刑事事件 その他の犯罪 詐欺罪は立件が難しい?立証に必要な証拠と事件後の対処法 2026年9月11日 「詐欺罪は立件が難しい」と知って、自分は捕まらずに済むのだろうかと考えていませんか。立証が難しいことと、あなたが立件されないことは別の話です。 令和7年版犯罪白書によると、令和6年の詐欺の検挙率は28.2%。たしかに他の犯罪より低い水準です。ところが検挙されて検察に送られた後の起訴率は51.4%で、こちらは刑法犯全体の...
刑事事件 その他の犯罪 違法アップロードを視聴したら違法?見るだけ・視聴のみでも罪? 2026年6月9日 違法にアップロードされた動画や漫画を、ダウンロードせずに「見るだけ(視聴のみ)」であれば、現行の著作権法では原則として刑罰の対象になりません。ストリーミングでの視聴は法律上の「複製」にあたらず、違法だと知りながら見ていても、それだけで逮捕・処罰されることは現行法上想定されていません。 ただし、安心しきれないケースもあり...
刑事事件 その他の犯罪 私印不正使用罪の判例を弁護士が解説 2026年4月30日 ①私文書偽造と私印不正使用罪の区別が問題となった判例 事案の概要 本件は、無免許運転による業務上過失傷害および救護義務違反(ひき逃げ)等で検挙された被告人が、捜査段階において、刑事責任を免れるために実弟の氏名を詐称した事案です。 被告人は、司法巡査が作成した「飲酒検知保管袋」および「道路交通法違反(酒気帯び酒酔い)事件...
刑事事件 その他の犯罪 有印私文書偽造罪の判例を弁護士が解説 2026年4月30日 ①本人の承諾を得て住基カード交付申請書を提出したことが有印私文書偽造とされた判例 事案の概要 本件は、被告人が他人(名義人)になりすまして、市役所に対し住民基本台帳カード(以下「住基カード」という)の交付を申請し、これをだまし取ったという事案です。具体的には、被告人は名義人の承諾を得た上で、その名義を使って「住基カード...
刑事事件 その他の犯罪 建造物侵入罪の判例を弁護士が解説 2026年4月30日 ①建造物侵入罪における「侵入」の意義について判断した判例 事案の概要 この事例は、春闘(労働組合が毎年春に行う賃上げ要求を中心とする闘争)において組合員8名が夜間郵便局舎に立ち入り、ビラ約1000枚を局舎内の机や壁、ロッカー、窓ガラスなどに糊で貼り付けたという事件です。 判決文の抜粋 「刑法一三〇条前段にいう「侵入シ」...
刑事事件 その他の犯罪 強要罪の判例を弁護士が解説 2026年4月30日 ①電車内で高校生に土下座させ強要罪が成立した判例 事案の概要 本件は、電車内で靴を脱いで優先席に寝転び電子たばこを吸っていた被告人が、当時17歳の男子高校生(被害者)から注意を受けたことに端を発します。 被告人は注意されたことに立腹し、被害者の胸倉をつかむ、頭を叩くなどの暴行を加えました。さらに畏怖している被害者に対し...
刑事事件 その他の犯罪 信用毀損罪とは?該当する行為や事例・判例をわかりやすく解説 2026年3月1日 信用毀損罪とは、虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて人の信用を毀損した場合に成立する犯罪で、3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金が科されます(刑法第233条前段)。 「名誉毀損罪との違いがよくわからない」「SNSへの書き込みが信用毀損罪にあたるのではないかと不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで...
刑事事件 その他の犯罪 詐欺破産罪とは?自己破産で逮捕される行為と刑罰を弁護士が解説 2026年2月26日 「自己破産するなら、少しでも財産を手元に残しておきたい」このように考える方は少なくありません。 しかし、自己破産の前後に財産を隠したり、親族に譲渡したりする行為は「詐欺破産罪」という犯罪に該当する可能性があります。詐欺破産罪が成立すると、10年以下の拘禁刑もしくは1000万円以下の罰金という重い刑罰が科されるだけでなく...
刑事事件 その他の犯罪 身代わり出頭した側と頼んだ側が問われる罪は?警察にバレる? 2026年2月19日 身代わり出頭をした側は犯人隠避罪、頼んだ側は犯人隠避罪の教唆犯に問われます。身代わり出頭は捜査の過程でバレる可能性が高く、実際に逮捕に至った事例も少なくありません。 「身代わり出頭を頼まれて応じてしまったが、自分も罪に問われるのだろうか」「身代わりを頼んだ場合、どのような罪になるのか」「そもそも身代わり出頭は警察にバレ...
刑事事件 その他の犯罪 外患援助罪とは?適用された事例・判例は?成立要件や罰則を解説 2026年2月18日 外患援助罪(がいかんえんじょざい)とは、日本に対して外国から武力行使があったときに、外国に加担して、外国の軍務に服したり、軍事上の利益を与えた者を処罰する罪です。刑法第82条に規定されています。外患援助罪の罰則は「死刑又は無期若しくは2年以上の拘禁刑」です。なお、日本でこれまでに外患援助罪が適用された事例・判例はありま...