「ロレックス詐欺」とは、スイスの高級腕時計であるロレックスを利用して代金を騙し取るタイプの詐欺のことを指します。
後ほど詳しく解説していきますが、ロレックス詐欺には転売利益を狙っている投資目的の人から代金を騙し取ったり、購入代行で代金や商品を騙し取る、代引き決済で偽物を掴ませるなど様々な手口が存在しています。
この記事では、詐欺被害の返金に強い弁護士が、
- ロレックス詐欺の手口
- ロレックス詐欺の逮捕事例
- 被害にあわないための対策
- 被害にあった場合の対処法
について詳しく解説していきます。
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ロレックス詐欺の手口
ロレックス詐欺の主な手口は次の通りです。
- ①転売で儲かると思わせる
- ②購入代行で商品・代金を持ち逃げする
- ③フリマサイトやオークションサイトでの偽物出品
- ④偽通販サイトで偽物を掴ませる
- ⑤決済方法を代引きに限定する
- ⑥ロレックス100周年記念無料プレゼントを謳う
①転売・投資で儲かると思わせる
ロレックスは歴史のあるブランドであり世界にも多くの愛好家がいる人気商品です。しかし、ロレックスは一つ一つを手作業で作っているため、需要に対して供給が追い付かず常に品薄な状況が続いています。くわえて、コロナ禍の影響で工場がストップするなどさらに品薄が加速し、中古市場では正規店で購入する金額の数倍もの値段で取引される現象がおきています。そのため、ロレックスの時計を投資商材と考え転売目的で購入する人も増えています。
そこに詐欺師は目をつけます。主にネットのSNSを介して「安く仕入れられる独自ルートをもっている」「高値で買い取ってくれる海外の投資家がいる」「質屋やリサイクルショップに持ち込めば、買値よりも確実に高値で買い取ってくれる」などと勧誘します。
そして、ロレックスの腕時計の中でも人気のある「デイトナ」や「サブマリーナ」などの画像を見せ、これらの商品を安値で入手できると伝えてきます。これらの商品は中古でも200万円~400万円で取引される代物です。転売すれば確実に利益がでるため、口車に乗せられて購入してしまう人も少なくないのです。
しかしいざ購入すると、「いつも仕入れているルートが今は使えなくなったので別ルートで注文したので少し遅れる」「海外投資家の返答待ちなのでもう少し待ってほしい」などと述べ、不安になった購入者が返金を求めると次第に連絡がつかなくなります。さらに、いつの間にかやり取りしていたSNSのアカウント(WEBサイト経由の場合はそのサイト)が削除され、完全に連絡手段を絶たれることもあります。
②購入代行で商品・代金を持ち逃げする
ロレックスは転売市場で高値で取引されることが多く、そのため、正規店で購入するよりも転売を通じて購入する方が高額になることがあります。
しかし、ロレックスの正規店では人気モデルに購入制限があり、何度も足を運ばなければ手に入らないことが多いです。さらに、転売目的と見なされると、販売を拒否されることもあります。
そのため、転売を行う人たちはSNSなどで「ロレックス購入代行」のアルバイトを募集し、正規店でロレックスを買い付けてもらうことがあります。購入代行を通じて正規品を手に入れ、それを高値で転売することで、その差額に利益が出ます。この利益の一部は協力者に報酬として支払われ、転売者も協力者も利益を得られる仕組みです。
しかし、問題となるのは、ロレックス購入代行を依頼した人物が代金を支払わず、商品だけを持ち逃げするケースです。SNSで「購入代行をしてくれれば購入代金にプラスして高額な謝礼を支払います」と謳い、ロレックスをショッピングローンを使って購入させ、商品を騙し取るのが常套手段です。
また、逆に、購入代行を依頼した人物に協力すると名乗り出た者が、購入代金を持ち逃げする手口もあります。
さらに、「ロレックスを購入して自分に預ければ、中国で倍の値段で売る」と言って、商品を受け取った後、話を有耶無耶にして代金を返さないという詐欺の手口も報告されています。
③フリマサイト・オークションサイトでの偽物出品
メルカリやヤフオクなどのフリマサイトやオークションサイトでは、ロレックスの偽物を販売する詐欺が横行しています。
具体的には、相場よりも極端に安い価格でロレックスを出品し、「急いでお金が必要」「家計の都合で手放さなければならない」などといった急ぐ理由をつけて販売を促す手口です。こうした手法は、購入者に「今買わないと損をする」と焦らせ、緊急性を強調する典型的な詐欺の手口です。
また、詐欺師が偽造されたロレックスの保証書を交付する場合もあります。ロレックスの正規保証書は偽造防止が施されたプラスチック製のカードですが、似たようなデザインのカードを交付することで、購入者に本物であると誤信させる手口も存在します。フリマサイトやオークションサイトでは、商品到着後7日以内に受取連絡をしなければ自動的に「受け取り完了」となることが多いです。このため、購入者はその期間内に商品が本物か偽物かを正規販売店などで確認することが重要です。しかし、偽物の保証書を信じてしまい、詐欺に気づいた時点で取引が完了しており、返金を求めることが難しくなるケースが多くあります。
フリマサイトやオークションサイトでは、商品を直接手に取って確認できないため、実物が偽物か本物かを見分けるのが難しくなります。そのため、詐欺に遭うリスクが高く、購入時には特に慎重になる必要があります。
④偽通販サイトで偽物を掴ませる
SNS上で、「百貨店(デパート)の免税店閉店に伴う在庫一掃セール」と謳い、有名百貨店の名前を騙った偽通販サイトが、被害者にロレックスの模造品・ニセモノを購入させる手口があります。過去には、日本橋高島屋の免税店閉店や東急東横店の閉店を口実に、Facebook上でこのような詐欺広告が大量に掲載されていました。
ロレックスの高級腕時計は数十万円から数百万円に及ぶものもありますが、上記のような偽通販サイトでは、数万円程度で「販売中」とされることがあります。もちろん、これらはすべてコピー商品です。
このような詐欺が増加している背景には、新型コロナウイルスの蔓延により、大手百貨店や高級デパートの免税店の売上が大幅に減少し、都内の免税店が相次いで閉店したことが関係しています。
現在は状況が落ち着いていますが、未だに「ロレックスの在庫が残っている今がチャンス」といったもっともらしい謳い文句で、SNS上に詐欺広告を流す業者も存在しています。引き続き、注意が必要です。
参考:百貨店をかたる偽通販サイトにだまされないで(見守り情報)_国民生活センター
⑤決済方法を代引き限定にする
ロレックスの偽物を販売する業者は、決済方法を代引き限定にしているケースが多いです。これは、郵便局の「代金引換郵便」制度を悪用した手口です。
代引き決済の場合、一度受取人が代金を支払ってしまうと、詐欺だと主張しても、制度上、郵便局から返金を受けることはできません。また、代金引換郵便では、裁判所の令状がない限り、郵便局は差出人の情報を開示しません。つまり、偽物のロレックスであることが発覚した後に返品や返金ができないようにするため、決済方法として代引き決済に限定しているのです。
このように、偽ロレックスの販売業者は、購入者が後で偽物を掴まされたことに気づいても、返品・返金を不可能にするために代引き決済を悪用しています。そのため、決済方法が代引きのみの場合は、詐欺の可能性を強く疑った方が良いでしょう。
⑥ロレックス100周年記念無料プレゼントを謳う
LINEやX(旧Twitter)などで「ロレックス100周年記念でロレックスを全員に無料プレゼント!」というスパムメッセージが送られてきた場合、非常に高い確率で詐欺です。そもそも、ロレックス社の創業は1905年であり、100周年をとうに過ぎているため、そのようなキャンペーンが存在すること自体が不自然です。
メッセージ内のリンクをクリックすると、最終的にアフィリエイトコードを含んだアダルトサイトやショッピングサイトに誘導されることがあります。これらのサイトで登録したり商品を購入したりすると、スパムメッセージを送った人物にアフィリエイト報酬が支払われる仕組みになっています。もちろん、ロレックスの無料プレゼントは全くの嘘であり、実際にプレゼントを受け取ることはありません。
さらに、このような詐欺では、無料プレゼントを受け取るためにアンケートへの回答を求められることがあります。アンケートに回答すると、個人情報が抜き取られる危険があります。詐欺師は、入手した個人情報を売買したり、フィッシングサイトに誘導してクレジットカード情報を盗んだり、新たなスパムメッセージを送りつけてさらなる詐欺行為を繰り返したりすることがあります。
抽選詐欺や当選詐欺は以前から多くの手口が報告されており、ロレックスのような高級腕時計もそのターゲットにされています。怪しいメッセージには決して反応せず、冷静に対処することが重要です。
ロレックス詐欺の事例
ここでは、ロレックス詐欺の逮捕事例を幾つか紹介していきます。
偽造ロレックスを買い取り店に売却し逮捕
ブランド品買取店に偽物のロレックスを持ち込み、本物と偽って店側に買い取らせたとして、詐欺や詐欺未遂で犯人グループが逮捕された事案があります。
この事案では、地方のブランド品買取店に、ロレックスの偽物を持ち込み、買取価格は1本あたり100数十万円〜400万円程度で、被害総額は3600万円にのぼると見られています。犯行グループは、買取店に偽物を持ち込む実行役や、店から騙し取った現金の受け取り役など、細かく役割を分担していて、メンバー間のやり取りには秘匿性の高い通信アプリが使われていたことなどから、警察はこの犯罪グループを匿名・流動型犯罪グループであると見ています。
参考:ロレックス偽物詐欺で15人逮捕 “トクリュウ”か |NHK 山口県のニュース
販売代行を持ちかけて預かったロレックスを騙し取り逮捕
この事案は、「中国で倍の価格にして売る」と偽り、顧客から預かったロレックスなどの高級腕時計を騙し取ったとして、会社役員らの男性が逮捕された事案です。顧客に対し、購入代金全額と売却益の50%を支払うなどとうたって委託販売契約を締結していました。中国で買い手を探した形跡はなく、売却益を別の顧客への支払いに充てる自転車操業を続けていたと見られています。一部の顧客に対しては「他の顧客を紹介すれば、仲介料として購入金額の10%を支払う」などとも提案しており、「ねずみ講のようなシステム」(捜査関係者)で、顧客を増やしていたとみられています。被害者は全国約600人に上り、容疑者らからの連絡が途絶えたことで、だまされたことに気づいた被害者らが警察に相談して発覚しました。
参考:腕時計販売代行、75億円被害か 詐欺容疑で男2人逮捕―警視庁:時事ドットコム
ロレックスの購入代行を持ちかけて金銭を騙し取り逮捕
この事案は、ロレックスの購入代行を持ちかけておきながら、商品を送らず業者から160万円を騙し取った男が逮捕された事例です。
逮捕された自称会社員の男性(24歳)は、高級時計を取り扱う会社の代理として高級腕時計ロレックスを購入し送る意思があるように装い、同社から約160万円を騙し取った疑いが持たれています。警察によると、男は、「近くの店舗にロレックスがある」と同社にメールで購入代行を持ちかけ、代金を銀行口座に振り込ませたが、商品が届かないことを不審に思った同社関係者が被害届を提出したところ、メールのやり取りなどから男が特定されました。
参考:ロレックス購入代行を持ちかけ、商品送らず業者から160万円だまし取る 自称会社員の24歳男を容疑で逮捕 霧島署 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞
ロレックスのレンタル事業で預かった時計を無断売却して国際手配
この事案は、高級腕時計のシェアリングサービスを運営する元代表が、預かった腕時計を無断で売却していたという事件です。
高級腕時計のシェアリングサービスは、所有者から腕時計を預かり、借りたい人にレンタルするサービスで、腕時計の査定額に応じた「預託使用料」を所有者に毎月支払い、利用者からはレンタル料を受け取るというものでした。
しかし、警察の調べによると、腕時計を貸し出した実績が確認できず、容疑者らが預かっていた約70本(1億円相当)を東京と大阪の買い取り業者などに売却していたことが判明しました。腕時計の所有者からは「預けた時計が返却されない」といった相談が各地で相次いでおり、警察庁のまとめでは、東京、大阪、愛知、福岡など13都府県警で被害届が出されています。
腕時計の所有者約190人でつくるグループによると、866本(計18億4000万円相当)が未返却になっているとのことです。
参考:高級腕時計シェア「トケマッチ」、キャンペーン後に70本を無断売却…詐欺容疑を視野に捜査 : 読売新聞
ロレックスの偽物を販売して逮捕
この事例は、自称飲食店経営の男性(当時33歳)が、ロレック社製の腕時計のニセモノをインターネット上で販売したなどとして、商標法違反及び詐欺の疑いで警察に逮捕された事案です。
逮捕された男性は、ロレックス社と類似した商標を付けた腕時計を正規品のように装って被害者の男性に販売したため、ロレックス社の商標権を侵害したうえ、男性から現金30万円を騙し取ったとして逮捕されました。
被害男性は、代金支払い後に受け取った商品がニセモノであることに気付いたため警察に被害届を提出していました。
参考:「コスモグラフデイトナ」に似せる…フリマサイトで「ロレックス」の偽物を販売、30万円をだまし取ったとして33歳の男を逮捕 - LOOK 静岡朝日テレビ
ロレックス詐欺の被害にあわないための対策
ズバリ、ロレックスを購入する際は、正規店や信頼できる実店舗、または実績のある名の知れた中古販売店以外では購入しないことが最も重要です。
ロレックスのような高級腕時計を、SNSで知り合ったどこの誰だか分からない怪しい業者から購入するのは、非常にリスクが高いです。仮にその業者のWEBサイトが存在し、特定商取引法に基づく表記に会社名や住所が記載されていたとしても、その内容が本当かどうかは分かりません。実際に存在しない会社名を勝手に名乗っている場合もありますし、ペーパーカンパニーの可能性も否定できません。
どうしてもその業者からロレックスを購入したい場合は、まずその会社に赴き、実際に活動を行っているかを確認しましょう。その上で、担当者と一緒にロレックスの正規店や信頼できる鑑定店に足を運び、本物のロレックスであることを確認したうえで購入するべきです。
また、「転売すれば儲かる」といった誘い文句に乗せようとする業者については、その業者が自分たちで購入して転売すればいい話です。さらに、「100周年記念でロレックスを全員に無料プレゼント」といった手口には、そもそも高級腕時計が1本100万円以上もすることを考えると、全員に配ればどれだけのお金がかかるのかを考えれば、すぐに不自然だと気づくでしょう。
SNSでこのような疑わしい広告やメッセージを見かけた場合は、無視することが最善です。「世の中にうまい話はない」「タダ(無料)ほど怖いものはない」という意識を持つことが、ロレックス詐欺を含むあらゆる詐欺から身を守るための予防策となります。
ロレックス詐欺の被害にあった場合の対処法
ロレックス詐欺の被害に遭ってしまった場合の対処法は次の通りです。
- ①フリマ・オークションサイトでは絶対に受取評価をしない
- ②警察に相談する
- ③消費者ホットラインインに相談する
- ④弁護士に相談する
①フリマ・オークションサイトでは絶対に受取評価をしない
メルカリやヤフオクなどのフリマサイトやオークションサイトで、ロレックス詐欺に遭ったと気づいた場合には、絶対に「受取評価」をしないことが重要です。
サイトで購入した商品が届いて中身を確認したとして、メルカリでは「受取評価」、ヤフオクでは「受け取り連絡」などをしてしまうと、そのサイトでの取引が完全に完了してしまいます。この場合、出品者にサイトを介して入金されてしまい、その後取引のキャンセルが難しくなる可能性があります。これらの受取評価には、取引がトラブルなく終わったということを申告する意味があるため、評価ボタンを押した後に偽物に気づいても遅いのです。
そのため、届いたロレックスは必ず確認したうえで、偽物の疑いがある場合には、絶対に受取評価・受け取り連絡をせずに取引をキャンセルし、返品・返金の手続きをとることが重要です。
②警察に相談する
ロレックス詐欺の被害に遭った場合には、警察への相談を検討してください。
各都道府県警察では、被害相談窓口を設けており、詐欺の被害が疑われる場合もさまざまな相談に応じてもらえます。警察はロレックス詐欺を含めた犯罪情報を持ち合わせており、今後とるべき適切な対応について教えてもらうことができます。
また、警視庁総合相談センターが設置されており、「#9110」にダイアルし相談することで内容に応じた相談窓口等を案内してもらえます。
刑事事件であることが明らかである場合には、刑事告訴を行い事件として立件してもらうこともできます。
ただし、警察に相談したとしても、犯罪といえるだけの証拠が乏しい場合には、積極的に捜査に動いてはもらえないおそれもあります。弁護士に相談したうえ、適切な告訴状を作成してもらい、できるだけ多くの証拠をそろえて警察署に提出することがおすすめです。
なお、警察には「民事不介入の原則」があるため、警察が積極的に返金の手続きを行うことはありません。詐欺師が逮捕されれば示談交渉が行われ、被害弁償される可能性もありますが、そのような申し入れが必ずあるとは限りません。ロレックス詐欺において刑事事件化を目指すよりも返金を最優先する場合は、後述するように、弁護士に返金請求を依頼する方が効果的です。
③消費者ホットラインに相談する
ロレックス詐欺の被害が疑わしい場合には、消費者ホットラインに連絡することができます。
消費者トラブルに関する情報提供や調査研究を行っている国民生活センターという機関があります。国民生活センターは、消費者トラブルの電話相談窓口として「消費者ホットライン」を設置しています。全国どこからでも「#188」をダイヤルすることで、お住まいの地域の相談窓口(市区町村の消費生活センターや消費生活相談窓口など)を案内してもらうことができます。また、国民生活センターでは各地の消費生活センターの相談窓口が昼休み中の時間を中心に、消費者からの消費生活相談を受け付けています。平日11時〜13時の間であれば「03-3446-0999」をダイヤルすることで「お昼の消費生活相談」に電話相談することができます。
なお、国民生活センターや消費生活センターは、事業者との取引に関する一般的なアドバイスを受けることはできますが、具体的な返金交渉までは行ってくれませんので注意が必要です。
④弁護士に相談する
ロレックス詐欺の被害に遭った場合には、弁護士に相談するようにしてください。弁護士に相談すれば、受けた被害を回復するために必要となるアドバイスや手続きを行ってくれます。
特に、詐欺師に騙し取られたお金を取り戻したいという場合には、加害者に対して民事上の請求をしていく必要があります。支払ったお金を取り戻すためには、不法行為に基づく損害賠償請求や詐欺や錯誤取消しを理由とした返還請求をしていく必要があります。
詐欺事件に詳しい弁護士であれば、ロレックス詐欺に遭った場合の返金交渉や訴訟についてもサポートしてくれます。
まず、弁護士に事件を依頼した場合には、弁護士会照会などの制度を活用して、相手方の名称や住所などを特定できることがあります。
そして、相手方業者が特定できれば、内容証明郵便で請求していきます。相手方が任意に返金に応じればスムーズな被害回復が期待できます。詐欺業者の中には、弁護士が介入してくると、態度を変えて早期の返金に応じる場合もあります。
相手方が任意の話し合いでは返金に応じない場合には、民事裁判を提起する必要があります。弁護士に依頼していれば、裁判手続きの対応を引き続きお願いしておくことができます。
弁護士に依頼しておけば、必要なすべての手続きを代行してもらえるため、被害者自身の手続き的なストレスは最小限に抑えることもできます。
まとめ
この記事では、ロレックス詐欺の手口やロレックス詐欺の具体的な事例、被害に遭わないための対処法について解説してきました。
ロレックス詐欺の被害に遭った場合には、警察や消費者センターに相談することができますが、騙し盗られたお金を取り戻したいという場合には、詐欺事件に詳しい弁護士に相談するようにしてください。
当事務所には、ロレックス詐欺を含む詐欺トラブルの解決実績が豊富な弁護士が在籍しております。お困りの際にはぜひ当事務所にご相談ください。ご自身の事案でベストな解決方法や対処法について、適切なアドバイスやサポートをご提供いたします。
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