということが考えられないため、詐欺業者にすっかりだまされてしまうのです。

オンラインショッピング上で詐欺をするような会社は、そんな消費者心理につけ込んで、どこよりも安い値段で商品が買えるように思い込ませます。しかし、実際には値段が表示されている商品は、販売されておらず、仮にお金を支払ったとしても写真で見たような商品が手元に届かなかったり、広告で見た商品よりも数段劣る商品が送られてきたりします。

だから、販売されている商品の価格が安かったとしても、安易に信用せず、他の販売サイトと販売価格を見比べて、あまりにもネットショップで販売されている商品が安過ぎる場合は、「もしかして、詐欺かも……」と疑ってかかるようにしてください。

「楽天」や「Amazon」と言った、大手ショッピングサイトは、商品を販売する際に、登録をしなければいけません。

正規の手続きを行い商品の販売を登録したネットショップの対応が「悪い」、ということはあれど、「商品を送ってこない」ということはありえません。

最近では、激安家電の通販詐欺が横行していることもありますので、絶対にネット通販で失敗をしなくないのなら、ご紹介したような大手ショッピングサイトから購入することが騙されないための予防となるでしょう。

2.商品の広告が派手で過激

たとえ商品の金額が相場価格より安かったとしても、すべての人がそのサイトで、価格が安い商品を購入するワケではありません。

人によっては「相場よりも価格が安い」という時点で、そのサイトから商品を購入することを諦める人もいます。 しかし、そんな人を逃さないために、詐欺業者はさまざまな工夫を行います。

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このように、さまざまな過激な広告や謳い文句で、サイトに訪問した人に対して「商品を今、購入しなければ損をする!」という風に思い込ませ、強引に商品を購入させてしまうというケースが、少なくありません。

またサイト上にカウントダウンが行われており、サイト訪問者を焦られ、冷静さを失わせ、商品を購入させようとするケースもあるので、商品の広告が派手で過激な場合は、詐欺ショップかも知れません。

ただ、詐欺ではないネットショップでも、上記のような謳い文句で、商品を販売するケースがあるので、ご注意を。

3.見た目、日本語、フォントなどが不自然

詐欺ショップの中には、日本人ではなく、外国人が運営しているケースもあります。

特に、近年は中国人と韓国人が詐欺ショップを運営していることが多く、そのせいもあって、詐欺ショップは所々にアラが見つかる場合があります。

以下のようなアラがサイトを見ている際に、見つかれば高確率で詐欺ショップです。

  • 日本語の言葉遣いが間違っている
  • 文章の中に中国語の漢字が混ざっている
  • 文字のフォントに違和感を覚える
  • サイトの作りが雑
  • デザインがダサい

上記のようなアラが2つ以上あった場合は、詐欺ショップである可能性が非常に高いので、そのショップでは商品を購入しないようにしましょう。

4.代金支払い方法に選択肢が少ない

通常のネットショップであれば、代金の支払い方法は、いろいろと選べます。 口座振り込みだったり、代引きだったり、クレジットカード支払いだったり、ネット上のポイントを利用するものだったり、支払い方はさまざまです。

しかし、詐欺ショップは、まっとうなネットショップと違い、さまざまな金融機関と提携を結ぶことができなければ、金融機関のサービスを利用すると足がついてしまうため、商品の支払い方法に対して、選択肢がないことがあります。

実在するネットショップでも、支払い方法が少ない場合がありますが、それでもクレジットカードでの支払いや、代引き、口座振り込みと、最低でも3つは支払い方法があるので、商品の購入代金の支払い方法が1~2個しかない場合は、詐欺ショップを疑った方が良いかも知れません。

特定商取引に基づく表記で会社名を名乗っておきながら振込先が個人口座の場合も疑ってかかったほうが良いでしょう。

この「支払い」の部分を、しっかりとチェックすることで、ネット通販詐欺の被害を未然に防ぐことが出来ますので確認を怠らないようにしましょう。

5.URL欄に鍵マークがついていない

最近では、ほとんどのネットショップがSSL暗号化通信と呼ばれる、暗号化技術を導入しています。

このSSL暗号化通信は、個人情報データ取得時のセキュリティー対策の一貫であり、ネットセキュリティに厳しいネットショップであれば、このSSL暗号化通信を導入しています。

簡単に言えば、ネット通販等、WEB上で自分の住所や名前、クレジットカードの番号や暗証番号等の個人情報を打ち込んで送信する際に、その情報を暗号化して送受信することで、インターネット回線上で不正に個人情報を取得しようとする者からの被害を防ぐ技術といえるでしょう。

それでは、このSSL暗号化通信を導入しているかしていないかを、どうやって判断するかと言えば、URLを表示する欄の左側をご確認ください。

このURLを表示する左側に鍵(南京錠)のマークが表示されていれば、ネットセキュリティに厳しい安全なネットショップであることがわかります。

当たり前ですが、このSSL暗号化通信を導入するのは、非常に手間であり、わざわざ詐欺ショップが時間と手間をかけて、SSL暗号化通信を導入することはありえないので、URL欄に鍵マークがついておらず、他の詐欺ショップの条件に当てはまるネットショップがあった場合には、99%の確率で、詐欺ショップです。

このように、鍵マークがついていない通販サイトで商品を購入しないことで、個人情報の流出を防ぐとともに、ネット通販詐欺の被害を避ける予防にもなるのです。

6.連絡先にフリーアドレスを使っている

一般的に、ネットショップも企業も、連絡先の欄にフリーアドレス(YahooメールやGメールなど)を記載することはありません。

そもそもネットショップや企業の信用に関わる連絡先に、フリーアドレスを記載するということは「我が社は、信用がない会社ですよ~」と触れ回っているのと同じです。

だから、一般的な企業であれば連絡先にフリーアドレスを使うことはありません。

しかし、詐欺ショップは社会的な信用は一切気にしませんし、そもそも自らの足がつくかもしれないような、メールアドレスを連絡先に記すようなリスクは嫌います。

フリーアドレスであれば、なんとか誤魔化すことができますが、個人情報の入力が必要となるしっかりとしたメールアドレスを利用する場合は、そのメールアドレスがきっかけで足がつき、警察に詐欺ショップの運営者が誰かバレてしまう可能性があるので、そういったメールアドレスは利用しません。

もしも、あなたが欲しいと思う商品を販売しているネットショップが、@gmail.com @yahoo.co.jp @hotmail.comのようなフリーメールアドレスを連絡先アドレスとして使っているのであれば、ネット通販詐欺業者である可能性が極めて高いので、そのメールアドレスがフリーメールアドレスかを確認することが、詐欺被害の予防に繋がります。

7.会社名・所在地・電話番号・代表者名がかかれていない

インターネット上で買い物をする際には、法律ですべての企業に、特定商取引法に基づく表記が義務付けられています。

そのため、最低でも「会社名」「所在地」「電話番号」「代表者名」の記載が必要ですが、それらがない場合は、最初から特定商取引法を守る意志がないので、99%詐欺ショプだと思って間違いありません。

但し、特定商取引に基づく表記があったとしても、会社名や所在地など全て出鱈目な記載をしている場合がありますので、表記があったからといって必ずしも安心とは言えません。

心配な方は、その会社が本当に存在しているのか、インターネットで法人登記情報を調べられる、登記情報提供サービスで調べてみるのも良いかもしれません(1つの法人登記簿情報を得るのに335円かかります)。

参考:登記情報提供サービス

8.口コミが悪評だらけ。もしくは口コミがほとんど、または全く見当たらない

ネット通販で商品を購入するときは、そのサイト名や会社名+評判・口コミなどのキーワードでネット検索する方も多いのではないでしょうか。

もしそこで、そのネット通販会社の悪評が多く見つかったら、商品の購入を取りやめにするのは当然のことでしょう。

「商品がいつまでたっても届かない!」「届いたけど粗悪品で使い物にならない」などなど、明確に詐欺会社だと分かる口コミだらけなら逆にはっきりしている分、良いかもしれません。

しかし、ネット通販詐欺サイトに多いのは、むしろ、口コミや評判がほとんど、もしくは、一切見当たらないといったケースです。

通常、長い期間WEB上でサイト運営していれば、良い評判も悪い評判も書き込まれるのが常ですので、検索で見つかるはずです。

では、なぜネット通販詐欺サイトは、そのような口コミや評判がほとんど(もしくは全く)見つからないのでしょうか。

それは、ネット通販詐欺サイトは短期間の間に人を騙してはそのサイトを閉鎖し、すぐに別のサイト名、別のドメイン名で新しいサイトを作りそれをサイクルとして活動しているからです。

その理由としては、①長期的に運営していると、ネット上に悪評が多く書き込まれ、そのサイトで商品を購入する人が少なくなること、②警察は、多くの詐欺被害者から被害届がだされることで捜査に着手する傾向がありますが、短期間でサイトを閉鎖してしまえば必然的にそのサイト関連での被害届の提出数も少なく警察が本腰を上げて捜査するリスクを回避できるからです。

これらのことから、ネットショッピングをする際は、評判や口コミの内容だけでなく、そもそも評判や口コミが存在するかを調べることも、ネット通販詐欺に巻き込まれないための予防にもなるのです。

ネット通販詐欺にあったらどうすれば良い?

ネット通販詐欺サイトの特徴をご紹介しましたが、最近ではその手口が巧妙化しており、いくら注意していても、ネット通販詐欺の被害にあってしまうことがあります。

未だに中国など、日本以外の国に住む外国人が行うネット通販詐欺に関しては、泣き寝入りするしかないケースがありますが、ネット通販詐欺の被害にあっても、だまし取られたお金を取り返すことが出来るケースがあります。

それでは、ネット通販詐欺詐欺の被害にあってしまったら、返金させるのにどのような方法があるのでしょうか。

支払方法が、銀行口座への振込みなのか、クレジットカード払いなのかによっても返金方法は変わってきますので、下の参考記事を読んで急いで返金に向けて動きましょう!

また、当法律事務所では、詐欺の返金のご相談費用が無料となっておりますので、通販サイトからお金を取り戻したい方は一度お気軽にご相談して下さい。

オンラインショッピングのサイト選びはフィッシング詐欺にも要注意!

オンラインショッピングで、商品を購入する際に、検索エンジンを利用することは問題ありません。

しかし、オンラインショッピングを行う際に身に覚えがないメールで紹介されたサイトは、フィッシング詐欺の可能性があるので、絶対に利用しないようにしてください。

身に覚えのないメールをクリックしてしまうと、その段階でメールに仕込まれたコンピューターウイルスに感染し、個人情報が抜き取られてしまう可能性があります。

また、仮にコンピューターウイルスが仕込まれていなかったとしても、メールに記載されていたURL(リンク)にアクセスした時点で、コンピューターウイルスに感染してしまったり、そのサイトにアクセスし商品を購入しようと個人情報を入力したら、入力した個人情報がすべて抜き取られてしまうというケースもあるので、見に覚えのないメールで紹介されているサイトにアクセスしたり、サイトで欲しい商品があっても、購入しないようにしましょう。

ネット通販は、実店舗での買い物以上に慎重に!

ネット通販は気軽に商品を購入することが出来るのが大きなメリットです。欲しいものが、欲しい時に買えるこの便利さを味わってしまったら、もう二度とネット通販なしの生活に戻ることはできませんよね?

しかし、便利さの裏側には危険性もあり、「便利だから」という理由で、安易にネット通販を利用してしまうと、詐欺業者にだまされてしまうことがあります。

ネット通販詐欺の被害にあってしまう方は、どうしても「なるべく安く商品を買いたい」という欲のせいで目がくらんでしまい、その結果として詐欺サイトにだまされてしまった方がほとんどです。

きちんと「このサイトは大丈夫かな?」「どうして、こんなに安いの?」とネットショップと販売されている商品に対して、警戒心を怠らず、入念にチェックした人で、ネット通販詐欺の被害にあう人は、まずいません。

欲しい商品が買えないだけでなく、お金と個人情報まで抜き取られてしまい、結果的に銀行口座の暗証番号や、クレジットカード情報などをだましとられてしまい、大切なお金をだまし取られてしまうことだってあります。

そういったネット通販詐欺業者にだまされないためにも、オンラインショッピングを行う際には、実店舗で商品を購入するよりも慎重になってください。

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