- 脅迫や恐喝の被害に遭ったけど、自分が今、どう対処すべきかがわからない…
- 脅された時にどこに相談すればどんな対応をしてくれるのか知りたい…
こういったことでお悩みではありませんか?
じつは、脅された時にどこに相談してどう対処すべきかは、被害者が加害者に対して何をしたいのかによって決まってきます。
具体的には、加害者に刑事処分を受けてもらいたいのか、あるいは、穏便に解決したいのかによって対処法が異なります。
そこでこの記事では、恐喝や脅迫被害者の目的別に分けて、相談先と対処法について解説します。
恐喝・脅迫に強い弁護士がわかりやすく解説していますが、記事を読んでも問題解決しない場合は気軽に弁護士にご相談ください。
誰でも気軽に弁護士に相談できます |
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恐喝・脅迫の加害者に刑事処分を受けて欲しい場合
恐喝・脅迫の加害者に刑事処分(懲役・罰金・禁固刑)を受けさせるには、警察に被害届か告訴状を提出して逮捕してもらう必要があります。
街中で恫喝されてカツアゲされたようなケースでは110番通報して警察を呼んでもいいですが、そこまで緊急性が高くない場合は最寄りの警察署に出向きましょう。
被害届の出し方等については恐喝・脅迫の被害届を出す3つのメリットと出し方をわかりやすく解説に詳しく書かれているので参考にしてください。
警察署に出向く前にまず相談したい場合は、警察相談専用電話#9110に電話をして、助言や指導をしてもらうのもいいでしょう。
ただし、恐喝や脅迫行為の悪質性が軽微、証拠不十分、といった場合には、警察は被害届や告訴状の受理を渋る傾向があります。
行為の悪質性が軽微だと刑事ではなく民事で解決すべき事案として扱われ、民事不介入の原則(民事紛争に警察権は介入できないという原則)により事件として処理してくれません。
また、犯罪を犯したと強く疑われる程度の証拠がなくては警察は被疑者を逮捕することはできません。
そのため、行為内容の悪質性が高いことをしっかりと伝えるためにも、加害者のこれまでの言動を客観的に整理したメモ等を持参すると良いでしょう。
証拠については、メールのやり取りや電話の通話録音データなど、出来る限りの証拠を集めましょう。
恐喝・脅迫被害を出来るだけ穏便に解決したい場合
恐喝や脅迫の加害者が配偶者や交際相手など身近な人の場合、逮捕されることまでは望まない被害者もいることでしょう。
公にしたくない、刑事裁判に証人として出廷したくない、自分も加害者に秘密を握られていて警察に頼れないなどの事情を抱えている方もいることでしょう。
また、被害届が受理されても、捜査に着手するしないの判断は警察次第ですので、加害者が逮捕されるまで悠長に待っていられない方もいると思います。
その場合は、弁護士に相談し、加害者への早急な対応を依頼することをお勧めします。
刑事告訴や民事訴訟をされることをおそれて、弁護士が介入してきた時点でおとなしくなる加害者も少なくありません。
弁護士に抵抗する姿勢を見せた場合には、内容証明や電話、対面により警告を出し、それにも従わない場合は、架電禁止の仮処分や接近禁止の仮処分を裁判所に申し立てる対応もできます。
これにより最終的には「被害者に金輪際連絡や接触をしません」という確約書を加害者に書いてもらい解決することがほとんどです。
また、加害者に慰謝料を払ってもらい示談で解決を図ることも可能です。
刑事事件として立件されれば、加害者は逮捕・勾留され、起訴されて刑事裁判になれば懲役刑などの刑事処分を科せられることもあります。さらに前科がつくことにもなるでしょう。
弁護士が恐喝・脅迫の刑事事件化を交渉材料として加害者と交渉することで被害者が満足する額での示談が成立することも期待できます。
ストーカーや配偶者による被害のケース
ストーカーから脅されている場合は、ストーカー規制法に基づき、警察から相手に警告を出してもらうこともできます。
もちろん警告に従わない場合は最終的に逮捕もあり得ますが、加害者に引き下がるチャンスを与えて穏便に解決できる機会を作ることができます。
また、配偶者からのDVや脅迫、ストーカー被害を受けている場合には、住民票閲覧制限という制度により被害者の移転先住所を調べられないよう対策をとることもできます。
まとめ
恐喝・脅迫されたら、加害者の処罰を望むのか、平和的な解決を望むのか、相手との関係性や自身の置かれた状況を考慮して選択しましょう。
ただし、警察は費用もかからず物理的に加害者を隔離してくれるというメリットがある反面、相談してから逮捕に踏み切ってくれるまで日数を要することもあります。
脅されている今の状況からすぐにでも脱したい場合は、迅速に対応してくれる弁護士にまずは相談してみましょう。
当法律事務所では、恐喝・脅迫に強い弁護士による24時間無料相談を全国から受け付けております。
親身誠実に依頼者を全力で守りますので、まずはお気軽にご相談ください。相談する勇気が解決への第一歩です。
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