会社や病院などを経営していると、さまざまな不当要求の被害に遭う可能性があります。
経営者は会社や病院の「顔」となる立場なので、評判が落ちることを恐れるのを見越して弱みにつけ込んでくるのです。
しかし、そのような卑劣な脅しや要求に応じる必要はありません。
今回は、経営者に対する不当要求への対処方法を解説します。
1.早期に対応する必要性
会社や病院の経営者が脅迫や不当要求を受けるパターンはさまざまです。
不倫や浮気をしていて浮気相手から「周囲にバラす」と脅されるケースもありますし、交通事故の相手方から「このことが公になったら困るはず」と言われて高額な慰謝料を要求されるケースもあります。
女性従業員から謂われのないセクハラ被害を訴えられるケースもありますし、会社に対するクレーマーの攻撃が社長個人に向かってくることもあります。
このように、経営者が不当要求や脅迫の被害に遭った場合、早めに対処することが重要です。
対応が遅くなると、トラブルが大きくなって実際に事件が公になり、会社の評判が低下してしまう可能性があるからです。不当な金銭請求に応じているうちに要求がエスカレートして、金額がめちゃくちゃに膨らんでくる可能性もあります。
2.弁護士が介入するメリット
経営者の方が不当要求を受けている場合には、弁護士に対応を依頼すべきです。
ご本人がご自身で対応しても解決できることは少ないですし、相手が強い勢いで迫ってきたり書面を作成させられたりして状況が悪化してしまうことが多いからです。こちらが言った言葉の1つ1つの揚げ足を取られるケースもあります。
弁護士が対応する場合、弁護士が全面的にご本人の代理を務めますので、ご本人が直接対応することはなくなります。また、毅然とした態度で相手に要求に応じないことを伝え、必要に応じて内容証明郵便で警告を発したりすることにより、相手に諦めさせることが可能です。
早期に対応すれば、会社にノーダメージで解決してしまうことも充分に可能ですし、家族に迷惑をかけることもありません。
当事務所では、男女問題や経営に関するトラブル、会社のトラブルなど経営者の方が遭遇する各種トラブルに対応しております。お困りの際には、是非とも一度ご相談下さい。